日本の有効求人倍率0.44、過去最低を更新! -- このエントリーを含むはてなブックマーク

今回の日本の状況は97年の金融危機、
98年のアジア危機後より悪いとは思っていたが、
流動性の低い日本の雇用市場の統計も
ようやく経済の追いついたという感じだろうか。

詳しくはこちら
昨年秋以降、怖いくらい悪化に勢いがついている。

最近では、
有効求人倍率を下げないように、
職安が企業に、
取る気がなくても求人を残すようにお願いしている、
という話も聞きます。
統計のバイアスの点で気になる話題です。

それにしても、
厚生労働省の統計公表に対する姿勢はひどい

一応、統計のプロを自称する自分なので、
ニュースで見たら次に発表元・一次ソースを当たるのだが、
求人倍率のニュースは探しにくすぎ。

グーグルで検索
→ 検索結果が上位に出ない。
 辛うじて出た厚労省へのリンクは1年前のデータ。。。

政府系のe-Statを検索。
→リンク不調。トップページ表示できず。

総務省統計局のページ
→職業安定業務統計は対象外?見当たらない。

厚生労働省のページ
→トップページには見当たらない。
 「本日の新着情報」に敢えて載せない理由が不明。

厚生労働省のページ>統計調査結果
→見当たらない。これはもう異常。
 システムのバグか、職員の頭のバグだと思う。

厚生労働省のページ>報道発表資料>2009年6月>一般職業紹介状況(平成21年5月分)について
→ようやく見つかった。

意味不明を通り越して、悪意を感じました。
「民は愚かに保て。」
を地で行ってますね。霞ヶ関(笑)バンザイ!


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テーマ : 政治・経済・社会問題なんでも
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(デトロイト)雇用関係の良いニュース -- このエントリーを含むはてなブックマーク

GEがミシガンにリサーチセンター建設。最終的に1200人雇用。
GMがミシガンのオリオン工場でサブコンパクトカー生産。最終的に1200人雇用。
両方とも、デトロイトではなく郊外ですが、
人件費や不動産の値下がりで、企業や人が集まるようになるとよいですね。。。

一方で、GMは今年中に4000人のホワイトカラー追加削減を決めたようです。。

GE to build Michigan manufacturing research center
GE to build $100M manufacturing technology research center in Michigan; 1,200 jobs possible
AP) On Friday June 26, 2009, 12:32 pm EDT

Mich. finally gets good news with small car plant
AP) On Friday June 26, 2009, 12:18 pm EDT


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ニートとは何か? -- このエントリーを含むはてなブックマーク

数学系の院生というのはニートみたいなものなので、
ニートや引きこもりの記事が出てくると気になる。

ニートというのは誰が定義したのかはっきりしない。
言葉の発祥はイギリスだが、使われ方や知名度が全然違う。
Wikipedia によれば玄田有史が定義したらしい。
ともかく、厚生労働省は、2004年の労働白書で、
「非労働力人口のうち、年齢15歳-34歳、
通学・家事もしていない者」
ニートと正式に呼ぶことにしたようだ。

私は、この言葉は、非常に政治的だと思う。
マスコミによってそのイメージは歪曲され、
あたかも「ごく最近現れた働く意欲のない若者」
であるかのように描かれているが、
実際には、昔から大して人数は変ってない
(93年:40万人→06年:62万人だが増加の
大半(15万人程度)は定義変更によるもの)、
わずかな増加分は就職氷河期に上積みされたもので
原因は明らかに景気循環と新卒一括採用&終身雇用制のせいだ。

結局、
厚労省が「収入がなくても年金保険料免除は認めないぞ」、
産業界が「氷河期に新卒で就職できなかった奴の支援はしないぞ」、
と言いたいがために使われている言葉なのかなあ、と思ってしまう。

ちなみに、マスコミ的には、
「なんでおまいらには意欲がないのか!」
とニートを疑問視したり叱咤激励するのが定番だが、全くくだらない。
昔から、意欲がない人と言うのはたくさんいて、
成熟したストック社会になったために
そういう人達の中にも良い生活が出来る人が増えた、
というだけのことだろう。


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修士論文の思い出 -- このエントリーを含むはてなブックマーク

私は、ずっと昔は純粋数学をやっていて、
学部生の頃は本気で数学者になりたいと思っていた。
若気の至りというのは恐ろしいものだ。

結局、途中で分からなくなって辞めてしまったので、
後半はあまりいい思い出がないのだが、
良い先生に巡り合ったお陰で、
修士論文は楽しく書くことができた。
オリジナルの論文を書くという経験は、
現在研究をする上でも非常に役に立っている。

あの経験がなかったら、
もう一度大学に戻ってPhDを取ろう、
などとは思わなかったと思う。

今では内容すら正確には思い出せないが、
自己紹介の一環として、
自分のホームページに修士論文の英文概要を載せている。

これにはたまに予想外の反響があったりして、
もう約10年も経っているというのに
今日は、イスラエルの数学科の学生(?)から、
お前の修士論文をくれ、とメールが来た。
嬉しい話である。

しかし、残念ながら、
当時パソコンに疎かったので、
修論のファイルを保存していない。

修論くらいきちんとしておけばよかった
と思う今日この頃である。


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(デトロイト) ミシガン州の09年5月失業率、14.1%に -- このエントリーを含むはてなブックマーク

本日、米国の5月の地域別失業率が
労働統計省 (Bureau of Labor Statistics)から
発表された。

アメリカの失業率など雇用関係のデータは、
各地域別の失業率は2週間ほど遅れて発表される。

ミシガン州は前月比1.2%増の14.1%
と変化幅、水準ともにダントツである。
以下、オレゴンの12.4%、ロードアイランド、
サウスカロライナの12.1%と続く。

ちなみに過去最高の地域別失業率は、
83年3月のウエストヴァージニアの18.2%、
続いて、82年11月ミシガンの16.9%である。

最近の失業率の特徴は、全ての地域で悪化していること。
西海岸と五大湖周辺は特に悪いが、東海岸も南部も良くない。
テキサスは去年当たりまで悪くなかったが今は良くない。
比較的安定しているのが、
天然資源に恵まれているモンタナ、ノースダコタ、
農業中心で景気の影響を受けにくい、ネブラスカ、アイオワ
あたりの小さい州である。

ミシガンは、6月からクライスラーが生産再開したみたいだし、
今月は回復するといいけど。。。



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ジャンル : 政治・経済

英語表現の調べ方 -- このエントリーを含むはてなブックマーク

英語を使うとなると英和辞典を使うことが多いのだけど、
文章を書くときによく使うのは、
英辞郎」(オンライン版書籍版)に加えて、
google である。

例えば「定理1と同様の仮定の下で」と言いたい時、
Under the same assumptions as
Under the same assumptions to
のどちらが自然かを知りたい時は、
"" の中に囲んでgoogle.com で検索してみる。
(日本語ページで検索しないように注意!)
すると、前者のヒット件数が8750件、後者が25件で、
前者が正しいことが分かる。

翻訳に役立つGoogle活用テクニック
にそのあたりのノウハウは詳しく書かれている。
大学院に留学する人は必読だと思う。






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代数と統計学の関係? -- このエントリーを含むはてなブックマーク

今年の就職面接で聞かれた印象深い質問の一つに、
大学院で数論をやっていたと聞いたが、
統計をやる上で役に立ったことはあるか?

というのがあった。

その場では答えられなかったのだが、
敢えて言えば、
私は時系列解析をやっているので、
ARMAモデルなどでラグ・オペレーターの多項式を
使うと便利なことが多い。
そんな時に、真のパラメーターを識別できる条件を
表現したいときに多項式の既約性が役に立ったり
することはあった。

最近は、代数統計学なんてものもあるらしい。
まあ、パラメーター空間を代数多様体とみなすことは
常に可能な気がするので、
そんな分野もあるのだろうと思うけど
私は詳しく知らない。



テーマ : 数学
ジャンル : 学問・文化・芸術

(デトロイト)どんどん店を閉める小売業者 -- このエントリーを含むはてなブックマーク

夏にデトロイト郊外に引っ越すので、
最近、デトロイト関係のニュースをチェックするようにしている。
はっきり言って、経済に関して良いニュースは何一つない

今日は、ウォールストリートジャーナル誌の記事
"Retailers Head for Exits in Detroit"。

デトロイトでは今:
― ビッグ3がホワイトカラーを切っている。
失業率は22.8%フードスタンプ受給者が30%
― 数百のビルが放棄されたまま
― 市の歳入減少により、警察の応答速度や除雪サービスが低下。

その結果、小売店が町から逃げ出して、
― 自動車の町と呼ばれるが、クライスラーやジープを買うには町の外まで
  出向かなければならない。
― 本拠地が40mileしか離れていない大手書店 Borders
  (訳注:本社=アナーバー)がデトロイト最後の店舗を閉めた。
― 人口90万の都市なのに、スターバックスが4軒しかない。
― 全米展開しているスーパーも一つもない。
市民の約半数は、週に2度ほど市外のスーパーに買出しに行っている。

一方で、
― 2001年と2005年に激安大手スーパーのAldiが進出
  大きな利益を上げている。

要するに、将来の希望が無い都市なので、
経済の実体が悪化する以上に、小売業者が店を畳んでしまい、
供給不足に陥っているということらしい。
需要不足で苦しんでいる日本の小売業の方、
デトロイトに進出してくれませんかねー。


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統計学って何が楽しいの? -- このエントリーを含むはてなブックマーク

「統計学って何が楽しいの?」
と聞かれて一番分かりやすい答えは、
「別に楽しくないけど」
だと思う。
実際、美しくないからこそ
数学より人気がないのだと思うし。

実際、統計分析というのは
データがよほどキレイでないとうまくいかない。
新しい複雑なモデルを当てはめた場合等は尚更である。
そのため、データのクリーニングや分析には時間がかかるし、
いわゆる雑用のような仕事は非常に多い。

理論的にも基本的な概念が美しく整理されているのか
いまいちよく分からない面もある。
回帰分析には回帰診断というモデルの妥当性を
検証するステップがあるけど、
そんなステップがあること自体、
統計学が整理されない証拠なんじゃないの?
という数学者の意見はそれなりに正しいと思う。

それでも苦し紛れに
統計学の数学的な面白さを描写するとすれば、
不確実性のない数学という道具を使って
不確実なものを記述するモデルを作るところ
が面白いんじゃないかと思う。


テーマ : 数学
ジャンル : 学問・文化・芸術

失業率と自殺率 -- このエントリーを含むはてなブックマーク

失業率が上がると自殺率が上がりますよ
だからうんたらかんたら、という記事
日経ビジネスオンラインに載ったようだ。
城繫幸さんのブログにも引用されていた。

記事は、経企庁出身の偉いお方が書いていて
政策的なインプリケーションは、
「正社員を解雇すると
失業者の増加によって生産が減少したり
自殺したりする人が増えるから
正社員を解雇できないようにしようぜ、
非正規雇用の安易な拡大も禁止!

ということらしい。

でも、自殺率ってのをもっと詳細に年齢階層別に見ていくと、
日本では失業率の高い若年層(*1)よりも
再就職の難しい中高年(45-64歳あたり)の
自殺率が米国に比べて際立って高い
ことが分かる(下図)。

SuicideRate_20090614141412.jpg

出所:(日本)厚生労働省・人口動態統計(2006)、
(米国)Center for Diesase Control and Prevention (2006)

これは、
失業よりも流動性の低い雇用市場の方が問題
ということなんじゃないかなあ、と私は思う。

まあ、この日経の記事には
例えば不況の時に解雇をやめて生産を維持したところで
需給ギャップはどうなるの?
とか他にも突っ込みどころはあるのだが、
気になるのは、この間の労働経済白書の件なども含め
雇用流動化に逆行する「揺り戻し」が進行中
なのかなあ、ということ。

もっとも、私にはその理由はよく分からない。
単なる選挙対策なのか、あるいは
政治家や官僚が大企業の大量解雇に怒って
感情的になっているのだろうか?

知ってる方、教えてください(笑)。

(*1)
2006年の年齢別完全失業率は、
15-24歳 8.0%、25-34歳 5.2%、35-44歳 3.4%、
45-54歳 2.9%, 55-64歳 3.9%、65-74歳 2.1%。
その後も傾向は同様。


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勝負師から学ぶ留学の心得 -- このエントリーを含むはてなブックマーク

私がアメリカでPhDを取ろうと思った理由は、
結構曖昧なものだ。

日本じゃだめだったのか、という質問に論理的には答えられない。
それに、アメリカに憧れなんてものは全然なかった。
英語も苦手だった。

しかし、日本では多分上手くいかないだろうという直感はあった。
だいぶ歳をくってしまった自分が、世間の目を気にしながら、
フルタイムの学生を続けることは難しいと思ったし、
大学のポストに就くことが難しいのも知っていた。
失敗した時に、就職先がないだろうという心配もあった。

そんな時にアメリカでやってみようと思ったのは、
状況を複雑化させるという苦肉の策であった。

海外の大学で仕事に就く事は難しいかも知れないが、
戻ってくることもできるのだから少なくとも選択肢は広がる。
アメリカの企業は、博士の採用に積極的らしいので、
日本にいるよりは希望が持てる。
失敗して帰国も、留学していたことを理由にして
少なくとも失敗した他の人たちとの差別化を図ることはできる。

「複雑化」という作戦は、
将棋界のカリスマである羽生善治のインタビューか何かで知ったものである。
将棋で不利になった時には、
とにかく状況を複雑に
する。
すると知らぬ間によくなっている事もある、という。
しかし
、別の一流棋士である鈴木大介によると、
「羽生さんはバクチは決して打たない」という。

この状況を無理矢理、統計的に表現するなら、
不確実性を大きくするべきときも
期待値が下がるような選択をしてはいけない

ということになると思う。

留学と言うと、情報が手に入らない分、
バクチを打とうとしてしまう人がよくいるが、
この点は注意しなくてはいけないだろう。


テーマ : 留学・留学生
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35歳で非正規雇用→人生終了 -- このエントリーを含むはてなブックマーク

最近気づいたことだが、日本では35歳が節目の歳の一つだと思う。

まず、企業の中途採用市場で広く言われているのが35歳限界説
もちろん、マネージメント経験とか特殊な免許とかがあれば別だけど、
そうでないと35歳以上の転職は厳しい。

自分にとってもうちょっと身近なところで言うと、
最近知った文部科学省のポスドク対策
最近の流れは、博士取って5年間くらいは
学振PDとかCOEポスドク、特任助教なんかで国が面倒を見るけど、
それまでに定職につけなかった人は自己責任ということらしい
(なんと無責任な!)。
博士を取得する年齢は飛び級なしの最短で27歳だけど、
浪人、留年、留学、分野変更、キャリア変更なんかを考えると
まあ大雑把に言って30歳前後。
ポスドク5年やると35歳くらい。

国民年金は20歳から加入義務があるけど、
非正規雇用の若者なんかは納めていない人が多い。
それでも25年は払わないともらえないから、
60歳まで払うとするなら35歳には払い始めないともらえない。
もっとも、実際には65歳くらいまでは働く人が多いから、
この件は若干余裕がある。

また、最近知ったのだが、厚生労働省によるニートの定義
「非労働力人口のうち、年齢15歳-34歳、通学・家事もしていない者」
ということらしい。
35歳になるとニート卒業となる理由はよく分からないが、
責任逃れの上手い官僚のことだから、
将来の財政措置も考えて35歳未満という縛りを設けているに違いない。

ネタが古すぎるけど、
倖田來未の「35歳過ぎると羊水腐る
発言なんてのもあった。
本当に信じて問い合わせた人もいるみたいだけど、
当然ながら根拠は無し。
出産年齢別のダウン症発生率の統計なんかも調べたことがあるが、
年齢とともに指数的に上がっていくだけで
35歳が閾値であるわけではない。
35歳以上で出産する人は統計的に少ないし、
いろいろ検査することにしようぜ、って言う話。
これまた、厚労省の医療費対策と関係がありそう。
でも、あの発言は「30歳」でも「40歳」でも
インパクトが薄かったことは間違いないと思う。

というわけでいろいろあるわけだけど、
自分もそう遠くない将来35歳になるので
そういうのが気になってしまうのだろう。。。


テーマ : 経済
ジャンル : 政治・経済

アメリカの治安の調べ方 -- このエントリーを含むはてなブックマーク

留学先を選ぶ時に治安というのは重要な要素だろう。

アメリカは、同じ都市の中における
治安のいい場所と悪い場所の差が極端なので
細かく調べる必要がある。

Neighborhood Scout というサイトの
犯罪率のマップは便利だ。

100点満点で、今住んでいる地区は74点、キャンパスは12点。
どうでもいいけど、今度の大学は1点(笑)。
まあ、犯罪率って人口当たりで表現することが多いから、
人口の少ないキャンパス周辺の治安は過小評価されている面はあるだろう。
実際、今いる大学の治安はかなり良い。
しかし1点はひどすぎる。どうにかならないのか、デトロイトの治安。。。




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アメリカで日本の本・雑誌を買う -- このエントリーを含むはてなブックマーク

当たり前だが、
海外にいると日本の本や雑誌が買える本屋があまりない。

本については、
量が多くて(10冊以上)早く欲しい時は
Amazon.co.jp で注文するのが便利だし、
量が少ない時は、
オンライン書店ビーケーワン
を利用するのが良いと思う。
Amazonの配送料は、
2700円+300円×冊数 で大抵DHLの速達便。
ビーケーワンの配送料は
実費でEMS, OCS, SAL便などが選べる。

週刊誌については、個別に買う事は難しい。
定期購読なら、同じくビーケーワンでやっている。
何故かホームページが嫌がらせとしか思えないほど使いにくい。

個別の週刊誌に関していうと、
日経ビジネス
は、
アメリカでも日本と同じ価格で郵送してくれる。
記事の内容が薄いような気がしているのは私だけでは
ないと思うが、日本の雑誌を普通の値段で早く読みたい、
という向きには重宝するサービスである。
ただし二週間分がほぼ同時に届いたりすることがある。
以前は、週刊朝日やAERAも同様のサービスを
提供していたような気がするのだが今はないようだ。
週刊ダイヤモンドと東洋経済は、
出版社に頼むと、毎号1000円くらいで送ってくれる。
(価格的にはビーケーワンと変らないかも知れない。)

Fujisan.co.jpが、デジタル雑誌の販売を始めたが、
そもそも紙に印刷した物を読みたいから買うわけで
オンラインでは何の意味もないと思う。

ちなみに、シカゴの三省堂など
リアルの本屋で日本の本を買うと、
日本の価格の6割高くらいである。


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R: repeated measurements (反復測定)のあるデータの差の検定 -- このエントリーを含むはてなブックマーク

二群の差の検定をする際、各観測値が独立ならt検定でOKだが、
同一標本から複数の観測値がある時はt検定ではできない。
よく用いられるのは、以下のlinear mixed effect (LME) model

変数 = 群(fixed) + 標本(random) + 誤差項

でfixed effect の有意性をテストするものだが、
どうも妥当な結果が出ないデータがあった。

恐らく、random項の分散の推定に問題が出たのだと思う。
もしかすると、2群の均一分散や正規性の仮定が問題なのかも知れない。

そこで、
ブートストラップ(bootstrapping)を用いて、
二群の差を正規検定するコード(difftest.cls)
を統計ソフトRで書いた。
例:

> Y <- data.frame(ID, MB, Z)
> difftest.cls(Y)
$mean
[1] 0.2579233

$sd
[1] 0.3583822

$z.val
[1] 0.7196877

$p.val
[1] 0.4717173

使いたい人はご連絡ください。


テーマ : 数学
ジャンル : 学問・文化・芸術

トラックポイント -- このエントリーを含むはてなブックマーク

最近、マネックス証券の松本大さんのブログ
「パソコンを代えたら
一時的に手や肩が凝らなくなった。
無駄な動きが実は体に良い。」
とあったが、私も似たようなことを感じていた。

私は昨年の12月に、Panasonic の W-2 から、
トラックポイントのついたLenovo の Think Pad X61s
に乗り換えた。
トラックポイントというのは、キーボードのGとH
の間にマウスがあるので、確かに操作は便利で早いのだが、
こればかりで使っていたら右肩が凝る

元々右肩が凝りやすいので
最近は、左右の手でトラックポイントを併用したり、
マウスと併用したりしている。
(ちなみに私は両利きなので、
新しいものを操作する度にどちらの手を使うか決める。)

余談だが、松本大さんのような人が
ブラインドタッチできない
というのはちょっと衝撃であった。


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ジャンル : コンピュータ

OPTの申請 -- このエントリーを含むはてなブックマーク

アメリカは外国人労働者を積極的に
受けているように見えるかもしれないが
それはアメリカの国の求心力が凄いからであって、
労働ビザを取るのは容易でない。

大卒以上で特定の要件を満たす職種であれば
アメリカ国内の企業や各種機関で働くためには
H1-Bというビザを申請することができるが、
このビザは毎年4月上旬に受け付けを開始し、、
初日に発行枠上限(65,000人)に達して締め切り・抽選
という年も珍しくない(*1)。
しかも、取得できたとしても働けるのは10月からである(*2)。

例えば去年の6月に
米企業から採用通知を受け取ったとしても、
ビザの申請ができるのは今年の4月、
そして働けるのは今年の10月からとなる。
企業は、そんな不確実で時間も費用もかかる人を
雇いたくないので、よほどのことがない限り、
日本から直接米企業に雇用してもらうのは
難しいのある。

一方で、
アメリカの大学または大学院を
卒業した外国人学生は、
卒業から2ヶ月以内を初日として
1年間(分野によっては最大29ヶ月間)
米国内で働けるという特権
OPT (optional practical training)
を取得できる。
これは、アメリカの大学・大学院を卒業する
大きなのメリットの一つである。

もっとも、
アメリカのやたらと遅い事務手続きのせいで、
OPTの申請にも非常に時間がかかり、
最大で3~4ヶ月かかると言われている。

私は5月下旬に申請して、
8月中旬から雇用契約が開始するので結構心配していた。

しかし、今日、ステータスチェックをしたところ
労働権利証カードの発行が依頼されたとのこと。
今から30日程度かかる可能性があるらしいが、
どうやら仕事開始に間に合いそうで、
胸をなでおろしている。

(*1)
修士以上は別途20,000人の枠があるが、
この枠でさえ2008年は抽選となった。
不況の影響で2009年は、一般枠65,000人のうち
5月18日時点で45,500人しか申請していない

(*2)
ただし、大学や大学病院、NPO、政府系機関で働く場合は
枠や時期に関係なく即座に申請できる。


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労働経済白書「日本型長期雇用の維持を」 -- このエントリーを含むはてなブックマーク

労働経済白書の全容が明らかになったらしい。
全容が明らかになってるのにまだ発表しない、
というのも公表資料の透明性や迅速さという点で
国民を馬鹿にしていると思うが、
ニュースで概要を読んで目が点になった

私見だが、
日本では少子高齢化で従来型終身雇用の維持が難しくなる中、
日本経済は

非正規労働者の拡大(←今ココ

正規労働者比率の50%割れ

政治的に正規労働者の解雇を容易にする法案が通る

終身雇用制度の崩壊・雇用の流動化

柔軟な経済構造への移行

という道を辿るのではないかという
希望的観測を抱いていたのだが、
今回の白書の提言は、
時計の針を15年前に戻しましょう
ということらしい。

90年代以降の日本は
失われた10年とか15年とか
はたまた20年とか言われてきたわけだけど、
これは日本経済が構造転換をするための
長い道のりの真っ只中にあるからであって
決して失われたものだけではない
のだ、
と私は考えてきた。
現在の会社員は、80年代のように貴重な休日を
会社の運動会や社員旅行で潰す必要もなくなったし、
毎日付き合いで同僚と飲みに行くという習慣も薄れた。
やりがいのある仕事を求めて転職することも
昔に比べれば容易になった。
待遇面はともかくとして、サラリーマンが
昔のように社畜となる必要性は薄れたと思う。
これは大きな前進だ。
(ちなみに私の友人のエコノミストも同じ意見だった。)

しかし、厚労省の主張は、
「過去15年に起こったことは全て間違いでした。
15年前に戻りましょう。」
ということらしい。

最近、著名人のブログに「日本オワタ」論がよく登場するが、
国がこんな方針で走り出したら、
本当に日本は終わると思う


テーマ : 経済
ジャンル : 政治・経済

アメリカのクレジットカード会社のひどさ -- このエントリーを含むはてなブックマーク

昨年ごろからアメリカのクレジットカード会社は
貸し倒れの増加で経営が苦しくなっている。
そこでカード会社は、
いろいろとポイント制度を改悪させたりして対応している。

ポイントをためてキャッシュバックを受け取るのを
楽しみとしている私は残念なことだが、ここまでは
まあ仕方がないとも言える。

しかし、ここに来てシティグループのCiticardが、
貯まったポイントの交換をする申請書を
ウェブ上から削除する
という暴挙に出た。

つまり、
「ポイントは貯まりますが
どうやって交換するかは教えません」
というわけだ。

政治的にもカード会社の悪行はいろいろ話題になっていて、
説明されていない手数料をチャージする
とか、
勝手に支払いサイクルを変更してその間の金利を掠め取る
とか、
やりたい放題やっているようだ。
事実上の無法地帯といってよい。

上限金利の問題にしても、
教室の外に出たことのない経済学者は、
上限金利規制は効用を低下させる、と主張するが、
規制がないアメリカのような国では、
様々な手数料を課して実質的には法外な金利を取るということが可能になる。

消費者を詐欺的な搾取から守るためには
ある程度の規制は必要なのだ。


追記:

シティにredemption form はどこだ、とE-mail で問い合わせたら、
リンク切れのホームページアドレスと
辿れないホームページのメニューの説明を送ってきた。
再度の問い合わせに対しても、同じ返答。3度目は、
「今回まともな返答がなければ
Better Business Bureau(アメリカの苦情情報処理機関)
に連絡する」
と脅したところ、郵送で送るとのこと。
わざとやってるとしか思えない。






テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済

ポスドク:倍増も職なし 海外流出は加速 -- このエントリーを含むはてなブックマーク

毎日新聞に
海外でポスドクをする日本人が増えているという記事
が出たことをを知った。

調査は素粒子論分野だけだが、
恐ろしい勢いで海外に流出している。
「海外流出したポスドクは98年度の3%弱から
04年度28%、08年度41%と急増した」
らしい。

そういえば、
東京で働いていていわゆるリクルータをやって
素粒子論の学生に会った際に
「博士を取るとみんな海外に行ってしまう。
そのあと、どうしているかは知らない。」
という話を聞いたのを思い出した。
日本が強い分野だけに人材流出が激しいのだろう。

もっとも、ポスドクでアメリカに来ても
数年で帰ってしまう人は多いので、
実質でどのくらい流出しているのかは分からない。

こういうニュースを見ると、
日本オワタとか、何かと悲観的な意見が多いわけだけど
私はそんなに悪いことではないと思う。

日本では子どもの数も減っているし、
高齢化で国が大学に割ける予算も減っている。
せめて日本人が国際競争力を維持するために
どんどん海外に出て行って、研究資源を活
用していけば良いのではないだろうか。

そうすることで、国内に残る人材の需給も逼迫して
研究者の待遇改善につながるだろう。


テーマ : 研究者の生活
ジャンル : 学問・文化・芸術

留学と結婚 -- このエントリーを含むはてなブックマーク

同じ学科内で結婚した韓国人のカップルが今年離婚した。
詳しい事情までは知らないが、
やはり物理的な制約が非常に大きかったことは間違いない。

私は中西部の大学にいるが、
彼らは結婚して何年も経たないうちに、
夫はポスドクとして南部の大学へ、
妻は更に何年かして北東部の大学へ就職した。
将来一緒に住める目処が全く立たないというのは
精神的にとても厳しいものだろうと想像する。

こうした例は決して珍しいものではなく、
親しい学科内のカップルに限っても
千キロメートル以上離れた場所に就職したカップルが
少なくとも二組いる。

私の指導教官は、夫婦で同じ大学に勤めるために
2年分のキャリアをほぼ捨てて現在の大学に移ってきた。

今年、大学の就職面接を受けた際にも、
競合相手の女性の候補者の一人は夫が受験先の学科に
勤めていると、友人から教えてもらった。
不公平だと思う一方で、複雑な気持ちになった。


合理的に考えれば、
定職を探してから伴侶を探す方がいい、
という結論に至るわけだが、
基本的に大学で研究するということは孤独であり
ましてそれが異国の地であれば輪をかけて孤独だ。
専攻も同じで苦楽を共にした魅力的な異性がいれば
在学中に惹かれあうのは無理ないと思う。

アメリカのスケールの大きさは、
こういうときにはネガティブに作用する。


テーマ : 留学・留学生
ジャンル : 学校・教育

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Willy

Author:Willy
日本の某大数学科で修士課程修了。金融機関勤務を経て、米国の統計学科博士課程にてPhD取得。現在、米国の某州立大准教授。

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