奇抜な年賀状はやめましょう -- このエントリーを含むはてなブックマーク

海外にいることを言い訳に、ほとんど年賀状を出す事もなくなってしまった。
知人でこのブログを読んでいる方がいるならば、この場を借りてお詫びしたい。

そんな私も、実は高校生の頃は手紙が好きで、昔の数学の先生に手紙を書いたり、
遠くに住む女の子と文通したりと、結構筆まめな少年であった。

当時から他人と同じ事をするのが嫌いだった私は、
お決まりのやる気の無さげな干支のスタンプの脇に
「あけまして おめでとう」とか「今年もよろしく」なんて
書いてある年賀状が我慢ならなかった。

そこで私が高校1年生の時に出したのは、裏面が白紙の年賀状だ。
「Willy ならやりかねない。当然、故意に白紙で出したのだろう。」
とすぐに理解した友達、
「Willy のやつ手を抜きやがって!」
とキレ気味の友達、
「裏面白紙だったよ。印刷し忘れ?」
などと返事に書いてくれた生真面目な友達。
白紙にもかかわらず、反応は様々で面白かったのを覚えている。

この白紙年賀状の話題性に気をよくした私が次の年に考えたのは
特製の「両面年賀状」だ。
表裏は全く同じデザインで、上段は切手と宛先で、
下段にメッセージを書く欄を作った。
両面とも、絵はがきの宛先を書く面と同じ、と言えば分かりやすいだろうか。
当時調べた限りでは、どちらを表面と見なした場合でも
郵便のルールには抵触していなかった。
私はこの年賀状の二面に、異なる宛先を書いて発送した。
表裏どちらかの受取人にまず配達されるはずなので、
年賀状の両面に、
「最初の受取人は読んだ後でポストに投函して、
もう一人の受取人に届く様にして下さい。」
との注意書きを添えた。
一人目に届いた時には切手に消印が押されるから、
次は二人目に配達されるはずである。
ハガキ1枚で、二人に年賀状が出せる上、
一人目の受取人が二人目の受取人にメッセージを送ることもできるという
究極の「エコ年賀状」であった。

しかし、壮大な計画とは裏腹にこの年賀状は混乱を極めた。
最初の受取人なのに意図が理解できずにポストに投函しなかった友人、
受け取った年賀状をポストに投函したものの再び自分の所に戻ってきてしまった友人
が多く、当初の計画通りに配達された年賀状は数えるほどという残念な結果となった。
特に郵便局員が表裏を間違えるというのは、大変がっかりした出来事であった。

かくして「1年かけて友達の家を巡回するリレー年賀状」
という3年目の最終計画はあえなく水泡に帰したのである。


スポンサーサイト

テーマ : **暮らしを楽しむ**
ジャンル : ライフ

プロフィール

Willy

Author:Willy
日本の某大数学科で修士課程修了。
金融機関勤務を経て、米国の統計学科博士課程に留学。
2009年、某州立大数学科専任講師。2010年、助教。2016年、准教授。

検索フォーム
Twitter

Twitter < > Reload

お勧めの本
1.ルベーグ積分30講
―― 統計学を学ぶために。
   小説のように読める本。
   学部向け。


2.Matematical Statistics and Data Analysis
―― WS大指定教科書。
   応用も充実。学部上級。

全記事表示

全ての記事を表示する

最近のコメント
訪問者数 (UA)
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
海外情報
33位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
北アメリカ
5位
アクセスランキングを見る>>
人気記事Top10


(はてなブックマークより)

カテゴリー
最近のトラックバック
お勧めブログ