fc2ブログ

引越し -- このエントリーを含むはてなブックマーク

先週月曜日に、
ウィ●コンシン州マ●ィソン市(以下、M市)から
ミシガン州ト●イ市(T市)に引っ越しをした。
M市からT市までは車で7時間ほどの距離で、
ほぼ東に移動するだけなので、
気候もそれほど変らない。

同じ中西部の都市なので
文化や人のようすもあまり変らないだろうと思っていたら、
どうやら大都市圏に来たせいで、
人の対応が何かと冷たい。
素っ気無い店員とかが多くて、
やっぱり田舎の大学町との違いを感じた。
ボストンから来た友人は
反対の感想を述べていたけれど(笑)。

金曜日は新しいファカルティーのための
観光ツアーがあった。
参加者50人ほどのうち、
おそらく6割強がアメリカ人で
残りが外国人だったように思う。
アメリカ人は、デトロイトで生まれ育った人が多い。
まあ、カリフォルニアからデトロイトに
来ようと思う人は稀だろうから、これは必然だろう。
外国人の大半はアジアから来ている。
これはアメリカ中どこの大学に行ってもそうだろう。
日本人は自分以外にもう一人いた。

ところで、経済学部の韓国人が一人来ていて、
分野も近いのでランチの時に話をしていたら、
同じアパートに住んでいることが判明した。
400万人もいる都市圏の中の
わずか150世帯のアパートに
偶然二人とも住んでいたわけだけど、
アメリカって、
勤務先とか、職業、年収、人種、年齢とかで
絞っていくと結構似たような所に住んでいる
ことが多いので、あまり驚かなかった。
ちなみに日本人の人も、
数百メートル離れたすぐ隣のブロックに
住んでいるそうだ。
(だからといって、その辺りにはアジア人
ばかり住んでいるわけではないのだが。)

アメリカって、
いろんな人が住んでいるだけで
別に融合しているわけではないし、
融合を目的としているわけでもない。
(そもそもアメリカに限らず複数の民族が
融合している国なんて滅多にないと思うけど。)

アメリカやニューヨークを形容する際に
「人種のるつぼ」という言葉がよく使われるけど、
どちらかというと「カラーテレビ」とでも
言った方が的確な例えのように思う。
一見、色彩豊かに見えるけれど、
よく見るといくつかの原色の組み合わせで出来ている。
わざわざその仕組みに文句をつける人は滅多にいない。
白黒テレビより出来がいい限りは。


(写真:引越し前(上)と引越し後(下)の窓からの風景)
引越し前

窓の外(引越し後)
スポンサーサイト




テーマ : アメリカ生活
ジャンル : 海外情報

コメントの投稿

非公開コメント

No title

なかなかええとこですね。

おちついて研究できそうな。。。

アパート

>足立さん:

今度のアパートは庭も綺麗ですが、クラブハウスと呼ばれる談話室のような共有施設があるので、夜は誘惑を絶ってそこで勉強/研究できて便利です(笑)。

No title

すごい上出来なとこですね。家に住むとういうオプションは早すぎですか?(笑)

考えてみるとうちのアパートもアジア人ばかりですね(静かにしたいんで余り交流は無いですが)。アパート自体アジア人の学生が多い気がする(特に共有施設がある場所ほど)。シェアで家を借りるとういうのはアメリカ人(特に白人)が多い印象。

カラーテレビのanalogyいいですね。アメリカは国として移民に寛容ですが、実際人々の生活を観てるとまだまだ問題はありますね。僕の居るところは結構リベラルでmixed-race couplesは多い方だと思うんですがチャイナタウンなどは広がるばかりですね。雑種が増えて異文化のtensionは下がるのか上がるのか。

住宅

>apeescapeさん:

デトロイト圏は住宅が安めですから、そのうち買いたいですね。まあ雪かきに興味は無いので、コンドミニアムでしょうか。S&P Case-Shiller という指数が毎月出ていますが、国全体で底打ちの兆しが出る中、この辺りはまだ下がっているようです。

人種の件、個人的には非ネイティブの方が英語が通じやすいので、つい外国人で固まることがありますが、アメリカの問題はそれだけではないですね。

カラーテレヴィ

テキサス在住三年目の大学院生です.アメリカはカラーテレビとのこと,やや直感的には理解が難しいですが,それでも座布団一枚差し上げたい.
テキサス育ちのある親しい日系友人は,とても親しい友人は結局アジア系を中心に米国外のどこかに関係がある人達になる (同じ境遇でも個人差はかなりあるらしいが),と言っています.
私は将来もこの国に住みたいと思っていますが,その融合してるわけじゃないという現実を認識し始め,幻想を崩された感をまだ払拭できないでいます.

No title

Notwithstandingさん:

こんにちは。無理に融合しようとしない方が社会全体としてうまく行くのかも知れないですね。
僕は米国は日常生活の観点からはあんまり好きじゃないですが、合う人も結構いるのかも
知れません。場所によっても違いますね。大学町は外国人には暮らしやすいと思います。
プロフィール

Willy

Author:Willy
日本の某大数学科で修士課程修了。金融機関勤務を経て、米国の統計学科博士課程にてPhD取得。現在、米国の某州立大准教授。

検索フォーム
Twitter

Twitter < > Reload

お勧めの本
1.ルベーグ積分30講
―― 統計学を学ぶために。
   小説のように読める本。
   学部向け。


2.Matematical Statistics and Data Analysis
―― WS大指定教科書。
   応用も充実。学部上級。

全記事表示

全ての記事を表示する

最近のコメント
訪問者数 (UA)
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
海外情報
34位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
北アメリカ
4位
アクセスランキングを見る>>
人気記事Top10


(はてなブックマークより)

カテゴリー
最近のトラックバック
お勧めブログ