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2010年のアカデミック・ジョブ・マーケット -- このエントリーを含むはてなブックマーク



2010年度に向けたアカデミック・ジョブ・マーケットが
いよいよ動き出したようだ。

アメリカでは、基本的に全ての労働市場がシンクロしてるので
景気が悪い時はアカデミックでも(応募者にとって)
状況が悪化するのだが、民間よりやや反応が遅れる分、
今年のマーケットは過去十数年で最悪になるのではないか、
とも危惧されている。

一流私立大学は、不景気によるEndowment fund の損失と
寄付金の低迷で財政事情が悪化し、
州立大学は州政府の財政悪化で台所事情が苦しい。

今度学科長に会ったら、
うちの大学の状況も聞いてみようと思う。

唯一の頼みは、政府のstimulus package から出る研究費
だろうが、恩恵があるのは主にバイオ・医学関係だろう。


統計学科は、1960年代に出来たところが多く、
今はちょうど第一世代の引退の時期に重なってるので、
近年のジョブ・マーケットは概して良いと言われているが、
当然景気の影響を受けるし、近年は分野全体で
ファンディングも減っているので、予断を許さない。

以下、統計関連の教育・研究ポジションで、
気になったものをいくつか。

1. N州立大統計学科

昨年度、就職面接に行った大学。
統計学科のtenure-track/tenuredの研究ポジションは定員5名だが
2名の募集。しかも、今年度1人採用したところなのに、
来年1月スタートの急募である。
何があったんだろうと思ってHPを見たら、
カップル(アメリカ人男性+中国人女性)で働いていた人が
揃って他に移ったらしい。
面接で会った時には、美点を並べて薦めていたのに。
恐ろしいものを見た。

2.カリフォルニア大デービス校(UC Davis)

統計学科で、大規模データ関連の分野に絞った募集。
カリフォルニアって財政難なのに採用凍結(Hiring Freeze)
はかかっていないのかなぁ。
米国はなんだかんだ言って、引退した人の欠員補充
はやっているので、老人が勝手に定年延ばして若者の
ポストを奪っている日本よりはマシな状況なのかもしれない。

3.イリノイ大シカゴ校 (U Illinois-Chicago)

数学/統計/CS のいずれかの分野から募集。
昨年応募したが、確かHiring Freeze がかかったところ。
去年は全米で10-20%のポジションが一旦募集後に凍結されたので
これがどのくらい解除されるかも重要な点かも。

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テーマ : 研究者の生活
ジャンル : 学問・文化・芸術

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No title

東大は少しずつのばして65にするようですね。
昔なら定年後は私学に行けたのに、分野的に難しくなってきたようですね。背に腹は代えられない、というか、年金が65歳ですからねぇ~。。。

京大は63のままみたいですね。以前は東大定年後に数理研というコースがあったようですが。

定年

東大は確か昔は60歳でしたっけ?

私立への天下りも難しくなっているのも分かるのですが、ポストの総数が変わらないだけに他のところに皺寄せがきて問題が大きくなっていますね。

ちなみにシンガポールの大学には、テニュアが何種類かあって種類ごとに定年が決まっていると聞きました。
プロフィール

Willy

Author:Willy
日本の某大数学科で修士課程修了。
金融機関勤務を経て、米国の統計学科博士課程に留学。
2009年、某州立大数学科専任講師。2010年、助教。2016年、准教授。

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お勧めの本
1.ルベーグ積分30講
―― 統計学を学ぶために。
   小説のように読める本。
   学部向け。


2.Matematical Statistics and Data Analysis
―― WS大指定教科書。
   応用も充実。学部上級。

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