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数学科の大学院のカリキュラム -- このエントリーを含むはてなブックマーク

今日は学科会があって、
学科の meeting があって学科長や副学科長など
いろんな人が事務的なことを報告。
この手の会議って頻繁にあるのかなぁ、
とWS大(*1)に来る前は思っていたのだけど、
学期に一回くらいしかないらしいので助かった。

(*1) W州立大改め。W州立大って書くと
W州にあるみたいに見えるので。

現在、学科で一番大きな課題は
博士課程の必修をどう決めるかという問題だ。

博士課程は30人くらいの学生がいるのだけど、
代数、幾何、解析、応用数学、確率・統計と
いろん分野の人を合わせてその人数なので、
最低限の履修者数を確保しながら、十分な
必修科目を設置するのは容易ではない。

現在は、複素解析、代数、幾何、解析の4科目
が4単位ずつ、合計16単位が必修なのだが、
昔のカリキュラムに比べると大分少ないらしく、
2つくらい追加したいらしい。
(詳しい動機は私には良く分からない。)

しかし、代数や幾何を倍にすれば応用系の人から
は文句が出るし、統計や確率論を必修にすれば
純粋数学系の人から文句が出ることが予想される。
そんなこともあって調整が難しいらしい。

よく考えてみると、似たような問題は日本の学部や
大学院でも実はあると思うのだけど、
日本は単位認定が非常に甘いので、学生にとっては
どうでも良い問題であったように思う。

私がT大の修士にいた頃は7科目14単位が選択必修で、
最低限の単位数で修了したつもりだったのだが、
留学する際に成績証明書を請求したら
9科目18単位を履修したことになっていて、
何を取得したのか分からず面食らった。
しかも、不明な2科目のうち、
一つはAだったが、もう一つはBであった。

アメリカは、とりあえず科目を取得した以上は
ある程度、真面目に授業や評価をするようなので、
そういう誤魔化しがあまり聞かないようだ。

日本の大学を知っていると、アメリカの大学は、
極端な教養主義が蔓延っているように感じるが、
学生が無駄な科目を取らなくても良いように
解決すると良いと思う。


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テーマ : 教育
ジャンル : 学校・教育

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No title

私は修士2年のところ休学をはさんで5年いましたが、学校にはほとんどいっていません。

成績表はAとかBという成績は書いて無く、ただ適当な講義名となじみの先生のハンコが押してあるだけでした。

日本の大学院

日本はそんなものですよねえ。
大学の同期で応用化学で修士を取った友達もいますが、
授業に関しては数学よりいい加減だったようです。

アメリカの大学って

大学院で複素解析やるんですね。
私の大学では(Wilyさんと同じ?)たしか複素解析は2年生後期の数学科の必修だったと思います。
日本の大学は基礎はちゃんと学部でやって、院試もあるので、みんなそれなりに勉強するし、まともだなあ、と思ったりしました。

日本の数学科

私は学部はW大だったんですけど、やはり、複素解析は学部2年あたりで必修だったと思います。

今いるWS大は、代数学がPhDの全員に必修と言っても、群論とか環論とかその程度ですからね。当時の日本の大学生なら学部1~2年で勉強できる内容です。

いやー、十代の頃の調子でそのまま真面目に勉強してればなあ(笑)。
プロフィール

Willy

Author:Willy
日本の某大数学科で修士課程修了。
金融機関勤務を経て、米国の統計学科博士課程に留学。
2009年、某州立大数学科専任講師。2010年、助教。2016年、准教授。

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お勧めの本
1.ルベーグ積分30講
―― 統計学を学ぶために。
   小説のように読める本。
   学部向け。


2.Matematical Statistics and Data Analysis
―― WS大指定教科書。
   応用も充実。学部上級。

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