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アメリカと日本の就職面接の違い -- このエントリーを含むはてなブックマーク

去年、アメリカのアカデミックで就職活動を
してみて一番精神的に疲れたのは、
結果が出るのを待つことだった。

しかし、よく考えてみると、
実際に待った時間よりも、
アメリカと日本の就職面接における
コミュニケーションの取り方の違い
疲労の一番の原因だったのではないか、
とふとしたきっかけで思った。

日本では、
面接自体も圧迫面接と称するような
応募者をいじめるような手法が横行しているし、
採用の見込みに関しても、言質を取られまいとして
慎重に、出来る限りネガティブに、
応募者にスタンスを伝えるのが普通である。

一方でアメリカ(を含むほとんどの国)では、
ともかく応募者のことを褒めまくって、
良い印象を与えることに主眼が置かれる。
そして、いかに応募者に来て欲しいか、
ということを厳正な評価とは一切切り離して言いまくる。
確かに、よく考えたら
就職面接で将来の同業者に敵を作ってもしょうがないわけだし、
もし内定を出して似たような大学・企業と競合した時には
応募者の抱く印象が最後はモノを言うのだから、
その方が合理的である。

日本の就職面接の調子でいると、
結構見込みがあるように感じてしまう場合でも、
実際は目も当てられない状況であった、
ということもあった。

採用の可能性についての回答も
非常に文学的な面があるので
返答を例にとって解説してみたい。

まずは口頭の会話から:

"We are very positive to make you an offer."
→ あなたはオファーが出たら、どのくらい来る気がありますか?

"If there are any problems about you,
I should have heard of them until now."
→ 今のところは問題は聞いてません。

"We are going to interview two more candidates just in case."
→応募者は3人です。

次は電子メールにて:
"I will let you know the results soon."
→ 決まったら連絡します(日本語の「すぐに」というニュアンスは無い)。

"You are under serious consideration."
→ あなたは補欠です。

"I will let you know the result by January 1st."
→ あなたは次点なので、1月1日まで最有力候補の返答を待っています。

"We will make a decision early January."
(面接が進行中の場合)
→ あなたが一番手なら、1月15日までに結果が分かるでしょう。
(全ての人の面接が終わっている場合)
→あなたは次点なので、1月15日前半は最有力候補の
返答を待っています。

かなりの意訳だと思われるかも知れないが、
概ね妥当な意味に訳しているつもりだ。

ちなみに、WS大から最初に来た返事は、
"It is possible, but not likely that we give you an offer."
だったので、99%ダメだと思っていたのだが、
何週間も経ってから来た内々定通知の一通目は、
"Your likelihood to get an offer was recently improved.
Are you still interested in the position?"
でした。まあ、補欠の下の方だったって事ですね。

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テーマ : 海外留学
ジャンル : 学校・教育

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英語のほうがあいまいですよね

上の「意訳」、まさにその意味で正しいと私も思います。
("If there are any problems about you, I should have heard of them until now." 
 は、「まあ待て。大丈夫だからちょっと待ってなさい」って意味かなと思いましたが)
「日本語は曖昧で難しいが、英語は多民族を相手にするので、曖昧でわかりにくい表現をしない」とか言ったの誰だ?って感じですよね。
英語だって、ネガティブなことをポジティブに、かつ曖昧に言う表現はたくさんありますね。英語のほうが多いんじゃないかってくらい。

本音

そうですね。日本人は裏表がありますが、アメリカ人は裏を見せないので表しかないことになってる、というか。例えば、"I am grad that I was a former colleague of hers."
みたいなやつ(笑)。日本でも、
「人の嫌がる事を進んでやる子」
というのがありましたが、あれは単なるギャグですからね。

もっとも在米外国人にとっては、自分が外国人であることを利用して相手に全部説明させちゃうっていう手はある程度使えると思います。

訂正

I was じゃなくて I am か。ちゃんと覚えてません。

はじめまして

「アメリカ人には本音と建前の使い分けがない」とか、「英語では曖昧な表現は使わない」というのを聞くと、
この人には通じてないんだな、というのはまず思いますが、それ以上に、日本人・日本語は特別に特別だと思いたい、という願望が根底にあるように感じます。

確かに、本音と建前に上手く対応する英語はないですが、euphemismに対応する日本語もありません。深入りすれば、どの文化も同じくらい特別だとわかりますよね。

デブ=robust

>アシュリーさん

はじめまして。特別だと思いたい、というのはあるでしょうね。私も、子供の頃は特に根拠もなく日本は特別だと思っていました。

euphemism は、婉曲表現とは異なるイメージでしょうか?例えば、本音とbottomline では、確かに前者の方が主観的あるいは感情的なニュアンスがあると思いますが。

euphemism

あまり考えずに投稿してしまいましたが、婉曲は確かに大体対応しますね。ただ、euphemismというと、単語や短いフレーズ、しかもある程度型の決まったものだと思います。婉曲な表現という場合、もう少し広い意味があるように思いますがどうでしょう?

婉曲

確かにそうかも知れません。勉強になりました。
プロフィール

Willy

Author:Willy
日本の某大数学科で修士課程修了。
金融機関勤務を経て、米国の統計学科博士課程に留学。
2009年、某州立大数学科専任講師。2010年、助教。2016年、准教授。

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