先行研究からの経過時間 -- このエントリーを含むはてなブックマーク

投稿した論文が割と有名なジャーナルからリジェクトされた。

理由は、証明の一部に重大な誤りがあるといういうもの。
親切なレフリーがいて、
誤りの部分は発展的に解消可能だとの指摘がついていたが、
いずれにしてもコントリビューションが大きくないとの
判断になっていたので、再投稿しても見込みはなさそうだ。

実は、元々はそれなりにオリジナリティーがあったのだが、
別人が非常に似た内容で弱い結果を先にpublishしてしまい
載せるのが難しくなっているという状況。

研究は競争ではないけれど、
非常に革新的な論文以外だと
どうしても先行研究の結果を踏まえて
似た論文が出やすい。
特に、時系列のような煮詰まっている分野はそうだ。

個人的には、計量経済・統計学では
3年以上前に出たペーパーを先行研究として使うのは
他の人とかぶるリスクが大きいと感じる。
(このあたりは、おそらく数学よりかなり短いのでは
ないか。他の分野はよく知らない。)

活発に活動して、publish前の研究の動向を
押さえるようにしなければいけないと思う。
もちろん、理想は大きなイノベーションのある論文を出すことだが。。。

とりあえず、修正、頑張ろう。

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ジャンル : 学問・文化・芸術

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No title

私の場合、独自のたたかい?(独自の構想のもとにきざんでいっている)やので、引用論文はベースになっている古いものか、結果を使わしてもらう比較的新しいの。

こういうことは既に調べられているのではないか、とググると大抵論文になってて、手を汚さずにすむね、何故かわからんけど。

昔の人はMath.Rev. で同じ内容の論文が無いか、調べてはったようやけど、有り難い世の中になったですわ。おまけに電子ジャーナル。

論文

インターネットがなかった時代のリサーチって大変だったんだろうなあ、と思います。戦時中の日本なんて、世界で何が起こっているのも分からないまま、自分で考えて論文書いて米軍に渡してた、って小平さんが書いてました。
すごすぎる。

No title

>別人が非常に似た内容で弱い結果を先にpublishしてしまい
載せるのが難しくなっているという状況

こうなっちゃうと、多少弱い結果でも、先出ししたほうがいいものなんですかね?
でも弱いのを出し続けてると、自分の評価を下げますしね・・
難しい。

まあいろいろとあって…

書いたのは理論のペーパーだったんですが、指導教官など複数の人から実証を行うように要請があり、そこで時間を食いました(自分の作業が遅いのもありますが)。このタイプのペーパーに実証は合わない、と再三主張したのですが、結局やることになり、レフリーコメントで削った方が良いと言われてようやくやめることになりました。

昔のエントリーで少し触れたのですが、複数の人がプロジェクトに絡むとどうしても余計に時間がかかりますね。
プロフィール

Willy

Author:Willy
日本の某大数学科で修士課程修了。
金融機関勤務を経て、米国の統計学科博士課程に留学。
2009年、某州立大数学科専任講師。2010年、助教。2016年、准教授。

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お勧めの本
1.ルベーグ積分30講
―― 統計学を学ぶために。
   小説のように読める本。
   学部向け。


2.Matematical Statistics and Data Analysis
―― WS大指定教科書。
   応用も充実。学部上級。

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