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アメリカにいる統計家の生涯賃金(企業・政府部門) -- このエントリーを含むはてなブックマーク

アメリカに住んでいる統計家の賃金は
アメリカ統計学会(ASA)のサイトから詳細に
調べることができる。

大学とそれ以外(企業・政府部門)に分かれて調査されているが、
ASAの月報に、企業・政府部門の最新版(2009年版)が
載ったのでその一部を紹介したい。

下のグラフは、PhDを取得した統計家の
年収中央値(ボーナス別)である。
なお、アメリカではボーナスは
年収に比してあまり大きくない(10%くらい?)。

生涯賃金

PhD取得後の初任給はボーナス込みだと
おおむね10万ドルを超えるので、
年功序列の日本企業に比べると非常に高い。
しかし、生涯を通算してみると
それほどべらぼうな額にはならない
ことがわかる。

例えば、
28歳の新卒PhDが60歳まで昇進せずに
働いた場合の生涯賃金は約431万ドル、
65歳まで働いた場合だと506万ドル、
12年目から管理職について65歳まで働くと
600万ドルである。
(ボーナスを年収の10%で計算)。

年収を日米で比較することは非常に難しいのだが、
日本の生涯賃金をまとめたサイト
(データソース不明につき信頼性は未知数)から、
数学や統計をやった人が行きそうな大企業の
生涯賃金をいくつか見てみると、
三菱UFJグループ:390百万円、
NTT:355百万円、
東芝:280百万円、
となっている(電機って安いね、、、)。
ちなみに大卒以上の平均生涯賃金は276百万円
くらいだそうだ。
(独立行政法人労働政策研究・研修機構
『ユースフル労働統計-労働統計加工指標集-2008』)

アメリカの企業に勤める統計家は地味な仕事で、
よっぽど特殊なところ以外は大して労働時間が長いわけではない。
例えば、日本で米系証券の社員というと
馬車馬のように働いているイメージがあるが
景気が良かった頃にメリルリンチに勤めている
統計の人と話したところ、やはり定時に帰っている
ということだった。

ワーク・ライフ・バランスを考えるなら
アメリカの統計家は悪くない職業だと思う。


ちなみに、これは企業・政府部門の話であって、
大学職員はまた話が別だ。それはまたの機会に触れたい。

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非公開コメント

なるほど

マスターの平均年収はどれくらいなんでしょうかね??

No title

なかむらさん:

学歴別の統計も結構調査されていますが、企業部門では
修士の初年俸は、博士の1.5〜2万ドル下という感じではないでしょうか。
プロフィール

Willy

Author:Willy
日本の某大数学科で修士課程修了。
金融機関勤務を経て、米国の統計学科博士課程に留学。
2009年、某州立大数学科専任講師。2010年、助教。2016年、准教授。

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お勧めの本
1.ルベーグ積分30講
―― 統計学を学ぶために。
   小説のように読める本。
   学部向け。


2.Matematical Statistics and Data Analysis
―― WS大指定教科書。
   応用も充実。学部上級。

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