デトロイトの黒人 -- このエントリーを含むはてなブックマーク

ミシガンの日本人社会には、
ミシガンクチコミ掲示板というのがあって、
ムービングセールとかクチコミ情報を集めるのに便利だ。

そこに、
「アナーバー(デトロイトから車で40分ほどの町)
からデトロイトの総領事館まで電車とバスで行きたい」
という相談があって、
「(前略) 昼間の2時でも何もすることなく
ぶらぶらしている黒人ばかり。(中略)
黒人ばかりでそんなところに子供連れの
日本人が乗るとジロジロ見られる(中略)
かなり冷や汗をかくと思います。(後略)」…(A)
という意見がついたところに、
黒人差別のけしからん書き込みだ、というレスがついていた。

デトロイト勤務する立場からすると(A)の意見の方が全うだ。
確かに、デトロイト市内の住人は8割以上が黒人なので
黒人を一くくりにすることには何の意味も無いが、
「きちんとした人」と
「何もすることがなくぶらぶらしている人」
は人種を問わずほとんど一瞬で見分けることができ、
後者のほとんどが黒人であることは動かしがたい事実だ。
実際、WS大のキャンパス周辺で起きている
凶悪犯罪のほとんども黒人男性によるもの
である。
こうしたことを、英語以外の言語で表現して
情報を伝えるのは生活するうえでの知恵だろう。

ちなみに、
アメリカで人種のことを日本語で話す時は、
かならず「白人」「黒人」と日本語で発音すべき
だと思う。
これは習慣にしておいた方が良い。
日本語の文章の中に「ホワイト」「ブラック」と使うのは、
例え差別的な発言でなくても
あらぬ嫌疑をかけられる可能性がある。

念のため書き添えておくと
私は黒人に対する偏見はほとんど持っていない。
そもそも日本にいたときの家庭教師が
MBA持ちの黒人ニューヨーカーだった。

面白かったらクリック↓


スポンサーサイト


テーマ : アメリカ生活
ジャンル : 海外情報

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

人種差別の現実

巡回させて頂いているブログでアメリカにおける人種差別の話について書かれていたので、前に読んでとても感心した黒人と白人の関係に関するエントリーを紹介(是非全文読んでいただきたい): My Race Essay: What Whites Say Behind Blacks’ Backs ? Colin Blog 著者は

コメントの投稿

非公開コメント

No title

まあ、白人が多い地区で、「何もせずぶらぶらしている」のが白人だったら、日本人コミュニティの人たちは、「何もせずにぶらぶらしているのは“白人”ばかり」などという表現はしなかったでしょうね。
その意味で、ちょっと差別的かなって思いました。。
自分もマイノリティなのにマジョリティの目線から物を騙って、自分は「上にいる人種」としたい日本の人って多い感じがしますが、なんだかなぁ・・。
ちなにみバンクーバーにも昼間からジャンキーとホームレスがぶらぶらしている地域がありますが、普通に子供連れで歩けますよ。昼間限定にしたいですけど、変な地区も平和的ですね笑。

マイノリティ

>「何もせずぶらぶらしている」のが白人だったら、日本人コミュニティの人たちは、
>「何もせずにぶらぶらしているのは“白人”ばかり」などという表現はしなかったでしょうね。

難しいですね。デンバーのダウンタウンは、
ぶらぶらしてる白人の浮浪者みたいな人が多かったですが、
確かにそういう表現はしないかも。
でも、黒人がマイノリティーなのと関係はあるけど、
それは差別とは違う気もするんですよね。
新宿で、「ぶらぶらしている日本人の浮浪者ばかり」
とも言わないですし。

No title

確かに、国レベルでマジョリティの人たちを「○○人」とわざわざ名指しする必要がないって言うのは関係すると思いますけど、差別って主観的なものですから難しいところがありますよね。
カナダで会ったアメリカ嫌いの若い女の子に「何でアメリカ嫌いなの?」って聞いたら、「黒人が多いから」って返答・・笑。まあ、差別意識っていうより、黒人にはホームレスとギャングみたいな人が多いから、そういう人は嫌だ」と言う意味だったんだと理解してますが、表現自体は極めて差別的だな~って思ったのを覚えています笑・・。

統計的有意差

個人的には黒人は別に嫌いじゃないけど、やっぱり統計的な有意差って言うのはありますからね。住居を選ぶのに学区を調べていると、黒人・ヒスパニックの比率とテストのスコアには有意に負の相関があります。そうすると、テストスコアよりも人種構成を調べる方が簡単だからそれを目安にしてしまうことがある。差別って難しいですね。

No title

>統計的有意差
レース問題になると統計学をやってる人は「客観的に見てまっせぇ」という言い訳がつきますね(笑)。

人種で何やらを説明するのは僕は別にいいと思うんですけどねぇ。差別発言が発達するのもそれなりに歴史的原因があった訳ですし。人種発言をしないのも思考停止のような気がする。

前松坂投手が「西洋式トレーニングのせいで成績が悪い」という発言をしてボストンの人達からの異論が強かったですね(「日本人の肩は違うものでできてるのか」などの皮肉コメント)。代わりに「トレーニングメソッドの不一致」と訴えれば、同じ事を言っているのにも関わらず、監督/チームメート/ファンにはちゃんと意思が伝わったと思いますね。何というかいろいろ面倒くさい(笑)。

人種問題とタブー

私が、デトロイトに来てみて少し意外だったのは、事実そのものを語るのはあんまりタブーではないということです。例えば、黒人の所得が低い、というのを論理的な会話の中で言うのは問題ない。低所得者が多い地域に住みたくない、というのもあまり問題ない。でも黒人の多いところには住みたくない、と言ったら問題です。人種問題というのは論理的じゃないんですよね。
そういう問題は、男女差別とか、学歴差別とか、出身地差別とか、あらゆるところにありますが。

No title

>でも黒人の多いところには住みたくない、と言ったら問題です。

低所得という事実は変更可能ですが、人種や出自は変えられないので、低所得者地域は嫌だと言うのはOKだけど、黒人が嫌だはNGと言う理由付けを聞いたことがあります。黒人嫌だと言ってしまうと、金持ちでもマトモな黒人でも十把一からげで嫌だと言う意味に取れますからね・・。
ただ、個人の趣向として?ある人種が嫌だって言うのはあっても不思議ではない。それを公にすると差別主義者とされるでしょうけど、難しいですね~。院には入れたら、人種のテーマにするつもりなので面白いな。

人種

そういうのってある意味言い訳ですよね。
将来医学が進歩して皮膚の色を変えるのは簡単になるかも知れないけど、
貧富の格差の固定化は資本主義社会が続く限り難しそうです。
プロフィール

Willy

Author:Willy
日本の某大数学科で修士課程修了。
金融機関勤務を経て、米国の統計学科博士課程に留学。
2009年、某州立大数学科専任講師。2010年、助教。2016年、准教授。

検索フォーム
Twitter

Twitter < > Reload

お勧めの本
1.ルベーグ積分30講
―― 統計学を学ぶために。
   小説のように読める本。
   学部向け。


2.Matematical Statistics and Data Analysis
―― WS大指定教科書。
   応用も充実。学部上級。

全記事表示

全ての記事を表示する

最近のコメント
訪問者数 (UA)
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
海外情報
35位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
北アメリカ
5位
アクセスランキングを見る>>
人気記事Top10


(はてなブックマークより)

カテゴリー
最近のトラックバック
お勧めブログ