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婚活で成功したい女性はまず数学科に進学すべき -- このエントリーを含むはてなブックマーク

結婚相手を探す活動が
就活をもじって婚活と呼ばれ、
ますます労働市場との
アナロジーで語られているにも拘わらず、
相変わらず世の中の人々の行動は最適化されていない。

これは、少子化問題をはじめとした
日本の将来に暗い影を落としているので、
今日は統計をやっている者の視点からはっきり書かせて頂く。

結論から言うと、
「婚活で成功したい女性はまず数学科に進学すべき」
である。

自分磨きと称して、
英会話を習ったり、エステに通ったり、
という女性が巷に溢れているがこれは効率的とは言えない。
婚活においてエステで自分磨きをすることの
インパクトを誰か測定したことがあるのだろうか?
もっと合理的・定量的に考える必要がある。


1.市場の需給

日本の労働市場において
最も重視されている指標は求人倍率であろう。
1つのポジションにつき2人の求職者がいれば
求人倍率は0.5倍であるし、
3つのポジションにつき2人の求職者がいなければ
求人倍率は1.5倍となる。
これを婚活市場に当てはめてみよう。

日本では大学が理系と文系という大きな二つの
グループに分かれており、男性が二つのグループに
分かれる一方、大半の女性は何故か文系に進学する。
「文系の方がオシャレなキャンパスライフを
送れてお得♪」という先入観があるためだろう。

しかし、あくまで例えだが下の図を見て
文系女性はなおも楽観的でいられるだろうか?
理系の女性が、就職先も確保しやすい4人の
男性から相手を選べるのに対して、
文系の女性は、選んだわけでもない男性2人を
3人で奪い合わなければならないのだ。

______男__女_求愛倍率(男)__求愛倍率(女)
理系__4_1_______0.25________4.00
文系__6_9_______1.50________0.67


しかも、差はこれだけでは済まない。
労働市場で次に注目度の高い指標はなんであろうか?
おそらく失業率であろう。
失業率は、求人倍率が低い時期が長く続くと
職を失う人が職に就く人よりも多い状態が続くため、
累積的に上昇する。
そして、それはちょっとやそっとの
変化では解消しない。

これを婚活市場に当てはめると、
理系女性は同世代でも求愛倍率が高いうえに
年上世代の潤沢なリザーブをも手にしている
のだ。

2.市場のミスマッチ

理系に男が多いのなんて知ってるよ。
でも20代後半にもなったら
出会いの場だって多いし、関係ないでしょ?
とあなたは考えるかもしれない。

また、
女性が少ない方がいいなら
機械や電気に行った方がいいでしょ?
と思うかも知れない。

しかし、そんなあなたは
婚活市場が均質な需要と供給
によって成り立っているという単純すぎるモデル
を想定してしまっている。

もう一度、労働市場を思い出してみよう。
失業者が職を見つけられない理由は
職がないことだけではない。
自分に合う仕事が見つからないということなのだ。
典型的には、企業はコンピュータを扱える人間が
欲しいのに、求職者は部品の組み立てしかできない
ので雇ってもらえないというような状況だ。
部品の組み立てをしている人の中には
コンピュータも得意な人もいるのだが、
自由主義経済ではそんな「勝ち組」が
失業者に現在の仕事を譲ってくれることはない。

これを婚活市場に当てはめると、
男女のミスマッチはいろいろあるが、
一番古典的なのは
男はどちらかというと理屈っぽい、
女はどちらかというと感情的、
ということだろう。重要な事は、
これには個人差が大きくて
感情的な男もいればクールな女もいる
ということだ。
感情的な傾向を正の向き、
理屈っぽい傾向を負の向き
で表現するなら男女の分布は
以下のグラフのようになるだろう。
男女小

男女の相性というのは
基本的には考え方が近いことであるから、
グラフの x=-1より右側の男やx=1より左側の女は
割と早い段階で相手を見つけて結婚してしまう
可能性が高い。

このような弱肉強食の自由主義婚活市場では、
30前後になって未婚の男女が婚活を始めても
「1より右の女」と「-1より左の男」
だけが残って「構造的非婚」状態になる。


よくこの年代の女性が、
「お見合い市場にはいい男性がいない」
という言葉を口にして、「高飛車だ」
などと陰口を叩かれるが、私は彼女達に同情している。
彼女達はきっと、x=2あたりにいて、
せめて「x=-1よりも右側の男」
を探しているだけなのだ。

こうした構造的なジレンマを避けるには女性は
婚活をはじめるずっと前の
まだ頭が柔らかいうちに
論理的な思考能力を鍛える必要がある。

そのためには、数学のような極めて論理的で
万人にとって文句のつけようがない学問を
学んでおく必要があるのだ。


もちろん、立場を入れ替えればこの戦略は
男性にも適用できる。

系:結婚したい男は文学部に行くべき。

実際、学部生の頃に友人から聞いた話だが、
彼のサークルには非常に魅力的な女の子がいた。
しかし彼女は文学少女で
飲み会になると源氏物語の話を始めるので、
彼女のファンはその予習をしていくことを
強いられていたそうである。

女好きの男は、
日本の基幹産業だからなんていう理由で
機械や電気を勉強している場合ではない。
女性の多い心理学科に入って
行動心理学の統計解析をネタに人脈を広げるとか、
国文科や英語科に入って
言語の統計処理をネタにきっかけを作るとか、
戦略的にならなくてはならない。

統計学は、そんな場合にも案外悪くない学問だ。




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テーマ : 算数・数学の学習
ジャンル : 学校・教育

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No title

婚活のためなら数学者にならなくてもよいのですが、それにしても女性数学者は少ないですねぇ~。

色々大学によっては支援しているようですが。

どこも

アメリカでは、日本よりは多いものの、やはり少ないです。分野は、解析や応用数学関係の人が多いですね。学部や修士くらいのレベルだと、ある程度男女が混ざっていた方が、交流が活発になって勉強にも良いと思うのですが。

No title

この1D分析によると「草食系男子」は全て理系。。。

そんな事より論理系のメジャーはかわいい娘がいない(笑)。医学部にはたくさんいるんですけどね。

正の相関

>医学部にはたくさんいるんですけどね。

まあ、所得とある程度の相関がありますからね。

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プロフィール

Willy

Author:Willy
日本の某大数学科で修士課程修了。金融機関勤務を経て、米国の統計学科博士課程にてPhD取得。現在、米国の某州立大准教授。

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お勧めの本
1.ルベーグ積分30講
―― 統計学を学ぶために。
   小説のように読める本。
   学部向け。


2.Matematical Statistics and Data Analysis
―― WS大指定教科書。
   応用も充実。学部上級。

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