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2010年のジョブマーケット情報(うちの大学も公募開始) -- このエントリーを含むはてなブックマーク

今日、学科の事務からメールが来て、来年秋に向けて
テニュアトラックを1名募集することが決まったと知った。

募集要項によると今年は解析と代数のどちらかを優先的に
取りたいそうだ(去年は、統計or代数で選考していたようだ)。
このように募集要項で緩やかにでも分野をコミットしてまうと
あとから他分野の人を取ることになった場合に
Dean や Provostを説得するのが面倒になる。
従って逆に言えば、他分野の人を取る気がないということである。

今日知ったのだがWS大では該当する学科の教員は
応募者全員の書類をオンラインで見られるようになっている。
試しに見てみたら、募集開始から1週間しか経っていないのに
結構な応募が来ている。

何件か履歴書(CV)を見ていたら、
立派な経歴の人が多くて圧倒されてしまった。
(もっとも、アメリカのCVは自由度が高いから
誰でも立派に見えるように書いているという事もある。)
統計と違って、純粋数学は競争が激しいので、
うちのような全米ランキング100位前後の学科でも
かなり優秀な人が応募してくるようだ。
しかも、テニュアトラックに乗るには
2~3年のポスドク経験がほぼ必須だ。

去年、フライアウトに呼ばれた代数の人の中には、
超一流大PhDで現職がシカゴ大の専任講師、論文数も十分で
NSFのグラントも既に持っている、という人もいた。
正直、オファーが出たとして本当にWS大に来るのだろうか
と素朴な疑問を抱いてしまった。

分野の違いが一番大きいとは思うが、
自分は運が良かったと思う。

W大M校の数学科などは、
1年に700件くらいの応募があったと聞いたことがあるから
数学科の競争率は相当に高いのだろう。
統計学科へのアプリケーションは、
一流大でも100件前後である。
(前に書いたかも知れない。)

ところで、今年の統計学PhDの
ジョブマーケットはどうなのだろう?

最近、ASA Job Search Results を Google Reader に登録したら
月別の求人数を過去に遡って数えられるということに気付いたので
今年9~10月と昨年9~10月の求人数を比べてみた
(民間企業や修士の募集も含む)。

すると…………

求人件数は
2008年9月 83件
2008年10月 101件


2009年9月 54件
2009年10月 67件


昨年の9~10月はまだ経済危機の道半ばだったが
それを考慮しても、今年のジョブマーケットはまだまだ
厳しいようだ。




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Willy

Author:Willy
日本の某大数学科で修士課程修了。金融機関勤務を経て、米国の統計学科博士課程にてPhD取得。現在、米国の某州立大准教授。

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お勧めの本
1.ルベーグ積分30講
―― 統計学を学ぶために。
   小説のように読める本。
   学部向け。


2.Matematical Statistics and Data Analysis
―― WS大指定教科書。
   応用も充実。学部上級。

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