怪しい自動車整備工場(二日目) -- このエントリーを含むはてなブックマーク

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「怪しい自動車整備工場 in 米国」

昨日の夕方前には余裕で受け取れるはずだった自動車の整備
だが次の日の朝に受け取るはめになった。

午前10時まで必要だと伝えたから、
10時前に電話が掛かってることはないだろう
と思っていたら意外にも9時45分に掛かってきた。

グッジョーーーブ!

昨日の若い兄ちゃんが私の整備済みの車で迎えに来た。
話を聞いたら結局彼が全て修理したらしい。
雰囲気から察するに、要するに彼は見習いなので
作業に時間がかかるし、作業の信頼性が低いようなのだ。
どのくらい初心者なのだろうか。

若いねー、いまの整備工場は入ったばっかりなの?

とカマをかけてみると、

「2ヶ月前に来た所だよ。でも、その前は同じ別の工場で
4年間働いていたけどね。」


すかさず、ふーん、どこにある工場?同じ会社の工場なの?
といくつか質問を投げたが、淀みない答えが返ってきた。
それでも僕は脳内で勝手に変換して
経験2ヶ月の見習いに車を直されてしまったのだなぁ、
と少し不安な気持ちになる。まあちゃんと直ったならいい。

車に乗って工場に着いて会計を済ませる。
値段は予定通りだ。79ドルは79.90ドルに直っていた。
ここまで驚くほど順調だった。

「閉鎖されていた受付もやっと今日から使えるんだ。」

と奴は嬉しいそうに話していて、
受付の中では部屋の改装工事が進んでいる。
なんだか今日はモメンタムがいい。

しかし、問題はそこからだった。
パーキングブレーキを下ろそうとして気付いた。

?!

パーキングブレーキが滅茶苦茶軽い。
ブレーキを下ろした状態だと、
ブレーキがフニャフニャ動いている。
ブレーキがかかるまで引くと
床とのなす角が60度くらいになってしまう。
これではとてもではないが安心して使えない。
パーキングブレーキの固さは
ブレーキパッドの位置の調整次第で変わるので
うまく調整ができていなかったのだろう。

少し試運転をした後、工場に戻って
パーキングブレーキが軽すぎる、と言うと、
奴は車に乗って確かめた。

やはり初めは面倒くささから、

「そうでもないんじゃない?あまり固すぎても良くないよ。」

とか言ったが、どう見ても緩すぎるだろ、
と実際に動かして文句を言うと、

「調整した方が良ければやるよ。」


と軟化してきた。どのくらい時間がかかるの?
と聞くと、ブレーキをもう一度外さなきゃいけないから
2時間くらいかかるという。
まあ、結構面倒くさそうな作業だし確かにそのくらいはかかるだろう。
学校のセミナーに間に合わないから、
車は明日また取りに来ることにして
アパートまで送り返してもらった。

運転して少ししたところで、奴は私の車のサイドブレーキを
下ろし忘れていることに気づいた。

ほれみろ、やっぱり軽すぎるだろ。

もはや言葉に出す必要すらなかった。

アパートに着くまで雑談をしていると、奴は大卒である
ということが分かった。しかもどうやら結構有名な大学である。
工場労働者なのに妙に外国人と話しなれているので、
どうしてだろう、と不思議に思っていたのだが
外国人の多い大学に行っていたからなのだろう。
年齢も非常に若く見えたが、多分22~23といった所だろう。

ミシガンは失業率が高いせいなのか、失業後、
基礎知識がないまま無理に就職して働いている人が多い。
まあ、そういうパターンなのだろうとなんとなく納得した。

明日、また10時に取りに行くことになる。
明日こそはちゃんと直っていて欲しい。

そもそもこんな整備
出さない方が安心だったのではないか、

と深い後悔の念にかられている自分がいる。


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テーマ : アメリカ生活
ジャンル : 海外情報

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No title

大変でしたね・・・
正規ディーラーまで行かなくても、もうすこしまともな修理工場だったらもっとマシだったのでは、とか思うものの、それを探すのは大変そうですね。

BostonはZipcarというカーシェアリングが定着してるので、私は車は持たずに生活です。

reputation

各店のreview はネットのいろいろなところにあるのですが、基本的に文句のある人が書き込むので、大抵ひどい内容です。褒めちぎっているものは、なんかサクラっぽいし。それに、大事なのは整備士であってお店ではないんですよね。結局、オイルチェンジ以外の整備は正規ディーラーに持っていくのが安心そうです。

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Willy

Author:Willy
日本の某大数学科で修士課程修了。金融機関勤務を経て、米国の統計学科博士課程にてPhD取得。現在、米国の某州立大准教授。

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2.Matematical Statistics and Data Analysis
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