クレジットカードの利用が増加傾向(米国) -- このエントリーを含むはてなブックマーク

米国と言えば、クレジットカード社会である。昔は米国内で買い物をすると、"cash or check?" と聞かれたそうであるが、今は"credit or debit?"である。

昨今は、食料品やガソリンが値上がりする一方、米国人が頼みの綱にしている不動産の含み益が地価の下落で吹き飛んでしまったので、人々は生活水準を維持するためにどんどんクレジットカードを使うようになっているらしい。延滞率も上がっていて5%近くになっている。これは日本の消費者金融に近い水準だ、と言えば少しイメージが掴みやすいだろうか。実際のところ、米国人は消費者金融会社ではなく主にクレジットカードで借金をしている。現にカードを発行する会社自体がconsumer finance company と呼ばれていて、日本にあるようなカード会社と消費者金融の区別がない。クレジットカードで買えないものは少ないし、カード会社からは、借金をするための小切手帳が、これでもかというくらい頻繁に届く。カードの明細書も引き落としは、今や全部オンラインでできるのに、この「借金用小切手帳」だけは何故か郵便で届く(笑)。

聞いた話では、一部のアメリカ人は限度額1000ドルのカードの審査に通ると、1000ドルの現金をもらったのと同じくらい喜ぶという。彼らにストックという概念はないらしい。

そんな中、ビザやマスターカード等の株が株式市場で人気らしい。貸し倒れが増えても損をするのはカードを発行している銀行やカード会社等で、ブランドを提供するビザやマスターは、カードの決済が増える分だけ収益が増えるという。

サブプライムが問題になるなか、クレジットカードの貸し倒れ問題は表面化していないが、実際は表裏一体の問題である。米国の金融機関にとって新たなる火種となる可能性も大きい。


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Willy

Author:Willy
日本の某大数学科で修士課程修了。
金融機関勤務を経て、米国の統計学科博士課程に留学。
2009年、某州立大数学科専任講師。2010年、助教。2016年、准教授。

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