住宅購入とシグナリング効果 -- このエントリーを含むはてなブックマーク

昨日のチリ・コンテストのホストの准教授は、
学科の人事委員もしている人で
若手の中ではダントツに存在感のある人なのだが、
二人で話している途中で、
「君はそのままアパートに住むの?
それとも家とか買うの?」

と聞いてきた。

家を買うかどうかというのは、
その人がずっと大学に留まる気があるのかを
確かめるための一番良い方法のようだ。
まさか「辞めるつもりはあるの?」
と同僚に聞ける人はいないだろう。

アメリカでは住宅購入というのは
ちょっと大規模な投資みたいな雰囲気で
一生の買い物という感じではないが、
売却する時に住宅価格の6%程度の
不動産仲介手数料が発生するので
5年以下しか住まない場合には
賃貸の方が得

になる可能性が割と高いように思う。

「5年以上いるつもり」というのは
流動性の高い大学の職では
結構なシグナルになると思う。
今春、就職がなかなか決まらず
アメリカの最果ての地(笑)にある大学が
最後の頼みの綱か、と思っていたとき、
指導教官が、
「3年くらい働いたらもう一度
ジョブマーケットに出ればいいから」

と言われたことがある。
いくら転職が一般的なアメリカと言っても
tenure-track のポストというのは
ずっと勤めるのが前提なので
1年や2年で他の仕事を探すのは
特段の理由がない限りよろしくないらしいが
3年くらい経てば気兼ねなく移れるということらしい。

W大M校にいた頃、
「サバティカルに入ったL准教授が
そのまま辞めてウォールストリートに行くらしい。」
という噂が立ち、指導教官に真偽を確かめたところ、
「彼は辞めるとは言っていないが、最近家を売った。」
と言われたことがあった。
L准教授は結局そのまま辞めた。

結論としては、自分は家を買いたいと思っているが、
どっちみちアパートの契約が来年の夏まであるし
ゆっくり考えようと思っている。
でも、7月下旬頃から住宅価格が上昇傾向なのが
ちょっと気になっている。。。




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テーマ : アメリカ生活
ジャンル : 海外情報

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No title

家の値段だけじゃなく、ローンの値段も時期がありますよ!!

私も、家の購入は在職期間の目安になると思いますが、優秀な人はより良い給与を提示されるので未練無く売りさばいてステップアップしていく人も見てきました。

何年いても日本人的な私は、たとえ良い給料を提示されても、愛着のわいた我が家を売るのが難しくなると思うので、現職でステップアップできるよう頑張るつもりです。

ローンとか金利とか

>ローンの値段も時期がありますよ!!

まあ、この手の話は昔取った杵柄ですので(笑)。

私も現職でステップアップできるように頑張ろうと思います。

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うわっっっっっ!

↑どうもです。固有名詞は抑えたつもりでしたが、ついに知り合いに見つかってしまいましたか。極力、やはり下手なことは書けませんね(笑)。これからもよろしくお願い致します。

No title

↑日本人でアメリカで統計学の教員となるとかなり限られてきますね。僕の存在もある程度google-fuを使えればすぐ見つかるはず(笑)。

特定

実際来た人は分かっちゃうと思うんですが、とりあえず検索できないようにという悪あがきをしています。ちなみに、apeescape さんは特定しておりませんのでご安心下さい(笑)。
プロフィール

Willy

Author:Willy
日本の某大数学科で修士課程修了。
金融機関勤務を経て、米国の統計学科博士課程に留学。
2009年、某州立大数学科専任講師。2010年、助教。2016年、准教授。

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お勧めの本
1.ルベーグ積分30講
―― 統計学を学ぶために。
   小説のように読める本。
   学部向け。


2.Matematical Statistics and Data Analysis
―― WS大指定教科書。
   応用も充実。学部上級。

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