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デトロイト)Big Rock Chop House -- このエントリーを含むはてなブックマーク

今日は、かなり久々に(まともな)レストランに行った。
デトロイト周辺に住んでいる人がどれだけ
ココを見ているかかなり微妙だけど、
自分用メモ代わりにレビュー。

店は、Big Rock Chop House
賑やかな繁華街のあるBirmingham市にある。
デトロイト都市圏は主に、
南部に位置する黒人・中東系等が多いWay-ne County、
北西部に位置する知識階層・富裕層の多いOakland County、
北東部の保守派ブルーカラーの白人が多く住むMacomb County
の3つからなるが、
Birmingham市はOakland County の中心に
位置しており賑やかな繁華街を持つ。

レストランは、1931年に建造され1978年に鉄道が閉鎖されてから
空家となっていた鉄道の駅を改造して作られた。
デトロイトではいまだに豪華な建築物の大半は
20世紀初頭に建てられたものなので、
デトロイトらしいレストランとも言える。
今は近くにあるAmtrakの駅に一日4本(?=聞いた話)の
電車が通るだけなのでが通っているだけなので、
元駅舎でも現在はベッドタウンの中にある。

レストランは、
ネオンのセンスのなさ
全てを台無しにしている感もあるが、
ネオン以外のインテリアは結構頑張っていて、
中西部のレストランによくある古くて重厚な感じだ。
客層も悪くない。

メニューは
シーフードを中心にアパタイザーが結構あり、
メインも羊、牛、ロブスター、蟹などバリエーションは豊富だ。

chop house (=ステーキ屋)に来ると
いつも量が多すぎるのでシェアすることにしている
(アメリカ人のお金持ちはこういう事はしないのだろう)。
前菜は 生牡蠣 と crab cake、メインは NY Strip、
付け合せに truffle オイルで揚げたフレンチフライを頼んだ。
crab cake と フレンチフライは
娘が好きだから頼んだようなものだ。
「クラブ・ケーキは後に取っておこうね~♪」
と娘が言うので、
「あー、クラブ・ケーキっていうのは要するに蟹のコロッケのことだよ。」
と説明すると、
「じゃあ、先に食べてもいいね~♪」
とか言っていた。しかし結局少ししか食べず、
パンとフレンチフライとデザートのアイスばかり食べていた。
安上がりとも言えるし、もったいないとも言える。

前菜は、それほど外すものでもないが、
とりあえずそれなりの品質。

ニューヨーク・ストリップは、
肉はよく熟成されていて柔らかかったものの
肉質はあまり良いとは言えなかった

スーパーで1ポンド15ドル以上の
ニューヨーク・ストリップの方が上だろう。
グリルで焼いているが、網目以外の部分の焼きは
かなりマイルドな感じで、強火で焼いているわけではない。
全体に柔らかく仕上げたい、という感じの焼き方だ。
ウィスコン●ンのステーキ・ハウスは案外レベルが高く、
表面は強火でカリッと、中は柔らかく焼いて肉の味を活かす店
が多かったので、今回はやや不満が残った。
ソースはバターたっぷりのものだが、
味のバランスが良く日本人にも違和感のない内容。

飲み物は、前菜と共にカリフォルニアのシャルドネを一杯。
なんか渋くてあんまりおいしくなかったけど、
ワインは詳しくないしそんなもんなのだろう。
(もっと高いのを頼むべきだったに違いない。)

デザートは、
カリフォルニア産の Prager Aria White Port とかいうワイン。
デザートワインだがシャルドネなのでそんなに甘くはない。
アルコール度数はかなり高いのではないかと感じた。
初めて試しに飲んだみて、嫌いではないけど、
個人的にはRiesling で作ったIcewine の方が好きだ。

話はそれるが、ナイアガラのカナダ側には、
Niagara On the Lake というワイナリーのたくさんある街があって
アイスワインが結構リーズナブルな値段で買える。
そのあたりにくる人にはお勧めだ。
5年前に行った時は、たまたま日本人のツアーが来ていて、ガイドが
「このワインは帝国ホテルでは一本1万円以上しまーす!」
と客を煽っていた。なんであんなにうざいのだろう。

さて、気になるレストランの会計は、税・チップ込みで125ドル(実質2人分)。
全体として不満はないし、一度行ってみるのは悪くない。
でも貧乏人としては、コストパフォーマンスを考えると、
次は他を探そうかなぁと思ってしまうレベル。
貧乏人の高級レストランを見る目は案外厳しい。
あ、当たり前か(笑)。



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Willy

Author:Willy
日本の某大数学科で修士課程修了。金融機関勤務を経て、米国の統計学科博士課程にてPhD取得。現在、米国の某州立大准教授。

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