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フィットネスクラブと季節性 -- このエントリーを含むはてなブックマーク

日本人は新年になると「今年は~をする」とか「今年の目標は~」みたいなことを言うが、
正月を大して祝わないアメリカ人でも、同じようなことを考えるらしい。
そもそも、アメリカでは、サンクスギビングからクリスマス、あるいは新年までを
holiday seasonと呼んで人々は浮かれまくりなわけで、1月になると流石に
「今年はやるぞぉぉぉぉ」みたいな気分になるのかも知れない。

というわけで、会員制のフィットネスクラブも1月になると急に混むらしいという噂を
前々から聞いていたので、会員になった今年は本当に混むのかどうか楽しみにしていた。
それで先日行ってみたのだが、確かに混んでいる!普段は、ざっと数えてトレーニングマシーン
のあたりには10人~20人くらいしかいないのだが、今日は50人近くいたと思う。
正月になっていきなり入会した人ばかりでもないだろうから、
いかに会費だけ払って来ない人が多いかということが分かる。

せっかくこのブログは統計のページなので、フィットネスクラブの会員が
どの程度施設を利用しているのか考えてみよう。
残念ながら、フィットネスクラブの詳しい統計はIHRSAという
国際的な団体が出していてかなり高価なようだ。

私が利用しているクラブは平日は19時間営業しているが、
人が多いのは午前8時から午後8時までの12時間のようだ。
私の利用する時間帯は偏っているものの大雑把に常時30人の人が施設内に
入っており、平均1時間施設に滞在していると考えると、
1日の来客数は360人。年間360日稼働しているとすると、
延べ利用者数は年間13万人だ。
公表されている統計によれば米国には約3万のクラブがあり、
4550万人の会員がいるらしい。従って、クラブ一つ当たりの
加入者数は平均1500人程度なので、13万人を1500人で割って、
一人当たりの年間利用回数は、約86回となる。

日本では、経産省の「特定サービス産業動態統計調査」(以下、特サビ)で
フィットネスクラブ利用回数の統計は公表されていて、
平成20年度の個人会員数が201万人、個人会員の年間利用数が1691万回
なので、一人あたり84回使っていることになる。

アメリカの方は極めてラフな数字だがたまたま二つの数字は近くなった。
いずれにしても、結構みんな使ってるんだな、というのが私の率直な感想だ。
もっとも実際には、毎日のように使う人と
お金だけ払って使わない人が結構多いだろう。

アメリカはデブが多いし、医療費は高いし、車通勤で運動をしないから
フィットネスにお金を払う人は多いのは分かるが、それにしても
日本の会員が201万人でアメリカが4550万人というのは随分違う(*1)。
市場規模でみると差は縮まるが、それでも日本の2940億円に対し、
アメリカは191億ドル(約1兆7600億円)だ。
(ちなみにアメリカの人口は日本の約2.5倍である。)

一つの理由は、日本のフィットネスクラブがヘビーすぎることかも知れない。
例えば、少し古いが8年前の特サビの統計によると、実に8割もの
フィットネスクラブがプール施設を保有している。しかしこれはコストがかかる。
アメリカのフィットネスクラブでは、プールを持っている方が稀だ。
私の家の近くでは、不況のせいかついに月会費が7ドルのクラブが出現した。

アメリカ人にとっては、フィットネスクラブはとても身近なものだ。
だから、インチキ商売の勧誘の場になったりもするのだろう。

ブログ内の関連記事:
貧乏人はスポーツクラブに



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テーマ : アメリカ生活
ジャンル : 海外情報

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私の実感とも一致

確かに最近混んでいて同感ですが、季節性の分析までには至ってない様な?
一歩踏み込んで、フィットネスクラブのセールスマンは、サンクスギビングからの一ヶ月だけいつもの5倍位(?)にすれば効率アップしそうな気がします。因に私の所属するのは、中西部のlifetime fitnessです。

フィットネス

YSJournal さんはじめまして。ブログ拝見しました。ミシガンの方なんですね。とすると、デトロイト周辺である可能性が高いのできっとご近所さんですね。

確かに題名が適切でないかも知れません。ちなみに、上のリンクの「貧乏人はスポーツクラブに」の記事中に書いた高い方のフィットネスクラブは、Lifetime Fitnessです。見学に行ってとても気に入ったのですが、その後に行ったところが半額だったのでそっちにしましたw 貧乏人はつらいですw

今後とも宜しく

My life in MITから流れて来ました。(車の話はやはり食いついてしまいます。)コメントしたあとで、貴ブログ内をウロウロしてミシガンにお住まいの事に気がつきました。「まっちゃん」、「あじてん」の近くですと言えば、どこのLifetime Fitnessかも分かっちゃいますね。WS校は昔、夜間MBAのクラスをとった事があり馴染みが有ります。その当時(18年くらい前)のパンフレットに「今年は構内で殺人事件が一件も無かった」と自慢してあり、デトロイトらしさを感じたものです。
日本の大学は理科系、一応MBA(駅弁です)も持っているのですが、数学、統計は弱いので、逆に貴ブログ楽しみです。では、今後とも宜しくお願い致します。

WS大

My life in MIT は面白いですね。あのブログ読んで初めて、MBAも面白そうだなあ、と思いました。

WS大の治安は、確かに他の大学に比べれば悪いですが、近年はかなり改善してきています(もっともこれは全米的な傾向です)。凶悪犯罪(強盗、性的暴行、ただし質の悪い痴漢みたいのを含む)は年間20件程度まで減っています。しかも、大半は夜間のものです。殺人は、2002年以来、7年間起こっていません。もっとも、2002年に6人も死んでるのが気になりますが(笑)。何があったのか、今度同僚に聞いてみます。
プロフィール

Willy

Author:Willy
日本の某大数学科で修士課程修了。
金融機関勤務を経て、米国の統計学科博士課程に留学。
2009年、某州立大数学科専任講師。2010年、助教。2016年、准教授。

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お勧めの本
1.ルベーグ積分30講
―― 統計学を学ぶために。
   小説のように読める本。
   学部向け。


2.Matematical Statistics and Data Analysis
―― WS大指定教科書。
   応用も充実。学部上級。

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