家族連れ留学と出産2 -- このエントリーを含むはてなブックマーク

その1では、家族連れで留学する男性の配偶者が同伴して渡米し
留学先で出産することについて考えたので、
今回は、家族連れで留学する女性が留学先で出産すること
について考えてみよう。

日本人の感覚では不可能に思えるが、
同じ学科の中国人の女性でそれをやってのけた人が一人いた。
彼女は博士課程の学生で、夫も同じ大学の博士課程の学生だった。
出産したのは Qualifying Exam が終わった後の3年目の半ばだ。
こんな細かいことを突っ込む必要もないのだが、
彼女は3年目の初めに Qualifying Exam に通ったので
時期から逆算すると試験に通ることを前提として子作りに励んでいたことになる。

ところで統計学科の博士課程の学生は生活費と授業料を得るために
TAをやらなければいけなかった。TAは毎週何時間か
演習のクラスを持たなければいけないので、
流石に出産の前後では務まらない。

そこで彼女はどうしたかというと、もう一人のTAと協力して
一学期を二つに分け、学期の前半は彼女が全てのクラスのTAをやり、
出産予定の学期後半はもう一人のTAが全てのクラスのTAをやって凌いだ。

おそらく彼女はその学期もいくつかの単位を取得した。
そして、私よりも早く4年半で博士課程を修了した。

というわけで、一見不可能に見えることも可能なこともある。

実際、海外で出産するか同加で迷う女性は多いと思うのだが、
こんなウルトラDを見てしまうと、なんでも挑戦だ、
と思えてくるのではないだろうか。

あなたの行動の行く手を阻むのは、
往々にしてあなた自身の先入観だ。



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No title

僕が学部の時にも妊娠していたTAがいて、後半の数週間他のTAと代わってもらっていたことを思い出しました。そういえばこのクラスも数学でした。数学者って結構お盛んなんですね。

数学と性

毒之助さん:

次のエントリーをお楽しみに。
プロフィール

Willy

Author:Willy
日本の某大数学科で修士課程修了。
金融機関勤務を経て、米国の統計学科博士課程に留学。
2009年、某州立大数学科専任講師。2010年、助教。2016年、准教授。

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