統計学PhDの取得年齢 -- このエントリーを含むはてなブックマーク

統計学のPhDの取得年齢は、純粋数学に比べると幅広いのではないかと思う。

あまり人気がある分野ではないので
ある程度数学が出来れば、学部から直接入る人も少なくない。
中国人の最優秀層は、学部卒業までに3年程度飛び級し、
直接博士課程に入って4年程度で修了することが多いので
PhD取得時の年齢は23歳程度になる。私のW大M校の友人に
限っても、こうした人を二人知っているのでそれほど珍しい
例ではないと思われる。

一般的な例は、学部卒業から直接入った場合で20代後半、
一旦就職して2~5年程度で入学する場合だと30~30代半ばになる。

従って大半の学生は20代半ばから30代半ばで博士号を取得することになる。

ちなみに、友人の同期のアメリカ人の一人は50歳前後でPhDを取ったが、
彼の場合は若い頃に純粋数学のPhDを取っている。
また、私の指導教官(中国出身)もPhDを取ったのが40歳前後だと思うが、
やはり若い頃にコンピューターサイエンスの博士号を取っている。
いずれにしても、少し年齢が上がってから入学する場合は
ある程度の数学的なトレーニングを以前に積んだことがあるか
どうかが鍵
となっているようだ。

ブログ内の関連記事:
統計学PhDの所要年数

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テーマ : 海外留学
ジャンル : 学校・教育

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No title

以前のエントリーでwillyさんは妻子持ちだったために保険代などで、数百万円の持ち出しになってしまったという話がありましたが独身の場合の期待費用はいくらぐらいなのでしょうか?

学校側がだす奨学金をもらえるとした場合についての下限、上限、期待値などを教えてほしいです。

No title

ペコポンさん:
難しいですね。統計学科に限っても入学時の条件、大学や場所、住まい、夏休みの過ごし方などによってかなり変わってくると思います。年間で2000ドル黒字~8000ドル赤字あたりが標準的なレンジだと私は予想しますが、このブログの読者の方のご意見も伺いたいところです。

どうしても経費を浮かせたいなら、夏にインターンシップを探すのが一番手っ取り早いでしょう。ただ、うまく見つかるかどうかは未知数ですので、最初から当てにするのは危険です。

No title

willyさん

結構赤字になるレンジは広いのですね。がーん

ありがとうございました。

No title

独身で、とくにお金のかかる趣味がなければ、とんとんでもやっていける額は手取りでもらえると思います。僕はあまりにお金を使わない男なのでちょっとした貯金までできましたよ(笑)。妻子持ちで共働き出来ない場合はかなり大変だと想像しますが。

しかし夏は絶対に有効活用するべきです。応用の効く分野なら民間企業でインターンだとか、夏学期のTAとか、研究でも資金が潤沢な分野なら、春学期あたりにラボに潜りこめれば夏はお給料を払って研究させてくれる場合が多いと思います。こういった活動のやりやすさは分野にもよるのでしょうけど、夏を建設的に使うのと使わないのでは金銭的にも大学院でのすごし方でもの雲泥の差がでると思います。

統計学

はじめまして。理系の修士1年です。
今、確率統計の復習をしているのですが、ベルヌーイ分布から正規分布を導出するところで雲行きが怪しくなり、Χ二乗分布でお腹いっぱい(?)になりました。でも、これって統計の超超基本なんですよね・・・。博士ならもっとはるか複雑なことをやるのでしょうから、数学のトレーニングが鍵になるってのに納得です。

No title

毒之助さん:
>しかし夏は絶対に有効活用するべきです。

これはホント、そう思います。TAは単なる仕事なのでともかく、
RAなりインターンなり早い時期からやった方がいろいろ経験になりますしね。
私の場合は下手に就労経験があっただけに、せっかくの夏休みを仕事で潰すのは
もったいない気がしてダラダラ過ごしてしまったのですが、
今思えばインターンにもっとガンガン応募すれば良かったと思います。
(50%のRAは夏もやっていました。)

ne_moさん:

そうですね。統計学科ってまったりした感じの人が多かったので
なんとなく誰でもできちゃう気もしてしまうのですが、やっぱり
日本の学部2年レベルくらいの数学をきちんと理解できない方は
厳しいと思います。

もっとも、時間をかけて少しずつ進めば徐々に分かるようになる
ものだと思います。

修士の取得年齢

はじめまして、Willyさん。 

このエントリーをみて、Willyさんにお聞きしたいことが頭に浮かんだので、もしよろしかったら、ご返答お願いします。

自分は、現在28歳で数学・統計とは全く無縁の仕事に就いています。
アメリカの大学で数学の学士を取得しているのですが、ここ最近、より深く統計を勉強したいという気持ちになり、アメリカで統計の修士を取りたいと思うようになってきました。
そこで、いくつかお聞きしたいことがあります。

1)自分は、これといって優秀な経歴もなく平凡な人間です。唯一、統計の院にアプライする上で、役に立ちそ  うなのは学部時代にとった数理確率統計系のクラスが、オールAだったってことだけです。これでも、入学  許可をもらえる可能性はあるのでしょうか?自分の今の第一志望はアイオワです。

2)次に年齢です。いまから修士取得を目指した場合、最短は30~31です。やはり、これでは就職は絶    望的でしょうか?


よろしければ、お教え願います。


No title

車にボビーさん:
学部が数学専攻で、かつ英語に問題がないということであれば、
GPAにもよりますが十分にアドミッションは下りそうな感じがしますが。

ただ、修士課程の場合、アシスタントシップをもらえるかどうかは
特に外国人の場合は微妙なところです。

年齢30~31歳は普通だと思いますよ。
僕は就職活動した時に33歳でしたし。

アイオワ大(U of Iowa も Iowa Stateも)の統計学科は良い学科だと思いますが、
取りあえずいろいろ出してみて結果を見るのがよろしいかと思います。

ありがとうございました

Willyさん:

わかりました、一応アイオワ中心にいろいろ出願しようと思います。


ありがとうございました。

高齢でのPhD

はじめまして、非常に興味深いブログをありがとうございます。
私は旧帝大のひとつで経済学を学んだ後金融機関に就職しましたが、最近はおカネ稼ぎよりも理論の方に興味を持ってしまいました。現在38歳です。
アメリカで数学のPhDを取ることを目指して調査を開始したのですが、まずは職を辞して大学の数学科を出て、願わくば日本の修士を持って、それから出願ということになるようです。そうしますとかなりの高齢candidateになってしまいます。
そこで教えていただきたいのですが、
1)学部はなんとか出るとしても日本の修士をとらずに、いわゆるTOP20のコースにenrollできる可能性は十分あるのでしょうか。
2)アドミッションに年齢差別はないとのことですが、TOP20クラスの学校でもそうなのでしょうか。
3)奨学金、TA、RAは高齢candidateでも若者と同様に受けられるものなのでしょうか。
4)もしうまくいったとしても取得できるのは50歳くらいになってしまいます。それでもアメリカであればポスドクのポジションに就けるものなのでしょうか。(もちろん人によると思いますが、日本ではほぼ絶望的だと思われますので、どの程度の可能性があるのかと思いまして。)

アメリカでは大学院の入学も、就職も建前上は年齢差別がないというのは承知しています。ですが、実際のところはどの程度それが守られているのか教えていただければ幸いです。
ありがとうございます。
プロフィール

Willy

Author:Willy
日本の某大数学科で修士課程修了。金融機関勤務を経て、米国の統計学科博士課程にてPhD取得。現在、米国の某州立大准教授。

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お勧めの本
1.ルベーグ積分30講
―― 統計学を学ぶために。
   小説のように読める本。
   学部向け。


2.Matematical Statistics and Data Analysis
―― WS大指定教科書。
   応用も充実。学部上級。

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