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統計学科の友人の就職動向2010 -- このエントリーを含むはてなブックマーク

W大M校に帰って、統計学科の友人の就職状況をいろいろ教えてもらった。

金融関係に関心を持っている友人のR(中国出身)は、
四大会計事務所のうちの一つに就職。
博士課程はまだ4年目だが早くも就職を決めてしまった。

保険会社を辞めて統計学科に来た友人のS(韓国出身)は今年で5年目。
生命保険との絡みで生存時間解析をやっていたのだが、
別に応用は金融じゃなくてもいい、と感じ始めて、
癌研究の某巨大組織のポスドクに内定。
統計学科はこんな感じで
手法を中心に考えて応用分野を変える人
も結構多いのではないかと思う。

アメリカ人のBは、今年4年目。
Duke大とシンガポール大が共同で設立した医学部に
助教(assistant professor)として就職。
純粋なアメリカ人でも条件が良ければ簡単に
他の英語圏の国に流出してしまうという例。
英語ができて優秀な人はアメリカがダメになっても、
職に困ることはないだろう。


P(メキシコ出身)は今年4年目だが、
指導教官が2年前に他大学に移籍した。
M校の統計学科では、指導教官が移籍した場合、
指導教官を変えない限り2年以内に博士課程を修了しなければならない。
大学の人材の流動性は高いので、博士課程の学生はそういった
ルールに常に注意しなければならない。
本人の希望は、ビジネススクールの教官ポストが理想との事だが、
競争が激しいので企業のポスドクも考えているとのこと。

S2(韓国出身)は今年で7年目。
博論はもう出せるはずだが、就職がまだ決まっていない。
これはあくまで主観だが、統計学科のPhDで就職が決まらない人は
能力に問題があるというよりも、積極的に就職活動していない
ケースが多いように思う。

2006年頃までは、売り手市場で就職はいくらでも見つかったが
近年はジョブ・マーケットが良くないので、たくさん応募する
ことが大事だ。


ブログ内の関連記事:
統計学科同期の就職先の動向
米国企業は何故、博士を採用できるのか?
アメリカにいる統計家の生涯賃金(企業・政府部門)
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テーマ : 海外留学
ジャンル : 学校・教育

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No title

統計学の最先端をしている人は基本的に数学的でtheoreticalなことをやってるわけですか?物理みたいに理論やる人と実験や解析する人がスパッと分かれている感じではなさそうですけど。

理論と応用

毒の助さん:
統計学科では、全員theoryはある程度は分かる、という前提になっていますが、
最近は応用分野の研究が主なのでなんともいえませんね。
つまりスパッと分かれていないです。

「コアコースで習った内容を研究で使ったことが一度も無い」
という人も珍しくなく、統計学科は難しい位置に立たされていると思います。

No title

>統計学科は難しい位置に立たされていると思います。

これも考え方によってはチャンスじゃないんですか?
Biostatisticsとかdata miningだとか最近統計がらみな分野の人間の需要が増えるといわれ続けてる気が。これから特にデータはどんどん増える一方だろうから、学際的な重要度は上がるはずですよね。

No title

毒の助さん:

Biostatistics は大抵別個に学科がありますし、データマイニングは工学的な側面が強くコンピューターサイエンス学科に押され気味です。統計学科というのはいろいろと潰しが利く反面、あらゆる分野で他学科と競合しているともいえます。

バイオ系企業の面接

統計学を勉強しておりました。 バイオ系企業の面接と言うのは、統計学科を卒業した人でも何とかなるのでしょうか? それとも、在学中にバイオ系の勉強をしっかり積んでおく必要があるのでしょうか? 面接では、超専門的な質問が来るのでしょうか? バイオと言っても色んな分野があるだろうと思うのですが。。。 もしご存知でしたらご教授頂けると幸いです!
プロフィール

Willy

Author:Willy
日本の某大数学科で修士課程修了。
金融機関勤務を経て、米国の統計学科博士課程に留学。
2009年、某州立大数学科専任講師。2010年、助教。2016年、准教授。

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お勧めの本
1.ルベーグ積分30講
―― 統計学を学ぶために。
   小説のように読める本。
   学部向け。


2.Matematical Statistics and Data Analysis
―― WS大指定教科書。
   応用も充実。学部上級。

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