スポンサーサイト -- このエントリーを含むはてなブックマーク

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


米国統計学会 ~就職面接のまとめ~ -- このエントリーを含むはてなブックマーク

8月3~7日に行われたJoint Statistical Meetingだが、
後から振り返ると、現地についてからの体力の配分は、
就職面接に4割、テクニカルセッションに3割、
自分の発表に2割、その他1割、といった感じであった。

本来おまけのはずだったジョブ・インタビュー(就職面接)に、
もっとも多くのエネルギーを取られたのは、
誤算ではあったが良い経験になったとも思う。
結局、5つの大学、3つの金融機関、2つの企業、
計10箇所の面接を受けた。

大学に関しては、とりあえず今回は説明を聞く程度であり、
正式なアプライは、推薦状(3-4通)やteaching statement、
research statement 等を揃えて後日することになる。
本格的な選考は年明けの2月頃から、と思っていたのだが、
今回JSMに来ていた大学は、年内に選考をしてオファーを
早めに出し、人材を確保したいという思惑があるようだ。
従って、正式なアプライも9月末までにはした方が良いと
いうことらしい。

アメリカの大学は、
PhDプログラムを持つ研究大学、
Mastersプログラムまでを持つ大学、
学部教育に特化した大学
という感じにランクが分かれている。
米国の大学のコースは
50分の講義が週3-4回、あるいは
75-90分の講義が週2回あるのが普通だが、
今回、話を聞いた感じでは、
研究大学では毎期2コース、
それ以下の大学では3~4コースを教える

というのが標準になっているようだ。
なお、ASA(American Statistical Association)によると、
研究大学の新卒助教の平均給与はおよそ年7万ドル、
学部教育主体のカレッジでは年5万5千ドル程度
となっている。
これは、PhDの平均給与に比べると随分安いが、
実質的な労働期間が7.5-8.5ヶ月程度
しかないことを考えると、特段悪いとは言えないだろう。

一方、民間企業のジョブ・インタビューのプロセスであるが、
学科の友人によると、
多くの企業ははじめに電話インタビューやリクルーター
によるインタビューでスクリーニングを行う。
その後、通過者は本社に呼ばれて、
様々な人(6人くらい)との面接を一日中受け、
約1時間のプレゼンテーションを行って合否が決まる、
というのが標準的らしい。
面接に呼ぶには企業側にもコストがかかるのだが、
呼ばれれば採用有望とも言い切れないようだ。
優秀な友人も何度も面接に行ってようやく決まったりしている。

卒業間近になってからでないと選考を行わない企業もあるので、
今回受験した企業のうち結果がすぐ出るのは3社程度ということになる。
1社でも次のステップに進むことができれば御の字である。

気になる民間企業の給料だが、企業側の説明では
製薬会社は"very good"、
金融機関は"competitive"
と言ってくることが多い。
大体の予想だが新卒の統計PhDの場合、
製薬会社でボーナス込みで年10万ドル、
金融機関で年8万ドル程度ではないか
と踏んでいる。
一見日本よりもかなり高いが、
税率、年金、賃金カーブなどを考慮すると
必ずしも高いかどうかは明らかでない。

面白かったらクリック↓
445465" target="_blank">FC2 Blog Ranking

スポンサーサイト


テーマ : 就職・転職・仕事・求職・アルバイト・パートのNo1最新情報
ジャンル : 就職・お仕事

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

アメリカの教員の講義コマ数

アメリカの大学教員の Teaching Load は「統計学+ε: 米国留学・研究生活」によると、 「アメリカの大学は、 ・PhDプログラムを持つ研究大学、 ・M...

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Willy

Author:Willy
日本の某大数学科で修士課程修了。
金融機関勤務を経て、米国の統計学科博士課程に留学。
2009年、某州立大数学科専任講師。2010年、助教。2016年、准教授。

検索フォーム
Twitter

Twitter < > Reload

お勧めの本
1.ルベーグ積分30講
―― 統計学を学ぶために。
   小説のように読める本。
   学部向け。


2.Matematical Statistics and Data Analysis
―― WS大指定教科書。
   応用も充実。学部上級。

全記事表示

全ての記事を表示する

最近のコメント
訪問者数 (UA)
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
海外情報
34位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
北アメリカ
5位
アクセスランキングを見る>>
人気記事Top10


(はてなブックマークより)

カテゴリー
最近のトラックバック
お勧めブログ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。