アメリカのプリスクールについて -- このエントリーを含むはてなブックマーク

アメリカ生活でお金がかかることはいくつかあるが、
就学前のプリスクール(幼稚園)の費用はその一つだ。


まず、小学校入学までの仕組みを簡単に説明しておこう。
アメリカでも日本と同じように6歳から小学校(Elementary School)が始まる(*1)が、
Elementary にはほとんどの地区で、Kindergarten といういわゆる幼稚園の年長に
当たるプログラムがあり子供はそこに通う。
Kindergaten に通わせることが義務化どうかは州によって異なるが、ほとんどの
家庭が通わせているようだ。

この Kindergarten に通わせる前に、教育にある程度関心のある家庭は
子供をプリスクール(Pre-school)に通わせる。
Pre-schoolは通常は私立であり学費は高い。

現在、娘は二つのプリスクールに通っているが、
そのうちの一つは週2回×3時間で、月の学費が240ドルくらいする。
週5回×7時間(午前9時から午後4時まで)だと学費は月に1400ドル弱である。
これは決して高い方ではなく普通のプリスクールだ。
モンテッソーリだとか、知名度の高い教授法を導入しているところだと
もっと高いところもあるだろう。

私立の中でも、教会系のプリスクールは比較的料金が安い。
単に教会の場所を借りているだけのところだと差はあまり大きく
ないことが多いが、布教を全面的に行なっているところだと
半額以下のところもあるようだ。
魂の値段は案外安いとも高いとも言える。

娘が通っているもう一つのプリスクールは公立のプリスクールだ。
デトロイト圏郊外のOakland郡の多くの市には、公立のプリスクールがあり
学費はおおよそ私立の4割程度だ。
こちらにも週2回×2.5時間ほど
通っているのだが、娘は実はこちらのプリスクールの方が好きだ。
また、歌や単語の練習などの訓練もきちんとやっていて教育内容も良いし、
お金のある時に建てた立派な市民館の中にあるので設備も良い。
放課後も市民館の中に遊ぶスペースが少しあり、
友達と遊びながら母親同士は井戸端会議をしているそうだ。
まさに官業の民業圧迫といった感じである。

もっとも、プリスクールに関しては、
公・私立の別や教育方針よりもクラスが固定しているかどうか
というファクターが大きいのかも知れない。
曜日や時間帯を比較的自由に選べるようなスクールは利便性が高いが、
一方で集団で何かを訓練することはできないので
どうしても託児所・保育園のような感じになってしまう。
娘が通っているプログラムも、公立の方はクラスが固定している。

娘はKindergarten に入るまでもう一年あるのだが、
Troy市には Kindergarten に入る前の年から
小学校の先生が子供に基本的なことを教えてくれる全日制の
プログラムがあるのでそこに通わせる予定だ。
なお、Kindergartenに入る前の年のプログラムを一般的にPre-Kなどという。
先日、Open Houseに行って教室を見に行ってきたが
インド・韓国・中国などのアジア系が約半数、
白人が約半数という感じのようだ。
やはり教育に関心の高いアジア人の比率は高いようだ。
学費はやはり私立の4割程度と激安なので
念のため申し込み初日に予約しておいた。

ところで先日妻が私立のプリスクールの責任者に話しかけられ
「来年もぜひどうか?」
と聞かたので
「全日制のところに入れたいので安い公立にしようと思っている」
と話したところ
「学費は相談に応じるよ!公立はいくらなの?」
と言われたらしい。とりあえず、
「いくらだったか忘れちゃったなぁ」
と答えたらしいのだが
どのくらい値引きがきくものなのか興味があるので
今度話を聞いてくる、と妻は言っていた。
デトロイト周辺は極端に景気が悪いし
学費なんてものは交渉次第なのかも知れない。
流石に6割引にはならないだろうけれど。

(*1) 何月何日生まれで学年を区切るかは州によって異なる。
  ウィスコン●ンは9月1日でミシガンは12月1日である。

ブログ内の関連記事:
双方向イマージョン教育とは
娘の算数教育
娘の算数教育2

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テーマ : アメリカ生活
ジャンル : 海外情報

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preschool in ca

Stanford在住ですが、プレスクールは同様に高い。
最低でも月一人あたり1000ドル。人気のあるところだと2000ドルを超える。家賃と同じくらい。
この値段には、どのクラスメートも驚きます。
Pre-Kはいいですね。私の息子はKinderの前半年間だけ通ったから、Pre-Kがここにあったら楽だったのになぁ。

プリスクール

プリスクールは高いですね。

インド人とか韓国人とかは湯水のように教育にお金を投入するみたいですが、
日本人はそこまで教育熱心でもない人が多いような気がします。
同じアパート住んでいるインド人の家族は
うちより200-300ドル安い部屋に住み、その代わりにうちの娘と同い年の子供を
とても高そうなモンテッソーリのプリスクールに通わせているようです。
プロフィール

Willy

Author:Willy
日本の某大数学科で修士課程修了。
金融機関勤務を経て、米国の統計学科博士課程に留学。
2009年、某州立大数学科専任講師。2010年、助教。2016年、准教授。

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