アメリカの確定申告 (Tax Return) -- このエントリーを含むはてなブックマーク

日本にいる皆さんは、米国の4月15日がどんな日かご存知だろうか?

この日はTax Return (確定申告)の締切日である。
基本的に所得のある全ての人は前年の所得を合算し、
納税額が足りない場合は差額分を納め、
納税額が多すぎる場合は税務署から返してもらうことになる。

ちなみに連邦所得税に所得が無い場合も、
確定申告の免除を申請するためにフォーム(Form 8843)を提出する必要がある。

国税を集める連邦政府の歳入庁(IRS)と地方税を集める州政府は
全く別個に税金を徴収しているので、
別々に申告しなければならない。

デトロイト市で働いている人に限るとさらに市民税がかかるので
それも別に申告しなければならない。。
確か市内に住んでいる場合が2.5%で、市外に住んでいる場合が1.25%だ。
求心力のある大都市ならともかく。
人口流出が進むデトロイト市が特に高い税率をかける合理性が
あまりないのだが、デトロイトというのはそういうところなのだ。

さらに私の場合はW州から8月に引っ越したので、
州税は一定の方式に従って二つの州に払わなければならない。


大抵、1月末頃には前年の所得が記載された源泉徴収票(W-2 Form)
やその他の必要書類が届くのですぐにやればいいのだが
いろいろ面倒な手続きの問題もあったりして
またしても直前になってしまった。
必要書類が揃っていて説明書を読む気力さえあれば
誰でも記入できると私は思うが、慣れないと時間はかかる。
私は今まで申告を訂正をされたことはない。
一度申告どおりに払い戻されなかったことがあり
IRSに電話したら職員の知識が不足していたので
該当項目の概念を解説した上で直してもらった。
具体的には、
「親が非居住者で子供が米国市民の場合の養育費の税額控除の方法」
についてだったのだが、その後制度が変更されて
そういうややこしい控除は廃止された。

税理士に頼むと節税になるかどうかはケースによる。
留学生の場合、最初の5年間は非居住者になるので
アメリカの普通の税理士に頼むのは賢明でないだろう。
そういうイレギュラーなものになると彼らはあまり当てにならない。
一方、控除がいくらまで認められるか
といったノウハウを彼らは持っているはずなので
多少有利になることはあるだろう。

まあ、どれくらい当てになるかも分からないし私は頼んだことがない。
大体、サービスを他人に頼むということのリスクがこの国では大きいし、
最初の年に頑張れば、翌年以降はあまり変わらない。

方法はオンラインと郵送のどちらかが選べるのだが、
いろいろ例外がある場合はオンラインだと面倒なので
いつも郵送で出している。

そんなわけで、先週土曜日(4月10日)
にやっとのことで4通の確定申告をまとめて出してきた。

ぎりぎりに出したつもりだったのだが
郵便局員がニコニコして「早いね」なんて言っている。

4月15日消印有効なのだが、
3分の2がオンラインになった今でも
4月15日の郵便局は長蛇の列で1時間半待ちになるそうだ。
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テーマ : アメリカ生活
ジャンル : 海外情報

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チェックがまだ届かず

私は、毎年結構リファンドがあるので、送付2月末くらいには完了してます。(住宅ローンの控除が大きい)例年、4月15日までには、リファンドのチェックも届いて、ほくほくなのですが,今年はまだ届いておりません。

送付先も、去年まではずっとカンザスだったのが、カリフォルニアに変わった事などもあり、不安です。

尚、来年から、全面電子化されると聞いてます。

電子化

>尚、来年から、全面電子化されると聞いてます。

これって本当ですか?
10人以上の申告を行ういわゆる業者に限った話ではないでしょうか。
老人が来年、みんなでE-fileしているところが想像できません(笑)。

No title

確定申告、お疲れ様です。
私は、もうかなり長い間、Turbo Taxです。自分でやるのめんどくさいし、大してお金もかからないし、refundも早いのが主な理由です。

No title

謎の数学者さん:

私の場合は、家族がいたりするせいか、毎年のように例外がありなかなかE-fileする気になりません。今年は家族のパスポートのコピーに公証をつけて送ったりとか。公証をE-fileすることは不可能ですし。

来年辺りから普通に申告できると良いのですが。

No title

ワシントン州って事もあって二時間以内にe-fileをパパット済ませました。僕はどっちかというとペーパーファイリングの方が信じられないタイプなのでw、家族もいないですし楽です。

No title

>ワシントン州って事もあって二時間以内にe-fileをパパット済ませました。
>僕はどっちかというとペーパーファイリングの方が信じられないタイプなのでw、
>家族もいないですし楽です。

紙って以外に楽ですよ。私のようなコンピューター嫌いな人間には。
変なエラーとか出ないですし。
WebsiteでformとinstructionをダウンロードしてPCっで打ち込んでから
印刷して郵送するというところに理不尽さを感じずにはいられませんが(笑)。

irs.gov

irs.gov に Where is my refund? というのがあって、調べてみました。SS number と Refund 額での入力で調べられます。今日4月16日にチェックが発送される予定になっており、一安心。一ヶ月以内に届かない場合は、次の手(再発行?)がある様です。

No title

YSJournalさん:

ありますね。確かWI州の歳入省にもそういうシステムがありました。
プロフィール

Willy

Author:Willy
日本の某大数学科で修士課程修了。
金融機関勤務を経て、米国の統計学科博士課程に留学。
2009年、某州立大数学科専任講師。2010年、助教。2016年、准教授。

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お勧めの本
1.ルベーグ積分30講
―― 統計学を学ぶために。
   小説のように読める本。
   学部向け。


2.Matematical Statistics and Data Analysis
―― WS大指定教科書。
   応用も充実。学部上級。

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