終身雇用は単なるオプション -- このエントリーを含むはてなブックマーク

何日か前のものだが城繁幸さんのブログの
「人生にもクライマックスシリーズは必要」という記事が興味深い。
新聞社の地方支局で20代、30代の若手のメンタルトラブルが多発しているそうだ。
記事によると、
30代前半までに「本社出世コース」と「地方ドサ回り兵隊コース」
に分けて後は30年間放置プレイなんて硬直的な人事制度こそが原因、
だという。

確かに「地方ドサ回り兵隊コース」に行かされた人の気持ちは分かる。
終身雇用制の企業では頑張って安月給で30歳過ぎまで働いたら
次は年功序列賃金で回収する番なので辞められない。
仕事はそれなり大変な一方で
一方で一生懸命やったところで出世は望めない。
人生が終わったような気がするのかも知れない。

しかし、メンタルトラブルにまでなるとしたら
それは会社に拘りすぎというものだろう。
終身雇用は、労働者の義務ではなくて単なるオプション(権利)だ。
会社にいるのが辛くなったら、いつでも辞めるべきだ。
もちろん現状では制度的に不利になるのは否めないし、
仕事を変えるのにもそれなりの勇気と努力がいるのは間違いない。
しかし、曲がりなりにも過去に何かを成し遂げた人なら
きっと別の分野でも成長できるだろう。

そもそも、組織で活躍できなくなった人が他の仕事に移ることで
初めて社会は活性化し、経済は成長できるのだ。
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テーマ : 働くということ
ジャンル : 就職・お仕事

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非公開コメント

そうは言っても

>会社にいるのが辛くなったら、いつでも辞めるべきだ。

実際、辞めてみると辛いんですよ、これが。(苦笑)痛い中高年に成って行く自分に幻滅しながらも会社にしがみついて居る方がマシだったのかなあ、と正直、後悔してます。(笑)
ま、社内政治的に行き詰まった40代サラリーマンなど安泰に定年まで過ごせるはずもなく、どこかで決断しなければならなかったんですけどね。吹っ切るのにまだ2,3年掛かりそうですね。

No title

>実際、辞めてみると辛いんですよ

そうでしょうね。私もサラリーマンをやっていたのでそれは想像できます。
これを読んだ人の大半は静かに「何言ってんだ」と思っていると思います。
そこを敢えて書いてみました。

みんな辞めたいとは思ってるんだけど

>これを読んだ人の大半は静かに「何言ってんだ」と思っていると思います。

そんなことないと思いますよ。「オレは〇〇さんに作られた人間だ。〇〇さんの言うことを聞いていれば間違いない」などと思い込んでいる洗脳の進んだ社畜ならいざ知らず、40代サラリーマンなら、そこそこ出世したと思える人でも「このままじゃダメだ」と思ってるもんです。ま、それが転職なのか、会社に残って自分を改革して行くのか解決策はそれぞれあるんでしょうけどね。

それにしてもコメント返し早いですね。(笑)

塞翁が馬

私は零細企業に勤めているので、元々終身雇用という権利はありません。
そのため、仕事が辛くなったら辞めますし、もっといい会社があったらさっさと転職します。

新聞社は社会的ステータスが高いですし、給料もいいですが、衰退企業なので、
新聞社の社員は釜茹でにされる蛙の気分だと思います。

No title

野田一丁目さん:
現行制度の下で個人として経済的に合理的な選択をしようとすると辞めるということにはならないのではないかと思います。ただ、やっぱり精神を病んでまでそこに拘ってしまうのは不幸のもとになるような気がしました。

元SEさん:
新聞社はもう完全に終わった業態ですからね。経営上の観点からも地道にリストラとかするより「最期まで派手にやろうぜ」という方が合理的な選択に思えてしまいます。まあ一般的に言って、大企業って待遇はいいですが、入社したら最後、高所恐怖症で途中で降りられなくなるようなところがあるので中にいる人は案外幸せでなかったりするのではないでしょうか。

確かにオプションだと思えば気が楽になりますね。とても素晴らしい考え方だと思います。そう思える人が増えていけば良いですね。

No title

ラキソさん:

どうもです。ちょっと気負いすぎの人が多い気がします。家族とか、ローンとか、いろいろあるんでしょうけど。
プロフィール

Willy

Author:Willy
日本の某大数学科で修士課程修了。
金融機関勤務を経て、米国の統計学科博士課程に留学。
2009年、某州立大数学科専任講師。2010年、助教。2016年、准教授。

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