The Capital Grille (Troy)
Troy市には、Somerset Mall という高級ブランド店が
たくさん入ったショッピング・モールがある。
そんなところで買い物をする経済的余裕がないので、
自宅から徒歩5分のところにあるにもかかわらず
ほとんど行くことがないのだが、
先日両親が訪れていたこともあり、
久々に中にあるThe Capital Grille という
レストランに行ってみた。
Somerset Mall 内は割と庶民的でカジュアルな
レストランが多いのだが、このレストランは入った
とたん、スーツを着た人たちがたくさんおり、
重厚な雰囲気である。
入り口右側には、得意客のボトルキープの棚がある。
"TOSHIBA" というのもあったので、日本企業の
接待でも使われているのかもしれない。
食事のメニューは意外と少ない。
シーフードを使った前菜や生牡蠣といった定番商品に加え、
スープが2種類、サラダが5種類くらいある程度で、
あとはメインのグリルと付けあわせがあるくらいである。
メインの値段は、付けあわせを含まずに
40ドル前後と結構高い。
一方、ワインは恐らく200種類くらいリストに載っており
かなり充実している。値段は、ボトルで30ドルから
1000ドルとかなり高めだ。父に任せたらボルドーを頼んでいたが、
値段(約60ドル)の割に大した味でもなかったような気がするし、
やや冷えすぎだった感もある。
前菜の生牡蠣は美味しかった。
私は羊肉が大好きなのでメインは羊のローストを
ミディアム・レアで注文したのだが、
"warm pink center?"
と聞かれたのでややうろたえてしまった。
以前に書いたが、アメリカのレストランは焼き方が一定でなく、
普通の店ではミディアム・レアと言ってもミディアムが
出てくることがある。
しかし、この店はどうやら自信があるようだ。
実際、出てきた料理も素晴らしく、
今まで食べた羊肉の中でも2番目くらいの出来だった(*1)。
アメリカは日本より羊肉の人気があるので
羊に関しては平均するとレベルも日本より高いように思う。
日本だと、結構高級なレストランでも、
火力が弱すぎて硬くなっていたりするし、
くせのない肉を選びすぎて風味が足りないこともある。
その点、今回の羊は香り高く、それでいてくせがありすぎず、
脂がのっていて、火は通っているが柔らかい、
と文句のない出来であった。
添えてあったいちじくのソースはアメリカ人好みの甘さだったので
付けずに食べたが、そのくらいはご愛嬌だろう。
敢えて言えば表面がもう少しブロイルされていると良かったか。
もっとも、中西部の少しカジュアルなレストランだと
表面をきちっとブロイルしていることが多いのだが、
高級店やホテルのレストランなどでは若干弱火にして
表面も柔らかめに上品に仕上げる店が多いのだろう。
全体としては、料理とサービスには大満足だが、
一人当たり100ドル前後になってしまうので
値段は高すぎると思う。
コストパフォーマンスを最大にしたいなら
アルコール抜きで注文するのだろうが、
流石に水を飲みながら料理だけ食べるという店でもない。
お金に余裕があれば何か特別な時に一度どうぞ、
という感じの店である。
たくさん入ったショッピング・モールがある。
そんなところで買い物をする経済的余裕がないので、
自宅から徒歩5分のところにあるにもかかわらず
ほとんど行くことがないのだが、
先日両親が訪れていたこともあり、
久々に中にあるThe Capital Grille という
レストランに行ってみた。
Somerset Mall 内は割と庶民的でカジュアルな
レストランが多いのだが、このレストランは入った
とたん、スーツを着た人たちがたくさんおり、
重厚な雰囲気である。
入り口右側には、得意客のボトルキープの棚がある。
"TOSHIBA" というのもあったので、日本企業の
接待でも使われているのかもしれない。
食事のメニューは意外と少ない。
シーフードを使った前菜や生牡蠣といった定番商品に加え、
スープが2種類、サラダが5種類くらいある程度で、
あとはメインのグリルと付けあわせがあるくらいである。
メインの値段は、付けあわせを含まずに
40ドル前後と結構高い。
一方、ワインは恐らく200種類くらいリストに載っており
かなり充実している。値段は、ボトルで30ドルから
1000ドルとかなり高めだ。父に任せたらボルドーを頼んでいたが、
値段(約60ドル)の割に大した味でもなかったような気がするし、
やや冷えすぎだった感もある。
前菜の生牡蠣は美味しかった。
私は羊肉が大好きなのでメインは羊のローストを
ミディアム・レアで注文したのだが、
"warm pink center?"
と聞かれたのでややうろたえてしまった。
以前に書いたが、アメリカのレストランは焼き方が一定でなく、
普通の店ではミディアム・レアと言ってもミディアムが
出てくることがある。
しかし、この店はどうやら自信があるようだ。
実際、出てきた料理も素晴らしく、
今まで食べた羊肉の中でも2番目くらいの出来だった(*1)。
アメリカは日本より羊肉の人気があるので
羊に関しては平均するとレベルも日本より高いように思う。
日本だと、結構高級なレストランでも、
火力が弱すぎて硬くなっていたりするし、
くせのない肉を選びすぎて風味が足りないこともある。
その点、今回の羊は香り高く、それでいてくせがありすぎず、
脂がのっていて、火は通っているが柔らかい、
と文句のない出来であった。
添えてあったいちじくのソースはアメリカ人好みの甘さだったので
付けずに食べたが、そのくらいはご愛嬌だろう。
敢えて言えば表面がもう少しブロイルされていると良かったか。
もっとも、中西部の少しカジュアルなレストランだと
表面をきちっとブロイルしていることが多いのだが、
高級店やホテルのレストランなどでは若干弱火にして
表面も柔らかめに上品に仕上げる店が多いのだろう。
全体としては、料理とサービスには大満足だが、
一人当たり100ドル前後になってしまうので
値段は高すぎると思う。
コストパフォーマンスを最大にしたいなら
アルコール抜きで注文するのだろうが、
流石に水を飲みながら料理だけ食べるという店でもない。
お金に余裕があれば何か特別な時に一度どうぞ、
という感じの店である。
*
(*1)
一番だと思ったのは東京・白山のラ・ベル ドゥ ジュールというレストランで
食べたローストだが、残念ながら2006年に閉店したそうだ。
(*1)
一番だと思ったのは東京・白山のラ・ベル ドゥ ジュールというレストランで
食べたローストだが、残念ながら2006年に閉店したそうだ。
スポンサーサイト