日本のサービス≠アメリカの日本人向けサービス -- このエントリーを含むはてなブックマーク

久々に日本に帰ってきていろいろなところに行ったが、
やはり日本のサービスのレベルの高さはすごいと思う。

チノパンを買えば一時間で裾を直してくれるし、
複数の売り場で買い物をしたら、
店員が気を利かせて次の店舗まで商品を持ってきてくれる。
電器屋に行って「ポイントカードをなくした」と伝えたら
ものの3分で昔の住所から紐付けて再発行してくれた。

日本のサービスレベルの高さに絶対的な信頼を置いている
日本人は結構多いだろう。
そもそもサービスに文句を言っている日本人さえ、
心の底では「客を神扱い」する日本のサービスが安心で
ある事をよく知っているはずだ。

そんなわけで、日本人は海外に行っても結構、
日本人向けサービスを利用しようとするし、
私もそういうことがあるが、これはあまり賢明ではない事が多い。

基本的にサービスの質は需給や供給側の競争の激しさで決まるからだ。
海外の日本人向けサービスは
競争の激しくないものが結構多く、寡占・独占に近いものもある。
どうしても日本語サービスでないと困る、という顧客も多いので
むしろ供給側が傲慢になることが多い。

例えば、ある旅行代理店に電話をかけたら日本人担当者が要領を得ない。
ようやく確認メールが届いたと思ったら、内容が間違っている。
仕方がないのでもう一度電話をしてみたら、
たまたま不在のためアメリカ人の担当者が出たが、
対応は格段にきちんとしていて迅速だった。
狭い世界なので、あまり詳細な具体例をたくさん書く事は
差し控えるがこうした経験は結構たくさんある。

もちろんサービスの質は、個人の資質による部分の方が大きいが、
アメリカでの日本人向けサービスの質が
日本のサービスのように質が高く、現地の一般的サービスよりも良い
と考えるのは大きな勘違いである。

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テーマ : アメリカ生活
ジャンル : 海外情報

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No title

客神扱いワールドカップなんかやったら日本が圧勝できる大会ができて面白いかもしれないですね。

海外の日本語サービスの質は同意です。最近は使う機会がありませんが。

No title

>客神扱いワールドカップ

なるほど、サービス業の新入社員研修でそんなことを企画するのもいいかも知れません(笑)。
プロフィール

Willy

Author:Willy
日本の某大数学科で修士課程修了。
金融機関勤務を経て、米国の統計学科博士課程に留学。
2009年、某州立大数学科専任講師。2010年、助教。2016年、准教授。

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