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変わる専業主婦像 ~ グローバル化時代の専業主婦 -- このエントリーを含むはてなブックマーク

Chikirin さんの先日の記事、「変わる家族形態」が面白い。
社会がものすごい勢いで変化するなかで、
家族形態も急激に変化せざるを得ない事は想像に難くない。

そんな中、専業主婦という職業、専業主婦世帯という家族形態は
ここ数十年、都市化した社会で常に主要な形態であった一方で
社会における意味は大きく変わってきた。

戦後の日本では、社会保障制度面の後押しなどもあり、
専業主婦は(年収百数十万以下の兼業主婦を含めると)
都市部の女性にとって特殊でない唯一の選択肢であったと
言っても過言ではなかった。

一方、女性のキャリア選択が多様化した現代では、
多くの経済力のある男性、高学歴な男性、社会的地位のある男性は
相手の女性にもキャリアや学歴、経済力を求めるようになり、
双方が高い能力や経済力を持つ「強者連合」が生まれるようになった。
その結果、専業主婦像は二つに分離したように思える。
一つは「経済力や知力の低い家族のかたわれとしての専業主婦像」であり、
もう一つは「働く必要の無いほど裕福な専業主婦像」である。

しかし、社会がグローバル化する中で、
「グローバル型専業主婦」ともいうべき
もう一つの新しい専業主婦像が存在しうるのではないかと思う。

Chikirin が記事で述べているような
「23歳で就職したら3年後にはインドに行き、26歳から31歳まで
ムンバイ勤務。日本に帰ってきて3年後、ケニアに赴任。」
というような男性はどのような女性と結婚すれば良いのだろうか?
一つの可能性は、一人でもやっていける経済力があって別居にも
抵抗感がない女性だが、そういう女性はまだまだ少ないし、
男性の側も別居しても良いという人ばかりではないだろう。
そういう時に需要があるのは、次の条件を満たす主婦希望の女性だ。

1.いかなる環境にも適応する

どこの国には行きたくないとか、
結婚相手のせいで不自由な生活を強いられるようになった
と考える配偶者は働く側にとっては都合が悪い。
いまや「条件が良いから」というだけの理由で、
先進国から中東諸国に就職する人がいる時代だ。
配偶者から「他の国で働くことになった」と聞いたとき、
「決まってしまったなら行き先を聞いても仕方ない」
というくらいの人が望ましい。

2.お金に執着しない

専業主婦世帯は、単純に考えて収入が共働き世帯の半分である。
したがって、時間がある分、収入は半分でも仕方ないよね、
と割り切れる人であることが望ましい。

3.家族の結びつきに重きを置く

環境面と経済面での不便に対する見返りとして、
家族の結びつきを重視している人が望ましい。
そもそも、僻地や外国では必然的に家族関係は強まるし、
家族で過ごせる時間は増えるからだ。


婚活世代の女性が憧れる「働く必要の無いほど裕福な専業主婦像」は
理想的だろうが、現実には高嶺の花だ。

よほどの美人だとか、人の心を掴むのが抜群に上手いとかいう
優位性がないとなかなかチャンスを掴むのは難しい。

一方で、上の3条件も全ての人が満たせるわけではないが、
容姿や能力、キャリアに関わらず適性次第で十分にチャンスがある。
専業主婦のポスト争いが熾烈になるなか、
こうしたニッチ市場の存在を気に留めておいても
婚活世代の女性にとって損はないだろう。

男女を入れ替えて考えると、専業主夫はさらなるニッチ市場なので、
こうした市場に目をつけておくことは一層重要だろう。
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テーマ : 結婚
ジャンル : 結婚・家庭生活

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非公開コメント

確かに

今特に結婚したいわけではないのですが、
1~3の条件を満たす女性がいたら結婚したいかもと思ってしまいました。。。
でも仮にそんな人がいたとしても、逆に高嶺の花なのでどっちにしろ無理ですね。
そういう日本人の女性なら外人の男性と結婚しそうですしね。
私事ですが、今年の11月辺りからフィリピンで働くことになりました。
目の青いスペイン系の女性をゲットするのが目標なのですが、1~3の条件を満たす女性を見つけられるようがんばります。

No title

watanabe8760さん:

探せばいるような気もするんですがね。
実際、海外に興味のある日本人女性って男性よりずっと多いわけですし。
ただ、学歴、年収、勤務先などで条件を絞っていく
伝統的な婚活市場で探すのは難しそうです。
ニッチなマッチングサービスとして事業化できたら面白そう。
日本時間の土曜午後9時からスカイプで合コンとか。

フィリピン、アウトソースしたプログラマーの管理でしょうか。
新婚旅行で行きましたが、いいとこでした。

就職・結婚もダイバーシティ

1)海外売上高比率 製造業上位10社(2008年)
 
http://emchant.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_043f.html

2)グローバル企業は、能力のある人材をどんどん抜擢する。
*学歴はもちろん、国籍や性別など一切不問。

3)仕事の人材が、「ダイバーシティ」ならば、「専業主婦」問題を含めて、結婚や家庭もそれに対応して、多様性に富むだろう。
  

中国人留学生

1) 中島恵=ジャーナリスト
<中国人留学生のしたたかなモラトリアム生活:アメリカより日本がいい!>

2)原文は、月刊誌「中央公論」2010年7月号に掲載。

*英文記事は下記:
http://www.japanechoweb.jp/society-culture/jew0112/4

:*なぜアメリカに留学しなかったのか
  
Another who traded his student status for a work visa is Liu Zhiyuan, age 28, who was hired by

特に、劉志達(英文引用、仮名、28才)のインタビューがオモシロい。

「日本は、住んでみると、個人間の競争が少なくて、お互いに気を使うゆったりした社会。これと対照的に、中国は、猛スピードでジェットコースターに乗っているようなもので全く違う。」

No title

snowbeesさん:

競争によるストレスは、資本主義において人々の厚生水準を下げる負の側面ですね。
プロフィール

Willy

Author:Willy
日本の某大数学科で修士課程修了。
金融機関勤務を経て、米国の統計学科博士課程に留学。
2009年、某州立大数学科専任講師。2010年、助教。2016年、准教授。

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お勧めの本
1.ルベーグ積分30講
―― 統計学を学ぶために。
   小説のように読める本。
   学部向け。


2.Matematical Statistics and Data Analysis
―― WS大指定教科書。
   応用も充実。学部上級。

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