みんなのアメリカ -- このエントリーを含むはてなブックマーク

娘が9月からフルタイムのプリスクールに週5日通い始めた。
昼寝の時間が1時間半あるものの、
朝8時から昼3時まで7時間のプログラムだ。
長い時間通わせているのは、学校に入った時に
言葉で苦労しないようにという親心からである。

過去2年間も週3~4回半日だけプリスクールには行っていたが、
フルタイムのプリスクールに入ってからの英語力の向上は目覚しく、
家でも「××ちゃんは、○○ちゃんや私のことを意味もなく
押したりして良くない。」などと英語で説明したりするようになった。
(家では英語は基本的には禁止なのでずっと話すわけではない。)
上達のスピードを見ていると、もしかして自分もプリスクールに
通った方が良いのではないか?と本気で思わされる。

そんな感じで雑談をしていたところ、
「プリスクールでは毎日、全員が胸に手を当てて国歌を聴くんだ」
という話を娘がして、奴と私は驚いた。
しかも、実は去年に通っていた(公立の)プリスクールでも
その習慣はあったようなのだ。
宗教や文化、人種の違いといった国民の個性は尊重しつつも、
国民の愛国心の維持に最大限の努力を払うのがアメリカなのだろう。


日本で国歌が悪しき全体主義の記憶として疎まれるのは、
歴史的な経緯を考えれば理解できる。
国歌斉唱や国旗掲揚の強制も
全体主義の復活という文脈で懸念されることが多い。

しかし、国家間の競争の中で日本が繁栄を維持するには
民主的な統制が効いた下で愛国心を育てることの
重要性が今後増していくだろう。

いつまでも冷戦時の価値観のままで
太平洋戦争の反省と右翼と左翼の対立に明け暮れていては
日本の将来は見えない。

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テーマ : アメリカ合衆国
ジャンル : 海外情報

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愛国心が必要な理由

アメリカ在住の者(ニューカマー)です。いつも興味深く拝読しています。

アメリカが愛国心の維持に熱心なのは、宗教や文化・民族のバックグラウンドが異なる人々の集合体であるからこそ、共通の志向性が無いと国の求心力が維持できないから、という説を聞いたことがあります。いかがでしょうか。

たしかに私も、その説は説得力があると思います。日本に関しては、現時点では民族的な均質性がきわめて高いため、そのような意味での愛国心の必要性は低いと思います。

No title

愛されたいと願う活動は25年以上にも及ぶのですがw、願ってるだけではダメみたいです。強制しようとしても逆効果な感じです。

Willy さんやイチロー、あるいはノーベル賞受賞者の活躍を拝見すると日本っていいなぁと思うのですが、品の無いおっさん達 (ほぼ間違いなく男w) もまた多いのが難ですかね。秋葉原の事件の翌日に、質の悪い派遣社員を送ってくるなとアナウンスする(被告が派遣で働いていた)トヨタとか。北朝鮮の拉致に絡んで在日コリアンの人達に嫌がらせする人とか。年間3万人以上の自殺者に対して対策を打ち出さない政府とか。

沈カスみたいなお手本ではなくて、尊敬できる人達にもっと活躍してもらえれば、子供達も愛国心を抱くのでは、と思ったりしています。

No title

匿名さん、院生さん:

非常に興味深いご意見です。
"日本とアメリカでは国の意味が違う。
日本では国は民族であり、アメリカでは国はシステムだ"
ということを以前に書いたことがありますが、
匿名さん、院生さんも、それを補強するご意見だと思いました。

ただ、民族が優秀ならシステムがだめでもいいのか、
というとそれは違うような気がします。
ガラパゴス化、という言葉に象徴されるように
大半の日本人の活動は日本という地域に限定される傾向があり、
システムと民族は運命共同体という気がするからです。
システムを支える意思と頭脳を持った人を育てるには
愛国心というのはキーであると思います。

No title

京都の大学に通う学生です。

私はアメリカに数回行った程度で、在住した経験がないのでわかりませんが、
アメリカ人はアメリカにいることをもって他人をアメリカ人とみなすような感があります。
言い換えれば、イチローも松井も、現地では「アメリカ人」扱いというということでしょうか。
(実際のところどうなのですか?)

移民の国ということもあるのでしょうが、海外から来た人にとって、
外国でも自国民のように受け入れてるというアメリカのスタンスは、
とても心地がよく、魅力的なのだと思います。

それに比べて、日本人は何をもって他人を「日本人」とみなすことのでしょうか?(感覚的という意味で)
日本に戻ってはや2年目ですが、いまだにわからないところです。

No title

ドラゴンさん:

日本では言語、民族、国の3つが一致していることから、国民を同一言語・民族の集団とみなす傾向が非常に強いと私は感じています。
プロフィール

Willy

Author:Willy
日本の某大数学科で修士課程修了。
金融機関勤務を経て、米国の統計学科博士課程に留学。
2009年、某州立大数学科専任講師。2010年、助教。2016年、准教授。

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お勧めの本
1.ルベーグ積分30講
―― 統計学を学ぶために。
   小説のように読める本。
   学部向け。


2.Matematical Statistics and Data Analysis
―― WS大指定教科書。
   応用も充実。学部上級。

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