アメリカの大学ポストへの応募 -- このエントリーを含むはてなブックマーク

大学への就職先を探そうと、11月から1月にかけて公募ポジションに応募している。
応募先は、英語圏の研究大学と日本の全ての大学のうち、分野の一致する
公募があったもの全てである。研究分野のせいでポスドクポジションが少ない
ので、assistant professor のポジションが多くなってしまう。もっとも、統計学は
数学などに比べると需要の割に人材供給が少ないのはせめてもの救いである。

今日までに90件弱応募して、ほぼ出し終えた。
内訳は、アメリカが75件、イギリスと香港が3件ずつ、
残りは日本、ヨーロッパ、カナダ、アジア・オセアニアである。
アラブとかアフリカとかも若干求人が出ているが、
さすがに出さなかった。

求人を見つけるにあたっては、アメリカの統計学会・数学会関係のいくつかのウェブサイトを
いくつか監視して求人を約半年に亘ってくまなく検索したが、いくつか締め切りを
逃したものもあるし、各大学のウェブサイトを検索すれば多分もう少し見つかるだろう。
カナダやイギリス等は各国のウェブサイトを見れば、かなりの件数があるに違いない。
しかし、現実的な線としては、私が調べたくらいが限界であると思う。

Application の書類であるが、
大抵はカバーレター、CV(履歴書,業績リスト)、
Research Statement, Teaching Statement,
それに推薦状が3-4通
である。
大学によってはこれまでのTeaching Evaluation や、
Transcripts(成績証明書),
これまで書いた論文のコピーを要求するところもある。
カバーレター以外は、基本的に全て共通なので
それほど手間はかからないはずなのだが、一部の大学は、
Research Statement やTeaching Statementの
内容やページ数を指定してくるので、
案外手間がかかる。
また、大学毎に、応募書類と推薦状でそれぞれ、
郵送、E-mail、オンライン入力と3通りあるので、
それも時間がかかる一因だ。

数学や経済学分野では割とフォーマットが統一されている模様で、よりたくさん
の願書を出すことができるようだ。また、分野が大きいので募集件数も多い。
経済学科では500校出願した学生がいるらしいし、うちの大学の数学科は
1-3人程度の公募に700件の応募があるという噂を聞いたことがある。
しかし、統計学科では100校程度の応募でもかなり大変であるように思う。

ちなみに、日本の公募の手間のかかり方は異常ではないかと思う。
業績リストや履歴書、ステートメントにはいちいち細かい指定がある。
どのみち、第一段階のスクリーニングには大した手間はかからないと聞いて
いるので、もう少し共通化して応募者の負担を減らした方が全体としては
最適なシステムになるように思う。

公募52連敗
という日本のサイトがあって、日本の公募に応募する上では参考になるのだが、
日本で52件も公募を出すことの大変さは身にしみてよく分かった。
しかし、問題は就職難よりも公募プロセスにあるのではないかと思う。

とりあえず、「フライアウト」と呼ばれる、大学を訪問してのインタビューと
プレゼンテーションを4件以上獲得することが第一目標。
あとは天に祈るしかない。

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Willy

Author:Willy
日本の某大数学科で修士課程修了。
金融機関勤務を経て、米国の統計学科博士課程に留学。
2009年、某州立大数学科専任講師。2010年、助教。2016年、准教授。

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お勧めの本
1.ルベーグ積分30講
―― 統計学を学ぶために。
   小説のように読める本。
   学部向け。


2.Matematical Statistics and Data Analysis
―― WS大指定教科書。
   応用も充実。学部上級。

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