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英語が上達したと思うのはどんな時か?~米国生活編 -- このエントリーを含むはてなブックマーク

先日、日本で最初に卒業した大学のOB会で、
在米2年弱の駐在員の方から
「英語が上達したと思うのはどんな時か?」
という話題を振られた。

はっきり言って、
英語圏は英語を勉強するところではなく
英語で生活するところなので、
はっきりと英語の上達を意識する機会は少ない。
今、TOEFLを受けさせられたとして
スコアは予想もつかないが、おそらく
留学開始時と大差ないのではないかと思う。

そんななか、これまでの生活を振り返ってみると、
実践的な英語力が少し上達したと思うのは、
どうしても自分でやらなければいけないことをやった時
だ。
主な例をいくつか挙げてみる。

1.出願・入学手続き(留学前)

留学する多くの人にとって出願や入学手続きは、
初めて「きちんと」英語を理解しなければいけない経験だ。
難解なところは多くないが、間違えれば自分に跳ね返ってくる
という意味で、試験の英語とは異なるはじめの貴重な体験だといえる。

2.現地での生活のセットアップ

僕が留学した2004年当時、一番難関と言われたのが、
固定電話の開通手続きだ。留学生はSSN(社会保障番号)なしに
電話を引かなければならないので、電話でオペレーターと
延々と数十分話した後、証明のための書類を送ったりしなければ
ならなかった。
他にもアパートの契約、インターネットやテレビの契約、
銀行口座の開設(これは流石に楽勝だったが…)など
面倒なことはいろいろとある。

3.ホーム・パーティー

アメリカはホーム・パーティーが多い。
長い時間、複数の人と話題を見つけて話し続ける
というのは案外難しいものだ。

4.授業で発表

理論系の大学院の1年目はコア・コースと言われる
宿題のたくさん出る授業があり、あまり自分でoutput を
する時間はない。それが2年目になると、自分で準備をして
発表する機会も増えてくることになる。

5.TA(ティーチング・アシスタント)

大学院留学で、一番語学の勉強になるのはこれだろう。
TAは自分の言葉で教えなければならないし、
聞いている学生はTAが英語に不自由であろうと
理解しなければならない、という状況は会話の練習には最適だ。
僕は、リサーチアシスタントでコンサルティングをやった時期も
長かったがこれも英語の運用力を上げるのに一役買った。

6.学会での発表・会話

発表はよりフォーマルな場なので流暢に分かり易く話さなければならない。
また、学会は一日中誰かの話を聞いているわけで
ヒアリング能力の向上には持ってこいだ。
夜はみんなでディナーを食べるし、
ある学会では学生は相部屋だったので
起きてから寝るまで英語で過ごした。

7.就職活動

就職活動における語学のプレッシャーは半端ではない。
全ての人が自分の一挙手一投足に注目しており、
語学力がなければ即不採用が決まる。
質問の頻度や鋭さも普段の比ではないし、
現地の空港に着いてから帰りの飛行機に乗るまでの
1~3日間は、この上ない英語の訓練だ。

8.グラント申請

自分の英語力はライティングが一番ましだと思って
いたのだが、就職後、グラントを申請する段になって、
自分の文章の拙さに愕然とした。
初めに数学科で数年先輩にあたるトルコ人の助教から
サンプルをもらったのだが、文章の格調が全然違うのだ。
この時から、せめてライティングだけは教養のある
ネイティブに遜色ないレベルにまで高めたいと強く
思うようになった。

学部生にエッセイを提出させることがあるが、
残念ながら自分の文章力は、ボキャブラリーが少なめの
大学生と同じくらいのレベルだと思う。
しかも冠詞は、どうしても間違えることがある。

9.不動産購入

不動産は一例に過ぎないが、複雑な調べ物をすると、
いろいろな文章に触れなければならず、英語を読む
時間も増える。いろいろと調べることでボキャブラリーも
増えるのだろう。

例えば、引越しに伴って最近は家具をずいぶん見たが、
同じ茶色でも、Oak, Cherry, Walnut, Chocorate,
Espresso, Cappuccino, Java 自然と使い分けるようになる。
(ただし、この例は素材と色がごっちゃになっているものがある)。


簡潔に言えば
語学では、必要は成功の母、ということだろう。


外国語上達の一番の早道は国際恋愛をすることという意見があるのも
本能的に伝えることが必要になるからに違いない。
僕は残念ながら既婚者なので、
その不足分は最近、英語でぶつぶつしゃべっている娘に
でも期待することにしよう。
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テーマ : 英語・英会話学習
ジャンル : 学校・教育

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No title

本当ですね。 私も犬を飼い始めた時に、犬関係の語彙がどっと増えました。 子供を持ってからは、幼児語の語彙が充実しましたし、今は子供の小学校の勉強につきあって、アメリカの小学生の基本常識や単語を勉強中。 

No title

犬小屋は、犬が寝るから kennel って言うんですよね。いやー、つまんなくてすみません。

No title

やはり本場で生活するのが、何かと英語を使う機会や聞く機会があっていいですね。
日本にいてると英語を使う機会がすごく限られてくるので意識的に勉強しないと上達できなさそうです。
上達したとしても、やっぱりネイティブとはズレとかあるし。。
記事ありがとうございました^^

No title

日本も英会話の先生を探すだけなら難しくないですが、英語を使わなければならない場面はまだまだ少ないですね。もっとも、アメリカに住めば住むほどネイティブとの差を感じますけども。
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Willy

Author:Willy
日本の某大数学科で修士課程修了。金融機関勤務を経て、米国の統計学科博士課程にてPhD取得。現在、米国の某州立大准教授。

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お勧めの本
1.ルベーグ積分30講
―― 統計学を学ぶために。
   小説のように読める本。
   学部向け。


2.Matematical Statistics and Data Analysis
―― WS大指定教科書。
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