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学部生からの苦情メールに返答 -- このエントリーを含むはてなブックマーク

今学期は、恐ろしいことに
学部1年生向けの初級の数学のコースを受け持っている。
何が恐ろしいかというと、そのコースの受講者の
数学力は概ね日本の公立中学の2~3年生くらいだからだ。
アメリカの名誉のために書いておくとこれは米国でも多分
9年生(=中学3年生)くらいのレベルだと思う。
「y = 2x + 3」が直線を表す式だということを
分かっていない学生も結構多いらしい。
そんな学生に相関係数とか信頼区間とか教えるのは
どうなのかと思うのだが、何故かそういう
カリキュラムになってしまっている。

もう一つ恐ろしいところは、
学部1年生は数学だけでなく、
外国人にも慣れていないことだ。
今日は早速 E-mail で文句を言ってきた学生がいた。
文面は以下の通りだ。

I really don't understand what you lecture in class
because your accent, and I'm having a hard time
understanding the work when I can't understand you.


because `of' も使えない人に英語のこと言われてモナー、
という気もしてしまったが、まあとりあえず黙っておこう。
具体的にどうしてくれとも書いていないので、まあ単なる
嫌がらせなんだろう。

取り合えず「真面目に対策します(キリッ」という姿勢を見せつつ、
でも理解できないのはお前のせいだよと気づかせつつ、
できればそういう面倒な学生はドロップ(登録解除)してくれると嬉しいなー
ということで以下のようなメールを返信してみた。

I am sorry I can not correct my accent immediately,
but I have a few suggestions:

1. Most people get used to my accent after a few classes.
I have not received complaint on my accent in recent years.

2. I am planning to use a microphone, and it may improve the
situation to some extent.

3. If you found accent problems for specific words,
do not hesitate to tell me. I will fix it.

4. If you also do not understand the slides, probably your
difficulty is not only because of my accent.

Of course, you do not have to stick with my class.
In my experience when students do not trust an instructor,
their understanding get significantly worse.
Please drop the course if you would like to.




うーん、なんか最後の4行が露骨な感じ。
どういうメールが一番効果的なんだろうか。
難しいね…。

補記:
声小さいから今日は前の方に来た、とか、マイクロホン使ってくれ、
という要望は他の学生からも来ていた。
200人教室でマイクが壊れてるっぽいと言うのは確かに困る。
マイクが直って多少でも聞き取り易くなるといいんだけど。
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テーマ : アメリカ生活
ジャンル : 海外情報

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No title

たしかに、最後の四行でいきなり露骨に笑

No title

しかし彼らはインド人のひどいアクセントの人とかと会話したこと無いんでしょうかね。
私はアメリカで多くのインド人と仕事をしていますが、彼らのアクセントに比べたら日本人なんて可愛いもんだと思います。

No title

Willy さん
アメリカ人が日本人の英語を聞き取り難いのは、アクセントではなく発音だと聞いた事があります。

日本人が聞くと、アラブ人の発音なんて大丈夫かと思いますが、自分より通じたりしてビックリしたりします。日本語の音は200しか無く、英語は500あるので、日本人が後天的に残りの300音を聞いたり、増して発音する事は難しいそうです。(音が聞ける、言えるかどうかのクリティカルエイジは12歳と聞いた事があります)

私は機会ある毎に、日本語の音の構造、母音と子音の組合わせを同僚等に教えて、生きてる間に頭を使えと謎の教えを偉そうに垂れて、私の発音を理解するように指導しております。

No title

くまさん:

ビジネスのレターだと内容Aを言いたい時に、
B→A→Bと持ってくるのが割とうまく行くと言いますが、
なかなか面倒でそこまでやらないですね。
その結果、B→Aで終わりw

匿名さん:

インド人のアクセントはいろいろあるので何とも言えませんが、
アメリカでそんなにひどい人は多くありませんよね。
私としては、スペイン系が一番ひどいのではないかと。
「ファンクツィオ~ン (function)」とか言ってて
それは英語じゃないだろ、という感じです。

YSJournal さん:

私もそう思います。アクセントとか言ってる人がいると、
そもそも問題の本質を分かってないなーと思ってがっかりします。
英語の音はなかなか入りませんね。
lとrも未だにはっきり分からないことが多いですし、
yの音なんかもeなんかとはっきり区別できません。
またn の音をきちんと出すのは日本人には難しいですね。
舌がそんな風に動かないですから。

No title

お疲れ様です。
アメリカの大学の先生は、カスタマーサービスもきちんとする必要があるので大変ですね。 忍耐で頑張ってください~
私も経済学が理解できないのは、先生の説明のせいだ!と信じておりました。

No title

できれば、本人にこのカリキュラムを受ける上での前提知識が
ないことを自覚させた方が良いかと思います。
このままいくと、Willyさんの評価を下げる要因になる可能性があるかもしれません。

No title

NSさん:

励ましのお言葉ありがとうございます。
僕は教えるのは割と好きなんですが、このクラスは大きな
トラブルが起こらないことが目標です。

元SEさん:

たぶん、クラス全体の数学力が不十分ですからね…。
いろいろ工夫はしますが、やる気がでません。

No title

初めまして。
今、初めてブログ拝見いたしました。おもしろいですね。
私は逆に生徒として授業後、教員に質問したり、
気軽にメールをした日本人学生でした。
抗議のようなものはしていませんが・・・
返信したメールを見ましたが、あのような
律儀なメールを返信する必要はないと思います。

あまりにも、その生徒にとって授業内容が理解できず、
それを外国人教員の英語のアクセントのせいにしているような気がします。
インド人教員からはalgebra、アメリカ人教員からは統計学のクラス
を取りましたが、やはり数人のアメリカ人生徒はwithdrawしてましたが
誰も気にしていませんし、教員も仕事を続けています。

あまり、変な?アメリカ人生徒を相手に懇切丁寧に返答することありませんよ!
For Sure!

No title

まるこさん:

このメールは結構特殊なケースだったと思います。あとから分かったのですが、この学生はやや子供だったようで、そういうメールを教員に送るのは失礼である、ということに気づいていなかったようなのです。その後、私のオフィスに来て、そういうつもりはなかったんだ、ということを遠まわしに伝えようとしていました。
プロフィール

Willy

Author:Willy
日本の某大数学科で修士課程修了。金融機関勤務を経て、米国の統計学科博士課程にてPhD取得。現在、米国の某州立大准教授。

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お勧めの本
1.ルベーグ積分30講
―― 統計学を学ぶために。
   小説のように読める本。
   学部向け。


2.Matematical Statistics and Data Analysis
―― WS大指定教科書。
   応用も充実。学部上級。

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