スポンサーサイト -- このエントリーを含むはてなブックマーク

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


アメリカで教員をするということ -- このエントリーを含むはてなブックマーク

教員生活も2年目の後半になり、だいぶ様子も分かってきた。
日本の大学のことは良く知らないのでなんとも言えないが、
恐らく大きな違いは以下のような点であると思う。

<アメリカの方が大変そうなこと>

通常、研究大学の数学科では各学期に2コース教えることになるが、
一科目を教える手間はかなり大きいのではないかと思う。

それは、授業が週2~4回あるということだけではなく、
宿題や小テストを毎週出すのが通例であることや
一学期間で3回も4回(中間2~3回、期末1回)
も試験をやったりすることが理由である。

また、今の日本の学生の気質を知らないが、
アメリカ人学生ほど容赦なく電子メールを
送りつけてくるとも思えない。

基本的に教員の社会的地位が低いので
学生のクレームが多いということもある。

<日米で異なるがどっちが良いか微妙なこと>

アメリカの大学は日本との対比では
多くの学科別の事務員を抱えていると思う。
しかし、それが教員にとって良いことなのかどうかは微妙だ。
全般的に事務員はやる気がないので、
そういう人たちを通して事務をやることで余計に手間がかかったり、
トラブルが発生したりすることが多いからである。

<日本の方が大変そうなこと>

明らかな違いは米国の大学には基本的に入試事務がないことだ。
入試は、標準テストと書類選考によって行うので
学科の教員が仕事に狩り出されることがない。
広報活動も基本的にやらない。
大学院は学科で扱うが、書類選考のみで試験はない。

その他の雑用についても、
漠然とした印象としてはアメリカの方が少ないのではないかと思う。


そんなわけで、入門的なコースも熱心に教え、
事務手続きのいい加減さが気にならなくて、
入試事務や雑用が全般的に嫌いという人がいたら
米国で教員生活をするのにぴったりだと思う。
(そんな人がいるのかどうかは不明。)


スポンサーサイト


テーマ : 教師のお仕事
ジャンル : 学校・教育

コメントの投稿

非公開コメント

No title

アメリカの大学の先生、オフィスアワーにつまらない質問でも親切に答えてくれ、カスタマーサービスよいと思ってましたが、反対側に座ると見えてくる景色も違いますね。 授業料も日本の大学と比べて高い分、サービスの期待値も高いのでしょう。

No title

確かに授業料は高いですね。州立の州内学生向けの授業料でも日本の私大と同じくらいかも知れません。その理由はほとんど、州からの予算が減っているということなのですが。

No title

ドイツの大学に留学していますが、こちらも事務手続きの要領の悪さにいまだにいらいらさせられます。2週間でできると言われたものが3ヶ月たってもまだとか。まあ、授業料は管理費と市内の公共交通機関の定期券込みで年間15万円と日本やアメリカに比べると激安なのですが・・・本当に忍耐強さが鍛えられます。

No title

入試のことは確かにあるんですが、基本的に手当てがでますね。
例えばセンター試験の監督だと日当2万円です。入試センターからお金が出てるはずですから、多分どこでも同額でしょう。
まあ始発で出て午後8時ぐらいまで拘束ですから割に合うかは微妙なところではありますが…。出前授業にしろ採点にしろ+αで何か出ますね。

No title

YYさん:

まったくですね。こちらの大学の職員は技能も学歴なく、真面目にも働いてないくせに高い給料をもらって解雇もなくて非常に問題です。低学歴事務職員の彼らの給料が高すぎる事は統計的にも明らかになっています。

axeさん:

いろいろ手当てが出るのはいいですね。でも早朝から午後8時までで2万円というのはちょっと悩むかも。僕もテニュア取れたら副業でも考えようかなぁ。

No title

「調子の悪いプロジェクターを、事務が授業中に直せる確率は10%」

僕が考えたマーティーの法則みたいなものですが大学に関わった人なら絶対にわかるシャレでしょう

No title

なるほど。うちの設備関係の人は幸い結構迅速に動いてくれます。
あと、インターナショナル・オフィスなんかは問題が発生すると一大事なので悪くないです。
学科の人が一番問題で、一人を除いて全員がボトルネックにしかなってないです。
これ嫌がらせだよね?ってしょっちゅう思うんですが、多分違うんだよなぁ。
プロフィール

Willy

Author:Willy
日本の某大数学科で修士課程修了。
金融機関勤務を経て、米国の統計学科博士課程に留学。
2009年、某州立大数学科専任講師。2010年、助教。2016年、准教授。

検索フォーム
Twitter

Twitter < > Reload

お勧めの本
1.ルベーグ積分30講
―― 統計学を学ぶために。
   小説のように読める本。
   学部向け。


2.Matematical Statistics and Data Analysis
―― WS大指定教科書。
   応用も充実。学部上級。

全記事表示

全ての記事を表示する

最近のコメント
訪問者数 (UA)
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
海外情報
34位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
北アメリカ
5位
アクセスランキングを見る>>
人気記事Top10


(はてなブックマークより)

カテゴリー
最近のトラックバック
お勧めブログ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。