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原発事故報道に見た日本のマスコミの姿勢 -- このエントリーを含むはてなブックマーク

3月11日に大地震と原発事故が起こってから、
ニュースをいろいろ見ていて一番強く感じた事は、
相変わらず日本のマスコミは、
情報を流すためにあるのではなく
政府の宣伝機関兼営利企業なのだなあ、
ということだった。
マスコミはこれまでの歴史の中でも
世論を操作するためにいろいろやってきたわけだが、
ここまで情報化された社会でまだそんなことをやっている
というのは、少し驚きだった。
携帯電話かパソコンさえあれば、
NHKや読売のニュースを見るかわりに
New York Times や Wall Street Journal を
見ることはいとも簡単なことだ。
英語が読めなくても、誰かが日本語で要点を
Twitter なりブログなりに書き込めば、
情報は伝わってしまう。
そんな社会でも、なおテレビや新聞の報道は
世論に対して大きな影響力を持っており、
そうした情報しか手に入れることができない
情報弱者が大勢いるのだということを実感した。

別にマスコミがやっていることが
間違っていると言っているわけではない。
仮に事態が悪化して原発事故の危険が首都圏に及んだとしても
経済活動の継続や移動手段の問題から首都圏の人が全員、
近畿以西に逃げるということは不可能だ。
(私は状況の良し悪しに関わらず避難地域が大幅に
拡大されることはないと思っている。)
その前提に立てば、むしろ政策的に重要なのは
混乱を抑えることで被害を最小化することだろう。
日本のマスコミが特異なのは、
政府の具体的な指示があったにせよなかったにせよ、
ほぼ一様にそうした政府の意向をそのまま
受けて入れていることだ。

例えば、自衛隊がヘリコプターから水を撒いて
原子炉を冷やすなんていうことをやっているが、
New York Times の論調では、
これは計画(plan)というよりは祈り(pray)のようなものであり、
人々は政府が精一杯なんかをしているということを目でみたいのだ
という内容になっている。
一方で、日本のマスコミ
「今日は何トン放水」とか「何時から再開」というような
詳細かつ実質的にはあまり意味の無い情報をたくさん流す一方で
放水自体にどれくらいの意味があるのか
ということはほとんど報道しない。

繰り返すが、日本のマスコミが間違ったことを
やっているということを言いたいわけではない。
私が子供の時、土曜のゴールデンタイムにやっていた
「8時だよ全員集合!」という番組では、
クライマックスになると、爆竹を鳴らしたあとで
舞台セットの上の方から大量の水が降ってくるという
のはよくある結末だったし、
一般的に言ってお茶の間向けに
そういう映像を流すのは正解だと思う。

また、実質的な効果が小さいのであれば、
むやみに多くの作業員を危険に晒すのは理に叶わないが、
日本人は「なんとか決死隊」みたいなのが大好きだし、
実際、コントのタイトルをそのままコンビ名にした
雨上がり決死隊なんてのも活躍しているくらいだから
マスコミ的にはそういうのは正解に違いないのだ。

結局、何が言いたいのかというと、
日本のマスコミは社会的な影響や、
視聴者の求めるものをそれなりに合理的に判断して
番組を作っているが、
受け手側は、きちんとした情報を入手したいなら
それとは別の然るべき手段を取らなければならない
ということだ。具体的に大事なことは2つある。

一つは、一次ソースを直接見に行くということだ。
例えば、原子力災害対策特別措置法に基づいて、
東京電力は現場の放射線レベルを開示しなければならない。
ニュースでやっていなくても、そうした数値は
東京電力のウェブサイトに載っている。
また、数値以外の情報に関しても、
情緒的かつ断片的なマスコミの報道よりも
首相官邸の災害ページの方が若干ましな情報が得られる。
政府の発表には、国際機関や他国から情報開示の
プレッシャーがかかるからだ。

二つめは、バイアスの少ない記事を見に行くことだ。
一般的にはアメリカの報道機関が日本のものより中立的だという
保証はないが、日本における危険について、アメリカの
報道機関の方がより客観的に報道できる可能性が高い。
通常時は、海外で起こっていることでも非常に短時間のうちに
日本語記事になって報道されるため、わざわざ海外のマスコミ
の記事を読みにいく価値は高くないが、今回のような事件の
場合には海外のソースも読む価値がある。


今回の原発事故は、政府や東電の対応が叩かれているし、
実際、対応が良くなかった面はたくさんあると思うが、
これは別に日本固有の問題ではない。
仮にアメリカで同じような事故があったとしても、
程度の差こそあれ、政府は右往左往しただろうし、
大企業は情報を隠して事態を悪化させただろう。
それに比べ、日本のマスコミの特異性は
際立っているように私は感じた。
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テーマ : 原発事故
ジャンル : ニュース

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No title

それは「日本のマスコミの特異性」なのでしょうか?結局、当事者であれば主観的に、他人事には客観的に、というのがマスコミおよび視聴者全般の性質なのではないでしょうか。アメリカに数年在住していましたが、アメリカのマスメディアが客観的で叙情的ではない、と感じたことは特にありませんでした。決死隊こそいませんがやたらとHeroを量産し、何に基づくのか良くわからない叙情的なコメントを報道する。日本のマスメディアよりは視点が多様ですが、イデオロギーに基づくテレビ局間の対立がそうさせているのか、何のニュースを見るにしても、一局だけ見る分にはやたらと偏った情報を浴びるように思います。日本に質の悪いマスメディアがいるようにアメリカにもいますし、アメリカに質の高いマスメディアがいるように日本にもいます。十把一絡げに論じるのはちょっと無理があると思いますが。

アメリカのマスコミはそんなに優れている?

日本のメディアのレベルが低いというのは同感ですが、いくつか気になった点があるので書きます。

今回の日本の原発事故の報道に関しては、海外メディアも正確な情報が取れていないと思われます。それにNY TimesにもWS Journalにも原発のことがわかる記者がいるとは思えません。私はずっとNYTとWSJもフォローしていますが、不正確な記事も良く見かけます。

今回の原発事故に関しては、Willyさんが主張している「日本における危険について、アメリカの報道機関の方がより客観的に報道できる可能性が高い」と言う点は間違っていると思います。

「放水自体にどれくらいの意味があるのかということはほとんど報道しない」と言う点も間違いで、きちんと報道されていました。

「日本人は「なんとか決死隊」みたいなのが大好きだし」と言う点は、Willyさんの偏見ではないですか。

No title

あなたは、今回の報道を断片的にしか見聞きしていないのでは?
先入観と偏見でこのい記事を書かれたように感じます。

放水が気休めの一時しのぎということも正しく報道されていますし。
放射性物質に関する知識も科学的、かつ分かりやすく説明されています。

「日本人は「なんとか決死隊」みたいなのが大好きだし」と言う点は、
そのとおりだと思います。
でも、それは何とか勇気が持てるような話題に仕立てようという配慮だと思います。
それは決して害ではない。

No title

仰せの事は今までも記者クラブの閉鎖性(=政府の発表を無批判に報道するだけ)の観点から批判されてきたことかと思いますが、今回は特に原子炉プラントというきちんと理解するには専門知識を要求されるテーマで、記者が中身を理解しないまま記事を書いている(=他人の言葉をそのまま転記するだけ)ということがあるかと思います。

新聞もさることながらテレビはもっと終わってますね。
どこのテレビ局のどの番組も解説と称して出てくる専門家は大学の先生ばかりで、理論しか知らないから解説の内容は事故原因についても放射線被害についても一般論ばかり。
大前研一氏のユーチューブ番組を見て、ようやく事故の原因が分かりました。

電波利権という言葉があるように、テレビ局は電波の占有について霞ヶ関からの許認可を受けており、社員は高給を維持できる構造利権業種ですので、ああいう風にずけずけべらべら真実をしゃべって政府(と東電)の批判を口にする人はテレビには絶対に呼ばれないんだろうなと思いました。

もっとも大前氏はユーチューブの中で、外部電源を回復させて冷却システムを復旧させても冷却そのものは3年から5年は必要であると話したら政府の連中は吹っ飛んで驚いていたと言っていますから、この政府にはもはや国民を騙そうという意思を持つ力すらないように思います。
それでいて節電担当大臣なるものを作り、大臣は襟立てした作業着を身につけテレビクルーを引き連れて買占めが起きているコンビニを視察みたいなことはやっていますから、政権浮揚に使うためのアイデアと実行力だけはあったりしますが。
つくづく政治家は選挙以外は何もできない人たちなんだなと思いました。

No title

shuさん:

「イデオロギーに基づくテレビ局間の対立が…(中略)… 一局だけ
見る分にはやたらと偏った情報を浴びる」は確かにその通りですね。

>日本に質の悪いマスメディアがいるようにアメリカにもいますし、
>アメリカに質の高いマスメディアがいるように日本にもいます。

の前半部分には同意なのですが、後半部分がどうなのかが疑問です。
正しいことを言っている個人はいるでしょうけど。

KAMEさん:

確かに今回の件で情報がないのはどこの報道機関も同じですが、
国内メディアと海外メディアで「偏り」が同じだと思えますか?
私には思えません。何かについて報道や予測をするとき、
誤りの数や将来に対する不確実性を小さくすることは殆どの場合、
非常に難しいと思います。だからこそ、
偏りの小ささが重要だと私は思います。

匿名さん:

>放水が気休めの一時しのぎということも正しく報道されていますし。
>放射性物質に関する知識も科学的、かつ分かりやすく説明されています。

大手マスメディアのソースをお願いします。
確かに私は全ての記事を読んだわけではありませんが、
そういう風には感じませんでした。

GEのDGさん:

テーマが難しく、記者が理解しないまま書かざるを得ない、
というのはありそうですが、おっしゃるように専門家にコメントを
求めるにしてもその選択にバイアスがありそうです。

政治家が選挙しかできないのは仕方がないですね。
選挙が得意な人から順に当選するのですから。
専門家をもう少しうまく使ってくれると良いとおもいます。

No title

面白い記事ありがとうございました。
記事の力点は、
>>受け手側は、きちんとした情報を入手したいなら
>>それとは別の然るべき手段を取らなければならない
こちらのほうだと思うのですが、実のところ、何故きちんとした情報が必要なのだろうと思いました。

1)正しい情報を得たところで、そもそも選択肢がない。
普通に働いている日本のサラリーマンは、疎開と言う選択肢がない。情報は正しい選択をするために必要だという観点に立つなら、そもそも、選択肢がないので、情報の正しさを問うことに意味はない。私は、単にパニックを起さず淡々と日常を暮らしていく以外のことは考えていない。

2)一次ソースを見ることで安心できると思うのはどうしてだろう?
例えば、Willyさんが、利用しているBlogのバックエンドは、apacheだったりLinuxで動いていたりします。
apacheが何をしている分からず不安な場合、http://apache.org/などで、apacheのソースコードを読めますが、読みたいと思います?また、実際読めますか?

現代社会はブラックボックスで成り立っていて、訓練を受けた専門家以外はそのブラックボックスがそこそこ機能するととりあえず信用することで成り立っています。

>>「受け手側は、きちんとした情報を入手したい」と言う欲望は実のところ単なる知的好奇心以外の何者でもないかも知れませんね。

何かの危機が起こるたびに、やれ、放射能について正しい知識だの、リーマンショックの際には、CDSについての正しい知識だと、得ろと言うが、実際に人間の知性は有限で、全ての専門家には成れない。
「きちんとした情報」を定義するのは難しいし、それに基づいて未来を予測することも、相当困難です。

知的好奇心として何かを知ることは否定しませんが、今回の原発の問題に関しては、きちんとした情報とは何か(そして選択肢は何か)と言うのはそんなに簡単な問題では無いと感じました。

No title

hogeさん:

…深いですね。そもそも市民が報道に期待していることは何なのか?
というのは一般的に難しい問題です。

その上で今回の事件は、1)と2)に関して特異な点があると思います。

1) 通常、正しい情報に基づいて何かをするという余地は割とあると
思います。例えば、政府の経済統計は企業が生産や在庫を正しく
判断して経済活動を安定させるためにあります。ただ今回の場合、
市民ができることは、被爆量を減らすために何に気をつけるべきか、
また消費電力を減らすためにどうすべきかという地道なことで、
それ以上の情報の価値が曖昧な点が特異です。

2) 二次ソースより一次ソースの方が信頼性が高い、情報の一覧性が高い、
というのはやはり二次ソースに意思があるということでしょうね。
真実に近づきたいとき、二次ソースに意思がある場合には、
一次ソースあるいは意思のない二次ソースを見にいく、
ということが大事なのかなと思います。

テレビマスコミの影響力

現在日本ではガソリンや食料品などの買占め騒動が
起こっていますが、これはテレビの報道が原因です。
震災初期の時に、上記の物が品薄であることを報道し、
それを見た視聴者が買占めに走り、それをまた報道することで
さらなる買占めが発生しています。
最後には政府が買占めを控えるようという報道までされる
始末です。

今回の件で、どういう報道をすればどのような影響を
与えるかを考えて、報道してほしいと思いました。

政府の宣伝機関ですかね?

はじめまして。
いつも楽しく拝見させてもらっています。
いつも目から鱗なお話や納得できる話でひとり画面の前でうなづいていますが、今回についてはちょっと違うのではないかな?と思いましたので、コメントしてみました。
英語は得意でないので海外のニュースは読めないので、ここでいう情報弱者にはいるかもしれません。

どちらかというと、shu さんのおっしゃられる通り、当事者か他人かの違いかと思います。
風向きによっては放射性物質が飛んでくる場所に住んでいるので今回の原発の件に関してはかなりの時間テレビをみています。

ヘリコプターの放水と、警察車両による放水、あきらかに失敗でしたよね。でもこれを失敗といったTVはなかったです。まぁいわなくとも百聞は一見にしかずなんですけど。
その後、東京消防庁による連続放水で落ち着いてよかったです。

逆に、TBSの番組でキャスターの松原耕二さんが、
政府の対策が無能なのでは?、格納容器が爆発するのか? 
等のあまり政府ご用達とは思えない質問を専門家に何度もしているのをみました。

地震と津波で混乱している中での原発事故で、非常に混乱している状況中、
政府(役所)、東電はよくやっていると思います。
(津波が発生する前に対策が出来てなかったことが最大の問題ですが。)

あとは、放射性ヨウ素摂取を阻害する方法としてイソジンうがい薬が勧められている話がデマ
という話題があります。、マスコミはデマとして統一的に行動してますね。
この事例は政府の宣伝機関の例となるのでしょうか?

3000万人住んでいる関東地方の人間が逃げたくなるような情報はなるべく出さないというのが内なる総意としてあったのかもしれませんが、正直なところ、当事者でわからないことだらけで、とりあえずある少ない情報を出しつつ凌いでいるというのが放水時点でのマスコミの状態だとおもいます。

これからも楽しみに読ませてもらいます。
ではでは。



No title

元SEさん:

報道が結果的に買占めに加担してしまっているのならマイナスですね。
そういう情報も政府が規制してしまうという方法もありそうです。

takeさん:

もちろん正しい情報が利用可能でそれを一様にマスコミが伝えるという
のなら問題ないわけですが、今回の事故のケースは情報が不確かな中で
マスコミが一斉に楽観的な報道をしているというところが
端からみていて不自然に感じました。
確かに当事者か他人かの違いは大きいでしょうね。
日本とアメリカで分けるのに無理があるというのも分かります。

ただ、そういう時に一次ソースや積極的意思のない二次ソースを
見に行くというのは身につけるべき習慣でしょう。
今回の記事はドリフターズとかを出したので
blogos あたりで評判が良くないのは仕方ないのですが、
逆に言えばそのあたりまで記事を読みにくる人は割と良い方なわけで
本当はテレビと新聞しか見ない人に読んで欲しいところです。

No title

お前学者らしいけどバカじゃね。今回の情報に関してはむしろ欧米のマスコミの方がお粗末。多くが伝聞の伝聞で科学的根拠がないものが多い。こいつみたいに偏見で物事を書いてる奴が一番の問題。海の向うの学者が確率的にはゼロに近い「可能性」を述べてることが正しくて、日本ですべての局に出てる、全ての専門家が全員でたらめを言ってると言いたいのか?むしろ海外のメディアは必要以上に危険性を煽ってるとしか思えない。原発に賛成か反対かはまた別問題だ。

No title

ひげさん:

記事をちゃんと読みましょう。

>煽ってるとしか思えない

もちろん思うのは自由です。

No title

willyさん

「楽観的な報道」というより「奥歯にものの挟まったような報道」というのが正しいかもしれません。
ネットユーザなのでいろいろな物理学者の個人サイトや、医学関係の掲示板等ものぞいていました。
テレビもみつつネットも確認しつつだったのですが、楽観的な報道だったとは思っていませんでした。
米軍が炉心から80km以上離れることなども普通に報道されていましたし。

willyさんも書いていましたが、まぁ関東3000万人避難するというのは不可能なので、
「逃げろ」という報道は水蒸気爆発が起こって放射性物質が飛び散ってもしなかったかもしれません。

政府が本当のことを隠している的な話はネット上だけでなく実際の世界でもよく聞きました。
経営者のつながりからは、関東を逃げた方がよいという話が14日頃もりあがり、実際
退避した方もいました。お金をもっている人は危機に敏感なのかもしれません。
我が家もうなるほどお金があればそうしたかもしれません。

また、知り合いに在日中国人の人がいましたが、親御さんが泣いて戻ってきてほしいと嘆願しているそうです。
(近日中に帰国するそうです)。海外から見るとそんなに危機的にみえるのかと逆に驚きました。

あと、本筋ではないのですが、Willyさんのコメントの対応のされかたには感心してます。
クールですよね(笑い)。

ではでは。

No title

takeさん:

外国政府と日本政府で避難指示が違うのは、
コストや実現可能性が全然違うからでしょうね。
そういう意味でどちらの対応も合理的だと言えます。
事態が不確実である以上、仕事上の制約などがなければ
首都圏から逃げているのも不合理とは言い切れません。

>コメントの対応のされかたには感心

以前、起業関係のネタ記事で炎上仕掛かった時に
「マッチポンプではだめだ。頑張れ!」的なコメントを頂いたので
途中で弱気になったりしないようにしています。

テレビを見る層とネットを使う層

Willyさんが「本当はテレビと新聞しか見ない人に読んで欲しいところです。」とコメントされていますが、昨年度末、実家でテレビを見ていると、検索大手G社のCMがしつこく流れており、テレビを見る層とネットを使う層が違うのかなと思っていました。携帯ゲームのCMも目立ちましたが。ここ7-8年、テレビを見なくなったので、普段のTV・CMの状況等分からないですが、テレビを見ている層の多くがネットを使わない層(あるいは、使うリテラシーがない層)だとすると、Willyさんの提言されている「一次ソースに当たるべし」「バイアスの少ない記事も見るべし」というのはテレビを見ている層には現時点で困難というのも不思議ではないのかなと思いました。

No title

こ@ロンドンさん:

そう思います。
ところでGoogleもテレビで宣伝しているんですね。
山手線がCM流すのと同じような違和感があります(笑)。
アメリカでは見たことない気がしますが。

G社のテレビCM

同じく、G社のテレビCMがあること自体にものすごく違和感があったので、どういう事情・理由があるのだろうかと思って少し考えていて、テレビを見る代わりにネットでたくさんググってくれという意味だと理解してました。

No title

はじめまして。
いつも楽しく拝見させていただいております。

ドリフと決死隊のところで大爆笑してしまいました。

この大事に不謹慎なブログですね。

これからも楽しみに読ませていただきます。
ではでは。

No title

毒之助さん:

はじめまして。

>この大事に不謹慎なブログですね。

全くです。私もそう思っていました。

No title

アメリカのマスコミは巨大資本に握られているそうですが、大手ネットも含めてですが、真実とか事実?とか報道されていることに対する反論はどうなっていますか。

日本は結構反論がネットを通じて飛び交っていますが。

No title

自分もCNNとNHKを見ていて、大意は同意するのですが、海外の報道しかチェックしていない外資系企業ほど、不確かな情報に踊らされているっていう見方もあるようなので、評価は悩みます。
http://news.livedoor.com/article/detail/5431470/
停電のことも考えれば、オフィス移転=過剰反応、ってのはちょっと短絡的なのかもしれませんが、海外メディアは海外メディアで煽りすぎな面はあると思います。
基本的には対岸の火事だからかもしれませんけど。

テレビにおける災害報道はジャーナリズムである必要もないし、そういうものをNHKは目指してもいないのかなとは感じました。

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福島原発:核分裂炉「緊急冷却」のメカニズムと復旧対策

1)下記の記事は、要点をカバーしており、参考になる。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5694

2)日米ともに、大事故において、国益や企業益などを配慮して、報道も自主規制することがある。
たとえば、JALジャンボ機墜落事故に関する報道や調査報告は、米政府やボーイング社に対して配慮して、「灰色部分」が多い。 

3)新聞やTVの科学ライターについて。育成システムなど、例えば、NYTと朝日新聞では、キャリアパスなど格差が大きいと聞く。

4)要するに、現状では、読者自身のリテラシーを向上すべきでは。

No title

CNNを見てるけど、ともかく日本人スタッフが少なそうだし、専門家も出ない。これじゃ、正しい報道なんかできないと思うよ。
専門家と称するジム・ウォルシュ氏が出てきたけど、この人別に原子力専門家じゃなくて、安全保障の専門家なんだよね。
あの程度のクルーで正しい情報つかめると思えないね。
NHKを信用した方がいいと思うよ。

No title

足立さん:

アメリカはブログが結構充実してる気がします。
経済記事なんかは、Calculated Risk なんかがありますし。

AFRさん:
確かにオフィス移転とかやりすぎの感もありますね。
今回、海外は確かにやや過剰反応な面はあります。

snowbeesさん:
1) 一般的にJBPress って記事の質高いですよね。
2) 当事者かどうかという違いは大きいかも知れません。
4) そのとおりですね。

いかんさん:
確かに分析力不足の問題はどこにもあると思いますが、
問題はそこだけじゃないと思うんですよ。
今の日本の記事って、
「○○から基準値の△△倍の放射線物質が
検出されたが摂取しても健康には影響ない。」
という雛形の○○と△△に何入れてもOKっていう感じですよね。
分析力以前の問題という気がします。

No title

> 一方で、日本のマスコミは
> 「今日は何トン放水」とか「何時から再開」というような
> 詳細かつ実質的にはあまり意味の無い情報をたくさん流す一方で
> 放水自体にどれくらいの意味があるのか
> ということはほとんど報道しない。

毎日、学者が解説してましたよ。あっちの局でもこっちの局でも、NHKなんか朝から晩までやってた。

学者たちが政府、東電のやってることでだいたい妥当だろう と解説してましたよ。
あなた日本にいないから分からないんだ。

もちろん、違う意見の人もいます。有名な人では広瀬さん。


No title

>学者たちが政府、東電のやってることでだいたい妥当だろう と解説してましたよ。

そうなんですね。確かに日本のテレビのことは分からないです。
それでも、ヘリコプターから水を撒いたということなんですか…。
「文句言われるといけないから、一応やっとこう」
というパターンですね。

No title

> それでも、ヘリコプターから水を撒いたということなんですか…。
> 「文句言われるといけないから、一応やっとこう」
> というパターンですね。

 丁寧に回答をありがとうございまさす。はじめは、海外から見てて何にもわからんくせに、と思ってましたが、まじめにコメントします。
 あのときの状況は、使用済み燃料(炉内の燃料じゃありません。炉の外に使用済み燃料のプールがあるんです)のプールの問題でした。使用済み燃料でも高熱を出している。だからプールに入れてそれも水を循環させて冷やさなければならない。ところが循環水系が故障してしまったもんだから、水が蒸発して使用済み燃料が露出している、そこから放射線が出ているという事態です。さらには、それが高温になってそれ自体が溶けて、最悪の場合は再臨界になりかねない。そういう事態です。そこで、何が何でもプールに水を入れて冷やさなければならないということです。炉の方は海水を注入して一応小康状態に入ってるんです。
 そこでどうやってプールに水を入れるかという話になった。ところが、原子炉建屋周辺の放射能が強いもんだから人が近づけないんです。そこでヘリコプターはどうだということになったんです。あのヘリコプターは、1回7トンの水を入れることができるそうです。ですから、100回やれば700トンになります。しかし、上空の放射能が強くてホバリングができない。ともかくやってみたけど、ロクに入った様子もない、ということで、あの映像をみた人から見れば、何やってんだということになるんでしょ。
 そこで消防庁、自衛隊の放水車はどうだ、ということになって、それで相当の水がプールに入ったようです。
 要するにやってることにはちゃんと意味があるんですよ。それもわたしのような素人でもテレビでちゃんと解説受けてるんです。ですから、合理性が見えるんですよ。
 あの映像だけ見て、原子炉に水かけて何やってんだあいつらバカか、とか そういうふうにしか見えないのは海外メディアがきめ細かく報道してないからですよ。

No title

 たびたびすみません。もうひとつCNNなんか(ついでに言っとくと、NHKよりCNNの方がよっぽど情緒的かつ陰謀論的ですよ)が報道してないことで、そして日本のメディアがちゃんと報道していることで、たいへん重要なことがあります。それは、地震発生時に自動的に制御棒が炉内に入ったということです。言うまでもなく、各反応は連鎖反応で、これは一定の燃料が入っていると自然に起りますが、そこに制御棒が入ると、中性子の量が押さえられて連鎖反応は起りません。つまり、最初の段階で炉は止まったということで、これはたいへんだいじな情報です。その点がチェルノブイリと違うと言われる点なんですよ。チェルノブイリでは核反応が制御できなかったんです。

No title

はじめまして。
海外のメディアの報道について、非常に優れたレビューを読んだのでご紹介します。
http://news.goo.ne.jp/article/newsengw/world/newsengw-20110322-01.html?pageIndex=1
プロフィール

Willy

Author:Willy
日本の某大数学科で修士課程修了。
金融機関勤務を経て、米国の統計学科博士課程に留学。
2009年、某州立大数学科専任講師。2010年、助教。2016年、准教授。

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