米国の確定申告終了 -- このエントリーを含むはてなブックマーク

毎年4月中旬は確定申告(Tax Return)の締め切りなので、
先週末の一日使って、連邦政府、ミシガン州、デトロイト市と
3つのTax Returnを書いた。

税理士に頼んでも良いのだが人を信用しない性質だし、
そういう所にお金を払うのは悔しいので毎回自分でやっている。
ただし、解説書をよく読まないと使える控除を見逃して損をするので注意。

まずは、インターネット検索でよくある間違いを検索すべきだ。
会計士(CPA)若菜雅幸氏のサイト(日本語)は大変参考になる。


また、米国居住者ステータスの人で前年と状況が大きく違う時は、
税理士(CPA)にお金を払って相談した方が無難かもしれない。
一方、米国非居住者ステータスの人は、
そのあたりの普通のCPAに聞いても間違いしか返って来ない
と思った方が良いと思う。
なお、Fビザの留学生は6暦年目からは
居住者ステータスに変わるので注意されたい。

私の分は計算したところ、
連邦税は、天引き11,000ドル強に対して、
実際の課税額はわずか 3,000ドル強になった。
近いうちに、8,000ドル以上戻ってくることになる。
景気対策の減税で実効税率が下がっているのもあるし、
そもそも天引きしすぎというのも大きい。
ミシガンとデトロイトからも数百ドルずつ返ってくる計算だ。

以下は、こんな税額控除や所得控除を使いました、というメモ。

(連邦政府)
所得控除:
私はStandard Deductionを使っているので所得控除は
3800(ドル/人)×3(人) = 11,400ドルのみ。
これを使わず経費を積み上げる場合は
ある程度のノウハウが必要。
地方税、固定資産税、住宅ローン、医療費、
車購入の売上税、仕事上の必要経費
なんかを控除できるはず。

Child Tax Credit:
子供一人につき1000ドル税額控除。

Education Credit:
昨年途中まで学生だったので学費の2割が税額控除。数百ドル。

Residential Energy Credit:
熱の遮断率が高い窓を買ったのでその3割が税額控除。千数百ドル。

Foreign Tax Credit:
日本の利子所得も申告対象だが日本で源泉徴収されてるので税額控除。3ドル…。

Making Work Pay Credit:
給与所得者は一律800ドル(夫婦合算申告の場合)税額控除。
夫婦別、あるいは独身の場合は、400ドル。


(ミシガン州)
所得控除:
1) Exemptions: 3,600(ドル/人)×3(人)=10,800ドル
2) Number of Children: 600(ドル/人)×1(人)=600ドル
をあわせた11,400ドル。

City Income Tax Credit:
デトロイト市税の納付額の数%が税額控除。数十ドル。

Renewable Energy Surchage Credit:
DTE Energy を使ってる場合、通常年36ドルの20%で7ドル税額控除。

Property Tax Credit:
居住用不動産の固定資産税の一部が税額控除。
賃貸の場合も、賃料の20%を固定資産税相当額とみなせる。
ただし、いろんな制限があり今回は私は使えず。
使える場合は、通常数百ドル程度税額控除。

Energy Efficient Qualified Home Improvement Credit:
熱の遮断率が高い窓の購入により、150ドルの税額控除。
冷蔵庫の購入により、価格の1割の税額控除。

(デトロイト)
所得控除:
600(ドル/人)×3(人)=1800ドル。

税額控除:なし。

蛇足だが、taxフォームに18行しか項目がないのに
入力欄が20行分あり、行がずれてキレイに記入できない。
デトロイトの仕組みは隅から隅まで、否、枠外まで腐っているようだ。
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No title

これはWillyさんの年収が分かってしまう大変アブない記事のような気がします・・・

いや州立大だと職員の収入はどこかで公開されているから、そんなこと気にする意味もないんでしょうかね。んなもん個人レベルで公開しなくても、と思いますが。

昔にいた大学でセクレタリーのようなことしかやってない人が six figureいってて、ロクな学校じゃねーなと思ったことがあります。

No title

大まかには分かっちゃいますけど、おおまかにだったらどっちみち
AAUPとか、数学科だったらAMS のサイトとか行けば分かりますし、
細かい額はもっと詳細な情報出さないと割り出せないので支障ないです。

>セクレタリーのようなことしかやってない人が six figure

きっと裕福な有名大学なんでしょうね。
大学の事務職員の待遇は仕事内容やqualificationの割に良すぎです。
facultyの給与は1割下げたら求人に影響大、
2割下げたら辞める人続出だと思いますが、
職員は2割下げてもほとんど辞めないと思います。

No title

この窓や冷蔵庫の控除は恒久的に行われてるものですか?

No title

axeさん:

一時的なものだと思います。窓は恐らく2010年だけかと。冷蔵庫は分かりませんが、
ミシガンだけかも知れません。"Energy efficient tax credit"などのキーワードでグぐると
いろいろでてくると思います。
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Willy

Author:Willy
日本の某大数学科で修士課程修了。金融機関勤務を経て、米国の統計学科博士課程にてPhD取得。現在、米国の某州立大准教授。

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1.ルベーグ積分30講
―― 統計学を学ぶために。
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2.Matematical Statistics and Data Analysis
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