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GRE Subject Test 対策 -- このエントリーを含むはてなブックマーク

数学科の博士課程の入学選考に関して、GRE Math Subject Test の
結果が重要であるとのコメントを頂いたので、それに関して少し書きたい。

GRE Subject Test とは、
いわゆる基礎学力試験としての GRE general test
(Verbal, Quantitative, Analytical Writing の3科目)
とは別に、各専門分野の基礎知識を測るための試験である。
以下の7つの試験が存在しているようだ。

-- Biochemistry, Cell and Molecular Biology
-- Biology; Chemistry;
-- Computer Science;
-- Literature in English;
-- Mathematics;
-- Physics; an
-- Psychology

学科によって、特定のsubject test を必須としている場合もあるし、
何も必要ない場合もある。

数学科では、mathematics の subject test が必須であることが多く、
統計学科では特に必要ないことが多い
(ただし統計学科でも math subject test が必須の大学もある)。
試験は、日本の数学科の学部2年生修了程度の基礎知識が必要だ。
具体的には、微積、線形代数、複素関数論、位相程度の知識が
あれば十分であったと思う。

問題は直感的なものが多く多岐選択式である一方、
170分で66問の問題を解かなくてはならずかなりタイトだ。
日本の博士レベルの学生が受けても時間内に全問解ける人は
少ないと思われる。私は56問しか正解できなかったが、
それでも受験者の上位4%くらいであった。
処理能力の速さを見る試験という意味で
昔の国家公務員試験・数学職の1次試験に似ている。



私が対策に使ったのは、上の問題集だ。
基本的に計算問題を解くだけなので定理の証明などはほとんど載っていないが
効率的に試験対策をすることができる。
もっとも、もし全問正解を目指すのであれば、
この本だけでは練習量が足りないので
類題を別の本で探してきて、たくさん解く必要がある。

私は平日は仕事で時間がなかったので、
出願する年(入学の前年)の秋頃の土日を使い1ヶ月ほど掛けて
ファミレスで勉強したのを思い出す。
数学の問題を解いたのは5年ぶりくらいだったので
懐かしい感じがしたのを覚えている。

GRE Subject の試験は私の理解が正しければ今でもPaper-basedであり、
日本の会場は東京、福岡、沖縄の3箇所しかない。
また年に2~3回(10月、11月、4月)しか開催されない。
従って、ETSのサイトで事前によく確認する必要がある。
私が受験した時は確か、札幌、神戸、福岡、沖縄の4箇所
しかなかったので有休を取って旅行気分で
東京から神戸まで行って楽しかった。

米国の大学院には入試がない。
推薦状やエッセイ、学校の成績を除くと、
入学前に具体的に数学力を試される機会はこの試験だけだ。
模擬試験問題もついているので、
米国大学院に興味がある人は遊び半分でやってみると面白いだろう。
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テーマ : アメリカ留学
ジャンル : 海外情報

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No title

未だにSubject Test に限ってはPBTみたいです。
その問題集買いました。Willyさんのスコア目標に頑張ります!

No title

Dehmelさん:

スコアは高いに越したことはありません。もっとも、アメリカはスコアだけでは判断しないというのが、日本などと違うところではあります。

No title

ETSの過去問が手に入らない場合、僕もPrinceton Reviewがおすすめだと思います。全然過去問の傾向を研究していないことが分かる参考書も多いから困りもんです。

No title

毒之助さん。

実は、いろんな問題集を比べたわけではないんですが、とりあえずこの本は悪くないと思いました。
プロフィール

Willy

Author:Willy
日本の某大数学科で修士課程修了。
金融機関勤務を経て、米国の統計学科博士課程に留学。
2009年、某州立大数学科専任講師。2010年、助教。2016年、准教授。

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お勧めの本
1.ルベーグ積分30講
―― 統計学を学ぶために。
   小説のように読める本。
   学部向け。


2.Matematical Statistics and Data Analysis
―― WS大指定教科書。
   応用も充実。学部上級。

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