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男女の学歴格差はどこから生まれるのか -- このエントリーを含むはてなブックマーク

多くの国で誰もが大学に行きたいと思うようになり、大学進学率も高まってきている。
もう少しくわしく男女別に見てみると、日韓を除くほぼ全ての先進国では、
女性の進学率の方が高い。
米国に関して言えば、大学に進む女性の数は男性の1.4倍程度となっており、
4年生大学、大学院修士課程などほとんどの学位で女性の進学率が男性を上回っている。
博士課程に関しては男性がやや多かったが、近年差は縮まっており、
手元に統計がないものの既に逆転している可能性もある。
一般的に言って女性は勤勉でコツコツ勉強するタイプが多いので、
男女差別が少なくなったいま、女性の進学率が相対的に高いのは自然だ。

一方で、日本の大学進学率は
男性が55.6%であるのに対し、女が45.8%となっており
(男女共同参画白書(平成24年版))、
女子の短大進学率(9.8%)を合わせれば男女の差はほぼないものの、
いわゆる上位層を見れば男性優位は依然として際立っている。
東京大学入学者のうち女性はわずかに19%、慶応大学でも30%程度に過ぎない。
ハーバード大やスタンフォード大の入学者がほぼ男女半々であることと比べると
非常に大きな違いがある。

こうした格差の説明として最も一般的なのは、
文化社会的な性差に起因するというものだった。
すなわち、労働環境の問題や子育てに関する日本独特の価値観によって
女性がキャリア的に成功することが難しいとか、
早く学校を出ないと結婚が遅くなるというような考え方に女子が従うと
進学にあまり一生懸命にならないということである。
また、男子の方が全体的に能力のばらつきが大きく、
それが上位層の厚さに影響しているとの説も有力である。

もちろんこうした要因が重要であることは間違いないが、
アメリカで実際に子育てをしていて感じることは、
そもそも日本の学校の選抜制度そのものが、
男子に有利なように設計されているのではないかということである。

第一に、日本では国立大の入試をはじめとして一発勝負型の入試が多いが、
こうした仕組みは、学校の成績の様な日々の積み重ねを評価対象に加える選抜制度に
比べて男子に有利なようだ。一概に比較はできないものの、
例えば慶応大学では学力試験を用いた入試の合格者における女子の比率は3割程度で
あるのに対し、推薦や自己推薦入試など他の区分では女子の比率が5割を超えている。

第二に、日本では試験問題自体も男子に有利な設問になっている可能性がある。
アメリカ数学会の雑誌に掲載されたMertz教授とKane教授の論文によれば、
中学段階の標準学力試験(TIMSS)や、米国の大学進学適性試験(SAT)においては
既に男女の数学力に有意は差はないとの結果が出ている。
ばらつきの大きさに関しても、男女で大きな差はないという。
しかし、この結果は日本の入試の結果とは相容れない。
詳細なデータは持ち合わせていないが、日本では中学入試段階でさえも
男女の算数の平均点や上位層の厚さには大きな差があるようであるし、
例えば今年の東大入試では数学の試験で難問が少なかったために、
女子校の合格者が多かったと言われている(前年比で約1割増)。
日本の入試では出題範囲が決められているため、
問題を難しくするにはパズル的に難しい問題を出さざるを得ないが、
そうした問題は男子の方が得意なようである。
しかし、そうしたパズル的な難問を解く能力はあくまで学力の一部だろう。
女子の受験者にとって、そうした難問がボトルネックになって
進学者を減らしている可能性も高い。

実は私も個人的にはパズル的な問題が好きなのだが、
先日、数学科の博士課程の適性試験問題を作る機会があり、
少しパズル的な問題を作って、他の教官に難色を示された。
その教官はモスクワ大出身の超エリートだが、
試験はあくまで基礎知識や構成力を確かめることを主眼に置くべきと考えていた。

米国では、40年前に6%しかなかった数学の博士号所得者における
女性の割合は30%まで増加した。
これは科学技術分野の人材難に悩む米国にとって大きな変化だ。

かつて日本の大学入試は現在より熾烈で、
奇をてらう難問で志願者を振り落とす必要があった。
少子化と基礎学力の低下が進んだ今、
日本の大学もパズルのような問題の試験で一発勝負をさせるよりも、
基礎知識をきちんと身につけた人、総合的な学習能力の高い人に
広く門戸を開くことが国としての人材の高度化に貢献することになるのではないか。


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テーマ : 教育
ジャンル : 学校・教育

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No title

将棋ではまだ女性プロは登場しておらず、女流最強の里中香奈でさえ奨励会を抜けられないところを見ると男女
間で得手不得手な分野ってあるんでしょうね。選抜方法をいっそ、男女別にしてしまえばいいかなとも思いますけど、日本でそれやろうとするとものすごく批判されるんでしょうね。

No title

vvv さん:

相手の大将を追いつめるのが目的の将棋のようなゲームにおいて男性の方が能力が高いというのは分かるのですが、高度に抽象化、体系化された数学のような学問分野で男女差がそんなに大きいとは思えないんですよね。

本質的に差があるなら、男ばっかりになってもいいんです。ただ入り口が、能力を正しく測る試験になっているのかは気をつけなきゃいけないと思います。


No title

米国などで女性の方が男性よりも高学歴化しているのは、男性には肉体労働方面の就職口もあり、働ける環境が比較的多様ですが、女性は一般的に肉体労働に向かない(少なからず女性もそう考えている)ため、知的労働職で有利に働く学歴を求めるとされています。

日本では職場での女性の地位を求め確立しようとした女性たちが、企業で望む望まないに関わらず、男性の代替えになろうとしたため、結果として企業は代替えとして女性を採用するよりは、そもそも男性を採用するのだと考えられます。
男性や企業側の問題もありますが、変に男性と張り合ったため、女性が企業で働くことで生まれる男性とは異なる価値であったり、女性が働く上で勝ち取るべき権利など、後へ後へと回されて今に至るのだろうなと。

No title

日本のパズル的な入試問題は、公正な入試選抜をとことん推し進めた結果でしょう。SATのように基礎学力に重心を置いたテストでは、上位0.1%と0.2%を区別することが出来ない。そこでアメリカの名門大学は、学外活動と称して公平とは言えない曖昧な基準で選抜を行っている。政治的な思惑も絡み、非常に主観的かつ独断的な選抜方法ではあるが、アメリカの名門大学の競争力は世界の追従を許さない。民主的で硬直した制度よりも、独断的で柔軟なシステムの方が良いパフォーマンスを示すのは普遍的にあること。

しかし、表面的にアメリカ方式を取り入れて、たとえ日本の全ての大学で女子学生の割合が50%になったとしても、社会に対しては何のインパクトも無いでしょうし、閉塞的な日本の状況は何も変わらないと思う。それならいっそ、東京大学は女子校にしてしまう。ついでに京都大学は半数を外国人留学生にする。大阪大学は一芸入試をとことん究める。これくらい出来れば日本も元気が出てくると思う。

因みにカナダでは、非常に短期間でアジア系学生が名門大学の過半数を占めるようになった。この移り身の速さと社会の元気さには相関があるように思う。

No title

*1はどこ?

No title

入学試験とは、大学が求める学生を選抜するためにあるので、たとえそれが男子有利だとしても何も問題ないと思います。

大学が求める学生とは、大学の勉強についてこれるような素養を持った学生のことです。その大学にふさわしい学生を選抜するためには、上位の大学では基礎知識をきちんと身につけているのは当たり前として、筆者のいうパズル的な難問を解かせる必要があります。(個人的には、東大をはじめとする難関大では、パズルを解くといった偏った能力ではなく、大学で必要となる総合的な力を問う問題を出していると思いますが。)

そして、大学の選抜は性別関係なく行われないといけない。もしも大学側が男子を有利にするという意図で問題を作っていたとしたら問題ですが、実際は違うでしょう。大学が求める学生を選抜しようとしたら、男子に有利だったというだけではないでしょうか。

女性枠なる制度を導入しようとした大学がありましたが、時代に逆行する制度だと思います。女性を優遇しようとすると先進的なように聞こえますが、実際は性別差別が当たり前の時代に戻るだけです。よく言われることですが、結果の平等ではなく機会の平等を求めるべきです。

アメリカの大学は大学ランキングを見ても上位を独占していますが、これがアメリカ式の入試制度が優れている根拠にはならないと思います。

アメリカの大学が競争力がある理由は、1.英語圏である 2.資金力が豊富 3.大学の教育がよい からであって、入試制度が優れているからではないと思います。日本でアメリカ式の入試制度を導入したものにはAO入試や推薦入試がありますが、これらは優れた人材を獲得するという本来の目的から外れ、私立大学の学生数の確保の目的で使われているのが大部分のようです。国立大学でAO入試を採用した大学では学生の学力低下が問題になり、縮小・廃止が相次いでいます。

なにかと槍玉に挙がることが多い日本の大学入試ですが、私は極めて公平で優れた制度だと思います。

No title

匿名さん:

そういった背景もあるのですね。肉体労働者の比率は日米で顕著な差があるのでしょうか。

Chizさん:

飛び級を認めるとか、出題範囲を自由化してしまうとか、課外活動を考慮に入れるとか、色々な方法が考えられると思います。女子の比率が50%になればインパクトはかなりあると思いますよ。現在は、ある程度以上のレベルになると女性の方が人材難で高待遇になることも多いです。ただし、無理に5割にする必要はないでしょうね。

ブルボンさん:

すみません。訂正しました。私が作った問題が「パズル的な問題」と思われたのは
実は分野的な違いも少し関係していて、そこまで単純ではないのですが、論旨を
明確にするためにその脚注は書かないことにしました。

匿名さん:

入試は大学が求める学生を選抜するために作っていますが、いろいろ内部の事情もあります。例えば、数学の入試問題はたいてい数学科の教官が作っていますが、彼らが欲しいのは、数学科に来るべき才能抜群な学生ですね。そういう学生を採るために、ともかく問題を難しくして、一般の学生との得点差を大きくしようとしてきたわけです。出題範囲は文科省が決めてしまいますから、問題はパズル的に難しくするしかなくなります。あるいは、そこまであからさまでなくても、数学科の教官の考える数学力と、工学系の教官が考える数学力は同じではないでしょう。そういう入試を各科目でやった結果、結局、全体としては誰が何のために作った試験なのかはっきりしなくなってしまった、という側面があるのではないでしょうか。

大学入試が熾烈であった時代にはそれでも最適な試験であったかも知れませんが、十数年前から、基礎学力の低下で大学の授業についていけない学生が増え、大学が基礎学力重視の入試問題に変えてきている、という流れなのではないかと思います。

多くの国で、一流大学入学者の全員もしくは大半が男性だった時代が長くあり、その延長として現在の制度が存在しているのですから、男性の能力を測るのに適したシステムが採用されていると考えるのは、むしろ自然ではないかと思います。

No title

Willy様

ご返答ありがとうございます。

大学の男女比というの結果であって、目的ではないと思うのです。アメリカの大学には、必要があればこうした数字は自由に変えられる体制があります。そういった柔軟なシステムこそが、高い競争力につながっていると考えます。

どなたかのコメントで、

>アメリカの大学が競争力がある理由は、1.英語圏である 2.資金力が豊富 3.大学の教育がよい からであって、入試制度が優れているからではない

とありましたが、これは違います。

1.アメリカ以外の英語圏が有利なのは、アメリカで英語が使われているからであって、アメリカの大学がアメリカ人学生を選抜する際には何の関係もありません。アメリカに、そもそも優秀な人が集まってくるのも、英語とは関係ありません。

2.資金力に関しては入試システムと密接な関係があります。ハーバード大には、寄付金を積み立てた基金が三兆円ほどありますが、これは将来寄付を沢山してくれそうな学生を長年に渡り集めてきた結果です。高額寄付者や、政界や財界にパイプを持つ名家の子息を優先的に入学させたり、将来一山当てそうな資質を持つ学生を一芸で受け入れたりしています。公平性を追求した日本の入試選抜では、絶対にマネできません。

3.これは定量化しにくい部分ですが、一般的には資金力と高い相関があると言われています。

アメリカの大学の高い競争力は、現在の入試制度が大学の競争力を高めることを最大の目的としていることに加え、競争力を高めるために制度を柔軟に変更できる運用体制にあると思います。

No title

当方生物学を専門とする男です。

非常に興味深く拝読しました。特にご指摘の2点目、いわゆる「学力差」が性差と交絡している可能性、
おおいにあることだろうと思います。

アルバイトで高校生相手の数学の塾講師をしていた時に、男子生徒のつまづく場所はだいたい検討が
つくのですが、女子生徒がつまづく場所が自分の思っていた場所と違って驚いたことがあります。
サンプルサイズが少ないので上記の話は印象論ですが、一般に空間認識能力について男女差がある
ことは広く知られていますし、特定の分野の(特に難度の高い)問題において性差が反映されやすくなっている
可能性は大いにあると思います。

もちろんパズル的問題を解く能力が必要とされる場合(数学の予備校講師採用試験など)にはパズル的な
問題を用いざるを得ないと思いますが、東大などで見られるパズル的問題が一般に大学で勉強する上で
必要な学力を測っているとは言えないと思います。たとえば生物学の研究をする上ではパズル的な問題が
解ける必要はほとんどありません。1点目との絡みで言えば、一発勝負型に強いタイプよりコツコツと物事に
とりくむタイプの方が生物学者に向いている可能性すらあると思います。

男性の中に限ってみれば現行の入試制度は結果的にかなりうまく機能していると思いますが、女性を
評価する方法として適切でない可能性は一度検証してみる価値があると思います(もちろん特に日本では
文化社会的要因も効くのでなかなか難しいとは思いますが)。

No title

Chizさん:

英語圏は学生を集める上ではかなり有利だと思います。資金力の点は同意です。
「教育が良い」の部分は、そもそも理工系に関しては前提が疑問です。

あああさん:

同意です。数学の理解の仕方は男女でかなり異なるというのも経験的にそうです。

日本の大学は、公平性とか、瞬発力、記憶力を測るという意味では優れていると思いますが、有望な学生を選抜するという意味ではまだまだ議論の余地があると思います。また、過去に何度か書いていますが、各科目の得点を単純に合計しても指標としてはあまり意味がありません。(数学とスペイン語と古文が得意な学生は将来何になるのでしょうか。)

No title

一発勝負とコツコツ勉強することを対比していますが、その一発勝負で結果を出すにはコツコツ勉強しないといけないわけなんですけどね。筆者の言うパズル的な難問も、クイズのような前提知識を必要としないものではなく、数々の基礎知識を積み重ねて解けるようになるんだと思いますが。女子のほうがコツコツ勉強するタイプが多いと書いていますけど、それは表向きはというだけでしょう。(まさか、家までついていって監視したわけではないですよね?)それに加えて、頭の中で何考えているのかまではわかりませんからね。一生懸命勉強している風でも頭の中は全然違うこと考えているかもしれないわけです。日々の勉強の成果が一番出るのが、一発勝負のペーパー試験だと思います。

男女別々の試験を課すなんてナンセンス。大学で必要になる能力が男女で違うわけないでしょう。男女どちらかに有利になるよう試験を作るのは、公平性に欠けます。(それを容認・推奨しようとする意見がちらほら見られますが。)男女どちらかに有利になるようにではなく、大学の求める学生を選抜できる試験を考えるべきです。

No title

匿名さん:

>一発勝負で結果を出すにはコツコツ勉強しないといけないわけなんですけどね。

それは違います。こつこつ数十年勉強した数学者でも、
一発勝負のパズル大会である数学オリンピックの問題を解けない人もいます。

> 筆者の言うパズル的な難問も、(中略)、数々の基礎知識を
> 積み重ねて解けるようになるんだと思いますが

明示的な知識の積み重ねで解ける問題と、
明示的にノウハウを体系化することが難しいテクニカルな思いつきを
要する問題ではアプローチが異なります。

>家までついていって監視したわけではないですよね?

一体何を言っているのですか。
学校の定期試験のようなきちんと時間をかけて対策をすれば
高得点が取れるテストでは、一般的に女子の方が成績が良く、
その結果、大学の首席なども女子が多いですよね。
それは社会的に認知された現象だと思いますが。
そうした知見なしに、完全に客観的なデータだけで社会問題に
ついて考えるのは非常に困難だと思います。

> 日々の勉強の成果が一番出るのが、一発勝負のペーパー試験だと思います。

例えば国家公務員1種試験は難関とされる一発勝負の試験の1つですが、
全く準備しない人が多数上位で合格し、1年間準備した人が多数落ちている
のをご存知でしょうか。

>男女別々の試験を課すなんてナンセンス。

同意です。私は男女別に試験をした方が良いなどと書いたことはありません。

No title

香港は東京の半分くらいの人口ですから国一つとは事情が異なりますが興味深いことがあります。

中産階級(概ね一家の年収が600万円前後以上)は夫婦共稼ぎが当たり前で、子供の身の周りケアから家政のマネジメントまで外国人家政婦(月額5万円くらい、狭い家に平気で同居)が行うのが当然なので日本的な専業主婦の概念はありません。
結婚している女性の多くは企業で働いていて、上場非上場企業問わず日本で言う課長部長以上のレベルには女性がたくさんいて交渉能力や語学も含めて相当やり手です。そこらの中小企業をこんちはと訪ねたら女性のマネジャーが出てきてさんざんやられちゃったという状況が普通ということです。
一方研究者についてはあまりはっきりしないのですが政府や政治周辺の高層には女性の研究者、法律家上がりが結構いてやはりやり手が多く見えます。

女性に働き口の可能性があり社会に家政婦のアシストの基本概念があるので女性がしっかり勉強する意味があるということでしょうし、こうした生活の維持のために女性が真剣に働くということでもあります。
男子学生にとっても同じことですが、経済的にはかなりの階層社会なので自分のステータスを上げるために勉強する道もまだまだあるということのようです。
社会の要請と自分の性向との兼ね合いではあるのですが、学業を終わって何をするかできるかが勉学に励む動因だと思うのです。日本の話は引くまでもないですね。

No title

常無常人さん:

いわゆる社会的な性差ですね。確かに私も一番大きいのはそこだと思います。香港の大学の採用面接に行った時、教員用の寮を見せてもらいましたが、メイド部屋がありました。日本で子育てをしている総合職の女性が自分と子供だけで香港やシンガポールなどに転勤すると、家政婦を雇えるので、夫と別居なのに日本にいる時より楽になるということもあるようですね。

日本や米国も、発展途上国から安い家政婦を雇えるようにして、自国民はもっと高度な職業に就けるようになると良いと思います。

No title

女子はあまり浪人しないと思うので、東大の女子率を上げるには現役しか受けられないってことにすれば簡単に上がるのではと思います。結婚が遅くなるとかそういうのもありますが、2歳も違うと話が合わなくなってしまうっていうか、人間関係で浮いてしまうのが想像できるので、なんとなーく多浪は避けるのではないでしょうか。医学部や芸術系の多浪生の多いところはまた違うかもしれませんが。
看護系の専門学校に行ったりする人も多いのかもしれません。就職できない学部にいくなら看護婦になるかというかんじで、女子の方が偏差値が下がる選択に躊躇がないのかもと思います。

No title

ゴハソさん:

確かに女子は浪人が少ないですね。
進路変更も考えられるので一律浪人禁止は難しいかもしれませんが、
受験回数の制限など一考の価値があるかもしれません。
米国ではほとんどの看護師が大卒なので、日米で進学率を単純に
比較できないという面もありそうです。

No title

>それは違います。こつこつ数十年勉強した数学者でも、
>一発勝負のパズル大会である数学オリンピックの問題を解けない人もいます。

いるから、なんですか?それは十分条件の反例ですよね?コツコツ勉強することは一発勝負で結果を出すための必要条件であって、十分条件じゃないですよ。そう書いたつもりなんですが。失礼ですが、数学科の大学の先生からこのような反論が出ることにとても驚いています。

>明示的な知識の積み重ねで解ける問題と、
>明示的にノウハウを体系化することが難しいテクニカルな思いつきを
>要する問題ではアプローチが異なります。

大学入試ではそこまでテクニカルな思い付きを要する問題は問われません。出題されたとしても、そういった難問はみんな解けないので合否への影響はごくわずかです。
難関大学に受かった人の合格体験記などを読んでみると、多くの人が基礎の重要性を強調しています。これは、難問を解く中で、基礎の重要性に気が付いたと考えるのが自然ではないでしょうか?これは私の経験ですが、基礎的な問題をいくらこなしても基礎は身に付きません。どんどん難しい問題にチャレンジして必要があれば、基礎まで戻るというのが数学を勉強する上でとても大事だと思います。


>学校の定期試験のようなきちんと時間をかけて対策をすれば
>高得点が取れるテストでは、一般的に女子の方が成績が良く、
>その結果、大学の首席なども女子が多いですよね。
>それは社会的に認知された現象だと思いますが。

定期テストでは高得点をとれるというのが表向きの勉強しかしていない証拠です。
時間をかけてといいますけど、定期テストで問われる範囲は数か月の間に習ったことだけです。それも丸暗記でも通用するようなかなり基礎的な問題です。それに対して、難関大学で問われるのは、高校3年間で習う範囲に加えて、それをさらに発展させた内容です。どちらがコツコツ勉強しなければいけないのかは一目瞭然です。
女子の方がまじめでコツコツ勉強するというあなたの認識は、難関大学に受かるような学生においては、現実離れしていると思います。たしかに、平均的にみるとそういう傾向はあるとは思いますが、難関大学に受かるような学生は、男女関係なくまじめでコツコツ勉強するタイプばかりだと思います。

>例えば国家公務員1種試験は難関とされる一発勝負の試験の1つですが、
>全く準備しない人が多数上位で合格し、1年間準備した人が多数落ちている
>のをご存知でしょうか。

全く準備しない人と一年間準備した人がまったく同じスタートラインに立っていたとしたら、その反論もわかります。しかし、現実的には違います。全く準備しなくても受かる人は、それまでの人生でまじめに勉強してきたから勉強しなくても受かるのです。一年間勉強しても落ちる人は、それまでの人生でまじめに勉強してこなかったから落ちるのです。偏差値30から1年で東大に受かろうとしてもどだい無理なのです。逆説的ですが、偏差値30の人が1年では東大に受からないことが、ペーパー試験が日々の勉強の成果を発揮する場であることの根拠になると思います。

No title

>それは十分条件の反例ですよね?

数学オリンピックのメダリストがその後どのくらいの業績を残しているか
調べた事はありますか。超難解なパズルを解けることも、数学の分野に
おいてすら、将来成功するための十分条件ではありません。
米国の博士課程のアドミッションですら、IMOメダリストでも落ちますよ。
従って、パズル的な問題による選抜を支持する理由にはなりません。

>大学入試ではそこまでテクニカルな思い付きを要する問題は問われません。

今年の東大の入試を見ても、そういう問題は出題されていますが。

日本の大学入試で要求される能力は、アカデミックでも実社会でも、
知的な職業で成功するための能力のごく一部しか測れていません。
現在の入試は、有用性よりも公平性に重点が置かれていると考えるべきでしょう。
にもかかわらず、有名進学塾に通える生徒が有利とか、男女差が大きい、
ということであれば、制度の改良を検討する方が自然です。

あなたの意見を読んでいて思う事は、「学力」というものに対する認識が
大学入試か、せいぜい大学院入試くらいで止っているということです。
そして、それは日本では特殊なことではないとも思います。幼稚園児向けの
参考書ですら、パズル的な問題を解ける事が「本当の学力」だ、という様に
書かれていることがあるのですから。そうした環境で多感な時期を過ごした
ために、現状に疑問を感じない人が多すぎると感じます。

No title

私の言いたいことがよく伝わっていないので詳しく書きます。

私の「一発勝負で結果を出すにはコツコツ勉強しないといけない 」という主張に対してあなたは「それは違います」と反論しています。つまり、あなたは「一発勝負で結果を出すにはコツコツ勉強しなくてもよい」と言っているのです。そして、私の主張に対する反論の根拠として「こつこつ数十年勉強した数学者でも、 一発勝負のパズル大会である数学オリンピックの問題を解けない人がいる」ことを挙げています。本当であれば「一発勝負で結果を出しているのにコツコツ勉強していない人」を挙げないといけないのです。そうでないと反論したことになりません。逆の真偽は、必ずしも一致しないからです。
もちろん、そういった人はいません。勉強に限らず、芸術、スポーツなどの分野でも、生まれながらにして、他を圧倒する能力を身に付けている人はいません。一発勝負の場で結果を出すためには、日々のたゆまない努力が必要であるということは疑いようのない普遍的真理なのです。

>従って、パズル的な問題による選抜を支持する理由にはなりません。

では、どういった問題で選抜すれば、将来成功するための十分条件になるですか?
十分条件ではないから支持する理由にならないというのならば、あなたが支持する方法でも同じことです。将来成功するための十分条件などこの世にはないからです。

>今年の東大の入試を見ても、そういう問題は出題されていますが。

よく読んでください。"全く"出題されないとは言っていません。そういった問題は出題されたとしても、合否への影響はごくわずかだと言っているのです。
東大入試では6割が合格ラインだといわれています。(もちろん、科類によって変わりますが)そして、数学だけでなく、国語、英語、理科(社会)2科目が問われます。数学が苦手であっても、他の教科しだいでは十分に合格できます。実際、理科系の学生であっても、数学が半分も取れずに合格している人はたくさんいます。今年は数学の点数が一桁台で合格した人がいて、ネットで話題になっていました。

>日本の大学入試で要求される能力は、アカデミックでも実社会でも、
>知的な職業で成功するための能力のごく一部しか測れていません。

それは日本だけに限りません。というより、能力を完璧に測ることは不可能です。それを踏まえたうえで、一番能力を測れるであろう方法を取っているのです。
能力のごく一部しか測れていないといいますが、本当にそうでしょうか?中堅大学の学生と難関大学の学生を比べると、難関大学の学生のほうが総じて優秀であるように思えるのですが。このように考えると、日本の入試制度は、完璧でないにせよ、有効に機能していると思いませんか?

>現在の入試は、有用性よりも公平性に重点が置かれていると考えるべきでしょう。
>にもかかわらず、有名進学塾に通える生徒が有利とか、男女差が大きい、
>ということであれば、制度の改良を検討する方が自然です。

男女差が大きいから公平でない、制度を変えろというのがあなたの主張ですね。しかし、ここに大きな間違いがあります。男女差が大きいからこそ公平なのです。たとえば、女子であれば+10点とか、東京で有名進学塾に通っている生徒はハンデとして-20点とか、そういう制度にした方が不公平であると私は感じます。推測ですが、多くの他の日本人もそうでしょう。また、直接点数を加減しなくても、女子に有利になるようにという意図で問題を作っても同じことです。

>あなたの意見を読んでいて思う事は、「学力」というものに対する認識が
>大学入試か、せいぜい大学院入試くらいで止っているということです。
>そして、それは日本では特殊なことではないとも思います。幼稚園児向けの
>参考書ですら、パズル的な問題を解ける事が「本当の学力」だ、という様に
>書かれていることがあるのですから。そうした環境で多感な時期を過ごした
>ために、現状に疑問を感じない人が多すぎると感じます。

あなたのような革新派は、私のような保守派を現状に疑問を感じない人たちと思っているのでしょうが、それは違います。現状に疑問を感じ、自分で調べ考えてみて、保守という結論に達しているのです。(もちろん全員がそうだとは言いません)そこのところは誤解のないようにお願いします。

No title

匿名さん:

「一発勝負で結果を出すのにコツコツ勉強しなければいけない」というのは気のせいですよ。国家一種試験の例を出しましたが、例えば、全く準備無しに受けて片手で数えられる順位の人は結構います(私もそうでした)。東大だって、平均の半分以下の勉強時間で合格する人は理系にはたくさんいるように思います。「コツコツ勉強する」の定義を変えれば反証にならないのかも知れませんが、そうした議論は無意味です。

「どういった問題で選抜すれば」と言いますが、例えば、20人以下のクラスを一学期間教えてみれば、誰がその分野で有望かは手に取るように分かります。会社でも3ヶ月一緒に働けば、どのくらい使える人なのかかなり分かるでしょう。そこまでのコストはかけられなくても、時間をかけて課題レポートを書かせて、その後に面接でもすればかなりの程度までより総合的な学力が分かると思いますよ。正解がない、あるいは極めて難しい問題を解かせて、論理的な構成力を見るという方法だってあるでしょう。また、そもそも全科目の合計点などという基準で合格者を選ぶ必要もありません。

私は、公立出身者に10点上乗せしろとか、女子枠を作れとか、各県から10人ずつは取れとか、そういう話をしているのではありません。ただ、現在の入試は、テクニカル/マニアック過ぎるのではないか、それが原因で格差が生じているとすれば問題ではないか、と言っているだけです。数学に限らず社会などでもそうでしょう。学生間に差をつけることが必要な入試問題と、万人が理解できることを目指して作られた学問では、方向性が違いすぎると言うのが私の意見です。

熟慮の上で現状を肯定するという結論に達することがある事は分かります。匿名さんもそうであるのかも知れません。ただ全体としては、現状の制度で選抜された人の中に現状肯定派が多すぎるということです。

私はあなたの意見が無茶苦茶だと思っているわけではありません。そのような意見も一理あるでしょう。しかし、私が書いたエントリーは、現状の入試問題がマニアックすぎるということを起点として、選抜された人に好ましくない偏りが生じている可能性がある、という点を問題提起しているわけです。明確な正解がない以上、あなたの様なスタンスでコメントされれば、全力で反論するのが筋になってしまうということはご理解ください。

No title

もしかすると、学校制度を含めて、現在の様々な社会的な制度は男性の選抜(競争)に最適化されており、それらは女性の選抜(競争)には必ずしもふさわしくないのかもしれませんね。

No title

まあ数学科の教授が数オリでて金メダル取れるとは思えないな。
そもそも4年、6年余計に数学の勉強した院生が、入試の数学で自分の出た大学のボーダー超えられるとは全く思えない(少なくとも俺は無理)
それは求められてる能力が違うからで、入試やら数オリとかで点とるなら、それ用の対策を(直前まで)キチンとやってないと無理だから

まあ、日本の入試がある種無意味なのは同感
でも女子が点取れないのは、やる気が無いか、真面目にやってないか、純粋に能力が低いだけだと思う
単に何も考えずにコツコツやるんじゃなくて、能動的に頭働かせながら効率を検証、追求しつつコツコツやれば、入試で点取れるようになると思うし、逆にただ漠然と勉強してるだけなら、それは本当に勉強してることにはならない。
多分コツコツ女子は勉強してる”フリ”は上手なんだけで、本当の勉強は出来てないんだと思うよ

No title

こ@さん:

確かに、入試制度に限らないかも知れませんね。

匿名さん:

言いたいことは分からないでもないですが、
勉強してる"フリ"が上手とか、、、完全にあなたの独断ですよね。

米国だと性別だけでなくて人種別データもあるので、見ていると興味深いです。
例えば、米国の黒人の平均的学力が低いというのはよく言われることですが、
実は黒人女性の進学率は黒人男性に比べて圧倒的に高いのです。
私の経験に基づくと、米国の数学科や統計学科の修士レベルにおいても、
黒人米国人女性は黒人米国人男性よりも断然多いです。
(ただし、アフリカからの男子留学生で優秀な人は結構多い印象です。)
そうした人種別にみた性差の差がどこから来るのか、と考えると、
やはり家族とか地域コミュニティーレベルの社会文化的な影響が大きいのかな、
という気はします。

社会文化的な背景から、日本の女性は勤勉であることを求められるが、
優秀である事を求められない。それが、一流大への進学率に影響している
ということはあり得るのかも知れません。

No title

日本の大学入試制度では測れていない能力があるというのは賛成ですが、
「こつこつ勉強する力」を測れていないというのは?です。
むしろ日本の大学入試制度は「こつこつ勉強する力」を測る事には優れていると
思いますが、もっと他の能力が測れていないのではと思います。

日本とアメリカの学生の差について言えば、一応日本とアメリカ両方で教えた経験
からいうと、アメリカの学生にあって日本の学生にない能力というのは学力で
はなくて、もっと他の能力、例えばアピール力とかコミュニケーション力とかそういう
能力が日本の学生は圧倒的に足りないような気がします。

アメリカの学生は先生が講義中、学生に質問すれば必ず誰かが、答えがわかって
いようがいまいが、反応して答えますが、日本の学生は誰も答えません。

これは文化的な違いも大きいとは思いますが、アメリカの入試の方がそのような
能力も含め、総合的な能力を測るのには優れているのだろうなと思います。

これは常日頃から自分をどう見せるか、どのように自分のイメージをよくするか
(そのためには成績はもちろん、ボランティア活動なりの課外活動も重要ですし、
推薦状を書いてくれる人に対しても自分のイメージをよく保つのは大切です)
考えて行動する能力が重要になってくるんだろうと思います。これはアピール力、
コミュニケーション力を含め、総合的に自分をプロデュースする能力といえるかも
しれません。

こういう能力は、個人的な感想ですが、男性よりも女性の方が高いような気がします。
一般的に女性の方がコミュニケーション能力は高いと思いますし。
逆に日本人の男子学生はこつこつ勉強はするのだけどそれを周りにアピールする能力
が低いような気がします。一般的に日本人は自分が頑張っているというのをアピール
するのを嫌がりますし、日本の入試には推薦状という制度がない事とも関係あるのかもしれません。
(推薦入試はありますが)

一発試験でちゃんと学力を評価してくれるようなシステムがあればよいですが、大学入試
を離れればそういうシステムは、資格試験とかを除き、あまりないでしょう。

むしろ会社なり組織に入ればイメージで評価されることの方が多いでしょうから(もちろん
多くの場合イメージというのは実情を反映していると思いますが)、そういう能力は周り
から評価されるために重要な能力だと思います。

そういう能力も含め総合的な能力を判断できるようになれば男性と女性の差もなくなって
くるのではと思います。


No title

匿名さん:

なるほど。それはなかなかもっともなご指摘だと思います。
どんな分野にしても仕事をして行く上で必要な能力というのは、
そういう総合的なものですね。

一方で、「入試は優秀な人を集めるのが目的じゃなくて、同じ位の知識や理解の
スピードを持った人を集めて授業の効率を上げるのが目的だよ。」
という立場に立てば、学力以外の要素は入試に盛り込むべきではないわけで、
そのあたりは難しいところですね。

「人気のある高校では、生徒会の立候補者が毎年100人を超えて、
部活の部長の決定では希望者が多くていつも紛糾。質問が多くて授業が進まない。
一方不人気な高校では、誰も学級委員や生徒会をやりたがらず、
全員帰宅部で、授業中はみんな黙ったまま。」
というのでは困るという気もします。

確か男女差がでる原因は、数学と社会

データをお見せできないので、申し訳ありませんが、
昔私が受験生だった時に言われたことですが、
早稲田大学の入試で、現役と浪人で、
最大の点数差が出るのは、歴史科目でした。

あやふやな記憶でですが、国語では1-2点 英語でも3-4点 歴史科目では10点近い、
現浪差がでて、浪人は、歴史科目を攻めろと言われた気がします。

・・・つまり、文系では、合否を分ける最大の科目は、「歴史」となっていて、
歴史オタクの浪人男性が、文系の最上位校に、入学しがちであるようです。
なので、男性が多くなる傾向があるのではないかと。

理系では、当然、数学で男女差が出るものと。

というわけで、理系で数学で男女差が出るのは致し方無いと思いますが、
文系は、「歴史」を外して、もうちょっと役に立つ科目に変えれば、
前向きの改革になるのではないでしょうか?


No title

kazさん:

うーむ、日本の入試はオタク的な問題が多いので、男性が強いということなのでしょうか。
一方で、女性の方が記憶力が良いという点も言われていますので、難しい歴史科目がどちらに有利なのかは微妙ですね。

No title

国立大学医学部は女子率を抑えるために数学を増やすなど
問題の配点を操作してるんじゃないでしょうか
医学部合格者はとくに多浪が多く、医学部でも女子は現役率が高かったと思うので
ペーパーテストが平等かというとそうではなく、経歴やGPAで減点加点しないほうが
不平等になるように見えます

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No title

統計学の教科書について調べていたらなぜかこの記事にたどりついてしまった者です(笑)

限られた範囲で難問を作るために作られたパズル問題を解く能力が数学力の一部に過ぎないというのは同意ですが、一方で SAT に無い日本の(難関)国公立の二次試験の数学の問題の優れた点もあると思っていて、それは複雑な問題を考える練習をすることだと思っています。1問に30分程度の時間を考えて取り組むのは数学だけで、それを通じて複雑な問題を既知の小さな問題に分解する訓練をすることや、長時間考えるための思考の体力を身に付けることは大きな意味があると考えています。

No title

連立院生さん:

GPAで加減点するかどうかは難しいところです。
もちろん同じ評価なら若い方が良いでしょう。

匿名さん:

おっしゃる通りで日本の大学入試等の難しい数学の問題には
それなりの意味があると思います。しかし、良問が増えたと言われる
東大入試などでも、依然として病的にパズル的な問題も出ていると思います。
飛び級もできないし、高校の範囲を逸脱できないという制約が
そうしているのでしょう。

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No title

古い記事ですが…

私は学部で早稲田理工に通っていました
研究室で女性の方も何人かいました
私が印象に残ってるのは理工であった女性の結構な数が推薦入学者だったことです(研究室の女性は全員推薦)
飲み会やお喋り等で受験の話になった時彼女らが良く言ってたのは、一般入試ではここに入れなかったということです
これは早稲田理工の試験が小賢しいとかそういう問題では無く、ストレートに自分たちの学力ではあの入試問題は解けないというニュアンスでした
彼女らの言い分的には、自分たちが良い大学に入るには推薦に走る必要があったということみたいです
ですから、筆者さんの慶應大学での推薦が5割であるということの背景は、女性がそちらでないと入学しにくいことの証左でしかないと思います

そもそも、難しい問題というのは点数に差をつけるためにある訳で、この差というのは即ち学力です
筆者さんは米国で働かれてるとのことで、米国のいわゆる平等社会、不利な人間(例えば女性や黒人)に下駄を履かせる社会に迎合されてるのだと思いますが、私は結果的に男女の頭数が同じになるのと女性の数を下駄を履かせて無理やり帳尻合わせるのでは意味が全く違うと思います
私が米国の方の意見で気になって仕方ないことは、なぜ女性と男性の数を同数にすることにこだわるのかということです、数を合わせることの目的が社会に対する一種のパフォーマンスに思えてなりません、丁度映画の配役で黒人を混ぜないといけない謎の風潮と似ています
別にそういう団体に絡まれるのが面倒だからというのが理由であれば納得できます
でもそれならば無理に女性は劣ってないから本来は同数になるべきとか無理なこじつけはするべきではないと思うのです(勿論建前で言ってる人がいるというのは承知)、女性が本来能力で劣ってないなら下駄を履かせる必要はないはずです、やっていることと言ってることが矛盾しているということです

私が違和感を感じるのはなぜ公正(つまり劣っている方に下駄を履かせて帳尻を合わせること)を平等(同じ待遇または条件を与えること)とすり替えて詭弁を唱える頭の良い方がいるのだろうということです
女性がコツコツやるのが得意というのは、時間を掛ければ掛けただけ点数に繋がるような語学や定期テストの類に向いているというだけで、それは思考を要する問題を解くことに向いていることにはならないはずです
また、ハーバード大等米国の大学では男女比を合わせるようにアファーマティブアクションがあると伺っています、下駄を履かせて同数になってるのは何らおかしいことではありません、そして下駄を履かせた上で女性が劣ってないと言うのであればそれは詭弁を通り越した愚問以外の何者でもありません
何故筆者さんのような頭の良い方でさえ、"女性が男性に比べて劣ってない"ことを前提とした議論を行ってしまうのか私には理解できません、その姿勢こそが女性が男性に比べて劣っていると見下す姿勢に他ならないと私は思います
世界で男性の地位向上を叫ぶ団体なんて聞いたことありません、一方で女性の団体はある、もうこの時点で答えが出てしまっていると思います

本来の男女平等とは性別を考慮に入れないことなのではないですか?
日本の一般入試で性別が見られてない上で筆者さんが述べられている結果が出ているのは何が問題なのか私には分かりません、難問は皆に等しく"難問"です、そこに男性も女性も関係ありません
解けないなら学力が低いだけ、難問を解ける人が女性に少ないならそれは女性の受験者が学力で平均的に劣っているということなのではないですか、小学生でも分かる理屈だと思います
筆者さんの言ってることは大学受験者に中学生も混ざってるから中学生でも分かるような問題にレベルを落としてください、これで中学生にも平等(正確には公正)だよと言ってるようなものです、これを何食わぬ顔で言う人がいるから悲しくなります
筆者さんのような頭の良い方でさえ毒されてしまうようなアメリカの歪んだ平等のあり方に少し哀れみすら覚える次第です

No title

記事の趣旨を理解して頂いていないようで残念です。

私は男女別に人数を割り当てろとは思いませんし、無理矢理それをやっている米国の一流私大のようなやり方には反対です。米国のデータを紹介したことで誤解があったのならその点は私の説明の至らなかった点です。

そうではなくて、現状の入試制度そのものが男性に有利にできているのではないかということです。一般入試と推薦入試の男女比率の違いの話がありましたが、男子の方が優秀なのであればどちらの入試でも男子の比率が高くなるはずですが、実際には一般入試の方が
男子の比率が高い。これは入試制度によって男女の相対的パフォーマンスが違う事を意味します。推薦で女子を優遇しているという事実があるのならば別ですが。

他の例を挙げるなら、公平な試験でも数学の問題の難易度を下げたり、英語の試験でリスニングのウエイトを高めるだけでも女子の点数はおそらく相対的に上がるでしょう。国語でも、2時間の会議を聞きその要約を作成する、という試験があったら、果たして男女どちらが高得点を取るでしょうか。

「現状の(難問を多く含む)日本の入試問題を解けるのが頭が良いということ」というのにはあまり根拠がありません。確かに、中学、高校、大学入試、公務員試験、各種資格試験は問われる能力が似ているので、難関中高への入学者が難関大に入り、難関資格にパスしていることは事実ですが、それが社会全体にとって優秀な人材を選抜するのに最善なのかどうかはかなり疑問です。

私が米国に来て意見が変わったことがあるとすれば、日本の女子が(米国のみならず)他国出身者に比べて社会で活躍していないと気付いたこと(そしてそれは大学入試段階から明白なこと)と、米国では日本のような厳しい選抜制度がないのに社会を引っ張るエリートはきちんと生まれているのに気付いたことです。

うーん…入学試験というのは入るのに相応しい人が解けるような問を作るわけです
ですから理系で理数が試験で重視されるわけですよね?
大学院入試がもっと分かりやすいですが、理系の院試では英語のウェイトは特に低いですし、国語はありません
女性と男性それぞれの平均に対して試験難易度が揃うと良い、それは分かりますが、試験の本来の意味が覆ってしまっては本末転倒です
幾つか出された例は少なくとも理系においては入学試験の目的を損なうと思います

別に私は女性だから理系において全ての男性に劣るとか極論を言ってるわけではありません
知り合いに遜色なくやってる女性もいます
女性が混じってて、彼女らは理数系が苦手で可哀想だから下駄を履かせようねは普通にやってる男女にも男女全体にも失礼だと思う、それだけです

推薦で女性が多いのは女性の現役志向とコツコツやるのが得意なことが働いていると思います
男だと推薦は甘えだとみなされる(と気にしてしまう)から有名な進学校だと殆ど使われないのもあるかと
推薦入学者に時たま指摘するのも憚られる馬鹿がいるのが原因だと思いますが、就活同様狐と狸の化かし合いになる以上、ハズレが混じるのは仕方ないと思います

No title

匿名さん:

ここはよく誤解されているのですが、入学試験問題は様々な制約や歴史的な経緯から作られており、必ずしも学生の能力を測るためだけではないのです。

極端な例として、日本の国家公務員試験があります。この試験は科挙の流れを汲んでおり、第一の目的は優秀な人を選抜することではなく、全ての人に平等なチャンスを与え社会の階層化を防ぐことです。

大学入試はそこまでではありませんが、能力を測ることよりも公平であることが重視される面は大きいですし、文科省による制約や、予算、人員、時間などに関する厳しい制約の中で行われています。難関校の入試問題が難問奇問化することには、構造的な理由があるのです。

早稲田のある数学科教授は、入試の数学の成績と入学後に見られる数学力の相関はゼロであると言い切っていました。

このように、入学試験が能力による振り分けをうまく行えているという前提は非常に疑わしいのです。もし入学試験が能力の判定を適切に行えていれば、男女比を無理にいじる必要はないかも知れません。しかしその前提が怪しい上に、諸外国対比で大学入学段階で決定的な男女差がついているという事実があれば、やはり選抜方法は真剣に考え直さなければいけない問題でしょう。

日本のシステムのみを経験した方に、このことを理解するのは少し難しいのかも知れません。
日本のシステムでの成功者には成功者としての自負があり、失敗者には自分は負けたという後ろめたさがあるからです。東大生のような比較的知能の高い人が多い集団ですら、あまり現在のシステムに疑問を持つ事はないようです。

「推薦で女性が多いのは(中略)コツコツやるのが得意なことが働いていると思います」と書かれていますが、例えば、入試の難問を解く力とコツコツやる力は、学問をやる上でも働く上でも、どちらも重要な能力ではないでしょうか。
プロフィール

Willy

Author:Willy
日本の某大数学科で修士課程修了。金融機関勤務を経て、米国の統計学科博士課程にてPhD取得。現在、米国の某州立大准教授。

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お勧めの本
1.ルベーグ積分30講
―― 統計学を学ぶために。
   小説のように読める本。
   学部向け。


2.Matematical Statistics and Data Analysis
―― WS大指定教科書。
   応用も充実。学部上級。

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