労働経済白書「日本型長期雇用の維持を」 -- このエントリーを含むはてなブックマーク

労働経済白書の全容が明らかになったらしい。
全容が明らかになってるのにまだ発表しない、
というのも公表資料の透明性や迅速さという点で
国民を馬鹿にしていると思うが、
ニュースで概要を読んで目が点になった

私見だが、
日本では少子高齢化で従来型終身雇用の維持が難しくなる中、
日本経済は

非正規労働者の拡大(←今ココ

正規労働者比率の50%割れ

政治的に正規労働者の解雇を容易にする法案が通る

終身雇用制度の崩壊・雇用の流動化

柔軟な経済構造への移行

という道を辿るのではないかという
希望的観測を抱いていたのだが、
今回の白書の提言は、
時計の針を15年前に戻しましょう
ということらしい。

90年代以降の日本は
失われた10年とか15年とか
はたまた20年とか言われてきたわけだけど、
これは日本経済が構造転換をするための
長い道のりの真っ只中にあるからであって
決して失われたものだけではない
のだ、
と私は考えてきた。
現在の会社員は、80年代のように貴重な休日を
会社の運動会や社員旅行で潰す必要もなくなったし、
毎日付き合いで同僚と飲みに行くという習慣も薄れた。
やりがいのある仕事を求めて転職することも
昔に比べれば容易になった。
待遇面はともかくとして、サラリーマンが
昔のように社畜となる必要性は薄れたと思う。
これは大きな前進だ。
(ちなみに私の友人のエコノミストも同じ意見だった。)

しかし、厚労省の主張は、
「過去15年に起こったことは全て間違いでした。
15年前に戻りましょう。」
ということらしい。

最近、著名人のブログに「日本オワタ」論がよく登場するが、
国がこんな方針で走り出したら、
本当に日本は終わると思う
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テーマ : 経済
ジャンル : 政治・経済

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Willy

Author:Willy
日本の某大数学科で修士課程修了。
金融機関勤務を経て、米国の統計学科博士課程に留学。
2009年、某州立大数学科専任講師。2010年、助教。2016年、准教授。

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