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勝負師から学ぶ留学の心得 -- このエントリーを含むはてなブックマーク

私がアメリカでPhDを取ろうと思った理由は、
結構曖昧なものだ。

日本じゃだめだったのか、という質問に論理的には答えられない。
それに、アメリカに憧れなんてものは全然なかった。
英語も苦手だった。

しかし、日本では多分上手くいかないだろうという直感はあった。
だいぶ歳をくってしまった自分が、世間の目を気にしながら、
フルタイムの学生を続けることは難しいと思ったし、
大学のポストに就くことが難しいのも知っていた。
失敗した時に、就職先がないだろうという心配もあった。

そんな時にアメリカでやってみようと思ったのは、
状況を複雑化させるという苦肉の策であった。

海外の大学で仕事に就く事は難しいかも知れないが、
戻ってくることもできるのだから少なくとも選択肢は広がる。
アメリカの企業は、博士の採用に積極的らしいので、
日本にいるよりは希望が持てる。
失敗して帰国も、留学していたことを理由にして
少なくとも失敗した他の人たちとの差別化を図ることはできる。

「複雑化」という作戦は、
将棋界のカリスマである羽生善治のインタビューか何かで知ったものである。
将棋で不利になった時には、
とにかく状況を複雑に
する。
すると知らぬ間によくなっている事もある、という。
しかし
、別の一流棋士である鈴木大介によると、
「羽生さんはバクチは決して打たない」という。

この状況を無理矢理、統計的に表現するなら、
不確実性を大きくするべきときも
期待値が下がるような選択をしてはいけない

ということになると思う。

留学と言うと、情報が手に入らない分、
バクチを打とうとしてしまう人がよくいるが、
この点は注意しなくてはいけないだろう。
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テーマ : 留学・留学生
ジャンル : 学校・教育

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No title

僕はハードサイエンスの学生ですからliberal artsの学生達の事は良く知りませんが、日本人留学生のプレゼンスが中国や韓国のと比べて小さいイメージです。工学、数学、統計学、では中国人がたくさんいて、韓国人はバイオ系を勉強してる感じです。インド人などはコンピューター系(?)。でも日本人はどんな分野で良くみられますか?って聞かれると音楽くらいしか思いつかないのはどうしてでしょう。日本からの留学生は他の国の人と違って「現在の状況から逃れるため」であって「XXをしたいから」ではないとういうのが僕のintuitionです。(データは無いが)

アメリカ生まれの僕にとっては日本の大学状況にちょっと悲観的です。

やや分かりにくかったかも

中、韓、印などの学生はトップクラスがアメリカに来ていますが、日本の場合、トップクラスは東大や京都に行きますから、個人的にはその点はあまり悲観しておりません。

その結果、私含め日本人留学生はあまり冴えない人が多くなっておりますが(笑)、それは仕方ないでしょう(実際、私は東大で落ちこぼれました)。むしろ、その割には健闘しているとも言えます。

もっとも日本の大学は斜陽産業で、ポジションがどんどん減ってますから、もっと海外に来ていいのにな、と思っています。あまり内向きになるのも良くないですしね。
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Willy

Author:Willy
日本の某大数学科で修士課程修了。金融機関勤務を経て、米国の統計学科博士課程にてPhD取得。現在、米国の某州立大准教授。

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2.Matematical Statistics and Data Analysis
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