米国:補助金による自動車販売回復の真相は? -- このエントリーを含むはてなブックマーク

政府が新車を買う人に、
3500-4500ドルの補助を出して中古車を引き取る
という"Cash for clunkers" のプログラムのおかげで
米国の自動車販売が少し回復しているらしい。
当然、時価が4500ドル以下の車を持っている人
にしかメリットがないから、
中所得者層以上にはあまり関係ない

これは、信用対策としての側面が大きいように思う。

つまり、大して値段も付かないような車に乗っている人は
現金も持っていないので、新しい車を買うための頭金が
払えない。従ってローンも組めないという状態だった。
そこに、3500-4500ドルの補助金が出来たので、
車が買えるようになった。
そこには消費者の合理的な判断があるとは限らず、
単にローンが組めたから買おうという
サブプライムと似た構図がある。

借りた人が最後まで払い切れればいいけど、
そうじゃないと車が差し押さえになって
時差をおいて大量の中古車が市場に放出されて
需給が悪化するんじゃないかと心配である。
(まあ、中古車を買う立場の自分にとっては
悪い話ではないけど。)

ニュースにする人は、そんなことも踏まえて
cash for clunckers と自動車ローンの関係
なんかを詳しく調べてくれたら
面白い記事になるのに、と思う。
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プロフィール

Willy

Author:Willy
日本の某大数学科で修士課程修了。
金融機関勤務を経て、米国の統計学科博士課程に留学。
2009年、某州立大数学科専任講師。2010年、助教。2016年、准教授。

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